くらし情報『大泉洋上京のきっかけ作った? 前田哲監督の、感動モノにしない闘病映画』

2018年12月28日 11:30

大泉洋上京のきっかけ作った? 前田哲監督の、感動モノにしない闘病映画

実際、呼吸器をつけていると息が続かなくて、ああいう言い回しになるし、言葉も強調されるし、意図が深まりました。

――確かに、そのシーンは印象に残りました。原作はノンフィクションですが、フィクションとして物語を作り出した経緯は?

最初から、「ラブ」の要素を入れることは決まっていました。そこで、脚本の橋本(裕志)さんとプロデューサーの石塚さんと3人で、人物設定について話し合って、鹿野のほかに、短大生のヒロインと、自分探しをしている男子大学生を出しましょうと。鹿野がよく恋をしてふられるということは原作にもあったので、「横恋慕しようとするのはどうだろうか」などとディスカッションしました。基本的には、3人の青春物語にしたいというのと、疑似家族を描くということ、親と子の関係も裏テーマとして持っていました。

――前田監督は、大泉さんとは2002年の『パコダテ人』という作品でご一緒されてますよね。

そうなんです。
あれも、北海道ロケで、女子高生とサラリーマンにしっぽが生えてくるという話でした。しっぽが生えるサラリーマンを大泉さんに演じてもらいました。

――その頃はどんな印象でしたか?

北海道の大スターだとは知らなくて……撮影中に痛感しました。

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