ポール神田の世界は英語でつながっている! (6) TOEICと秋入学で日本は変わるのか?
入社時期が緩和されるとカナダやオーストラリアで、半年間(通常1年以内)ワーキングホリデーで語学を習得してから大学へ行く、現地で仕事を見つけるなどと、いろんな人生の選択枝が増えることだろう。
日本の官僚システムである国家試験などもすべて4月入学の体制なところも影響している。
しかし、どこかで調整せざるを得ないだろう。
その半年のために、いろんなメリット・デメリットが協議され、国民全体がその意識に動き出す。そのような意識改革の上で政府や国がどう対応するのか、そして政党はどんな票取りのためのマニフェストを掲げるのか?教育関連ビジネスにとって、これはビッグチャンスだ。
教育機関は、国際化に関心を向けるだろうし、受験のための受験勉強から本当の意味でのアカデミックな場を求め、企業側も少子化時代の優秀な人材をさらに欲する。
予備校も単なる受験対策だけでなく、グローバル人材育成の素地を作る教育に目覚める。
その中で「英語」は一番影響を受ける。
英語によるコミュニケーション、そしてスキルやツールだけではなくグローバル人材育成の重要性がさらに重要となる。
2017年、新たな外国としての日本が登場するのだ。