2018年5月5日 09:00
ジャニーズ×松竹、若手でオリジナル作を 『ラスト・ホールド!』使命感
ボルダリング自体が、スケボーやスノボなどの流れを汲むもので、試合ではずっと音楽がかかり、DJがお皿を回してるようなスポーツなんです。だから、映画を汗っぽくないようにしたいとはずっと言っていて、音楽には気をつけていました。
岡村:監督はずっと「スタイリッシュに」と言っていましたよね。音楽もスタイリッシュ、編集もスタイリッシュ、とにかくスタイリッシュ。
真壁:もう、「スタイリッシュってなんなんだ」と(笑)。でも実際のボルダリング選手もみんなカッコいいし、綺麗だし、その感じを残したいというのはあったんです。
――お二人で「かっこいいの作ろうぜ!」と言っていたというより、ボルダリングのかっこよさから自然とスタイリッシュな作品になっていったんですね。
岡村:そうです。
最初はもっとのほほんとしたものを考えてました(笑)。
真壁:この枠って、貴重だと思うんですよ。松竹さんとジャニーズさんのコラボで、若いプロデューサーと監督がオリジナル作品を作れる、というのは、なかなか映画業界にないと思うので、なんとかつなげていかないと、と思います。50館規模でオリジナル作品ができるって、なかなかないんです。