くらし情報『松居大悟、批判覚悟の創作と『バイプレイヤーズ』の転機「第1期集大成」』

2018年7月26日 10:30

松居大悟、批判覚悟の創作と『バイプレイヤーズ』の転機「第1期集大成」

と頭ごなしに否定して、「思いが伝えられない苦しみ」を感じたことがないような人、デリカシーのない人に邪魔されるのがすごく……邪魔ですね。でも、1800円払ってくれているんだったら、全然いいです。試写とかで言われると腹立つんですよ(笑)。

――なるほど(笑)。一方で、「大切な言葉」というのは?

高校生が、「わからないですけど、3回泣きました」と伝えてくれたことがあって。きっとその子にとっては、何かが変わったんだと思います。僕は言葉にできない感情、言語化されてない感情を作品にしたい。まだ発明されてない言葉は人間的で、そういった感情は生きていてすごくすばらしいと思います。
たぶん、高校生や中学生はまだいろんな言葉を持ってないから、よりそういう状態になりがちで。そういう人と出会うと、福岡にいた頃に演劇だったりとか、ミニシアター系を見ていた時の感情を思い出すんです。明日もがんばろう。そうやって前向きな気持ちになるから。でも、そういう方々のお言葉を本当に忘れそうになるんですよね。

――そういう意味でも、本作は「集大成」だと。

ものづくりの第一期みたいな位置づけです。次は……まだ分からないです。
自分の中で何か生まれたら、またいろいろな人に相談してみたいと思います。

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