紫吹淳、舞台に感じる魅力は? 先入観より"何をやるかわからない"女優に
――紫吹さんもずっと、ダンスをされていると思うのですが、どんなところに魅力を感じてるのでしょうか?
幼い頃から生活の一部で、考えたことすらなかったけど、やはり踊る楽しさに魅了されたのだと思います。全神経にエネルギーがいく感覚や、みなさまから喝采をいただける感覚は代えがたいですね。
――ご自身もダンスをされているからこそ、観ていても「こういうところに注目しちゃう」というポイントはありますか?
ポージングに目が行くことが多いです。宝塚では特に、足を長く見せるために1歩前に出すんです。だからポージングが美しいと、つい見てしまいますね。今回は「あの動きからあの動きへ行った!? 身体能力がすごい!」という視点もありました。会見でリフトもしていただきましたが、なんとも言えない安心感で。私も長いこと男役としてリフトをする側だったので、大変さがわかるのですが、”ひょい”という感じで抱き上げられて、男性の力ってすごいと思いました。
○男性にも女性にも違った見方ができる
――様々なステージに立たれている、紫吹さん自身のターニングポイントとなった舞台はありますか?
宝塚を辞めてから、初めて女優として出演したミュージカル『ボーイ・フロム・オズ』です。