不動産アドバイザーに聞く。不動産屋が「やる気」になるお客とは
部屋探しは動機や目的があってこそすることで費用も必要ですから、希望条件がないとは考えにくいのです」(穂積さん)
■希望と予算が見合っているか
「希望条件に対する相場を勉強されていると、真剣さが伝わってきます。
また、まだ調べておられなくても、こちらのアドバイスを受け入れて勉強される姿勢を見せられる人はやはり本気で探している人だと感じます。
一方で、『新宿駅から徒歩5分ぐらいで2LDKで60平米以上で、眺望が良くて閑静で、バストイレは別で浴室乾燥機完備で、築浅で……、予算は6万円』などと、あまりに条件と予算がかけ離れている場合は、不動産屋は、『あ、このお客さんは決まらないな』と察します。
どのような部屋を紹介しても、『えー、違う』と次々と断られることが予想できるからです」(穂積さん)
■家賃を払ってくれそうか
「オーナーにとって最も避けたいのは、家賃の滞納です。
希望条件を聞く、職業を聞く、内見をして話をする、という段階を踏む過程で、『家賃はきちんと払ってくれそうか』ということを察します」(穂積さん)
■ご近所トラブルを起こしそうにないか
「家賃の滞納の次に避けたいのは、ご近所トラブルです。