2012年10月19日 08:07
山田隆道の幸せになれる結婚 (3) 結婚式をやる意味と、その必要性
ここで大切なのは二人の門出のために、多くの人々を巻き込むということである。
そうすることによって、特に新郎は自分自身に大きなプレッシャーがかかることだろう。
「わざわざ時間を割いて参加・協力してくれた方々のことを考えると、今後何があっても簡単に別れることはできないぞ」という決意と覚悟、すなわち夫婦としての責任感が自ずと芽生えるということが、結婚式の一番の意味と効能だと思うのだ。
実際、僕も自分の結婚式のとき、多くの友人・知人に協力を仰ぎ、VTRを格安で製作してもらったり、パンフレットやウェルカムボードをほぼ無償で作ってもらったり、とにかく祝儀の名目をフル活用した。
言わば、友人・知人たちに貸しを作ったようなものだ。
だからこそ結婚式のあと、僕は友人の一人に「俺たちにここまで協力させておいて、もし奥さんを泣かすようなことがあったら、袋叩きにするぞ」と厳しい叱咤まじりの激励を受けた。
なるほど、おっしゃる通りである。
自分のために多くの人々を巻き込んだからこそ、僕は自分の責任の大きさを感じ、襟を正す思いになれたのだ。
あれから1年半がすぎ、これまでの結婚生活の中で僕らは何度も激しい夫婦喧嘩を繰り返し、それによって自分の中に漠然とした不安が芽生えたこともあった。