『ターミネーター』ド迫力の軍用機アクション、監督が舞台裏明かす
でも、あまり弱すぎると危険性がなくなるので、そのへんのバランスが難しかったよ。
――今回、若い時代のサラ・コナーが登場しますが、28年後のサラは、顔のしわもそのままで、すごくカッコ良かったです。今はCGでシワを消すこともできたと思いますが、敢えてそうしなかったのはなぜでしょうか?
キャラクターの顔はものすごく重要だと思う。サラは、怒りと復讐心に燃えているから、外見なんて全く気にしないはずなんだ。彼女は大きな悲劇を経験していて、それが顔にも表れてないといけなかった。だから若く見せようとか、シワを消そうということは一切考えなかったよ。
アーノルドもそうで、全くいじっていない。そもそもキャメロンが、T-800について、皮膚だけは人間と同じように年をとるという設定にしてくれていたのが良かったと思う。
以前、『ターミネーター4』(09)で、若いビジュアルにしたT-800が登場したけど、僕は変だと感じたから。
――エドワード・ファーロング演じるジョン・コナーの登場シーンにもビックリしました。あのシーンはどのようにして作られたのですか?
あのシーンは、ボディダブルで撮影し、あとで顔の部分だけデジタル処理をしたんだ。