2013年8月1日 10:52
家族に尽くしてきた妻、50代半ばをすぎて”習い事”にはまった理由とは…
妻が習い事にはまるのは自由だが、だからといって夫をないがしろにしていいわけではないだろう。それだけの習い事を楽しむには当然お金がかかるわけだから、その金の出所である旦那に感謝してしかるべきだ。その旦那のせっかくの休日に、スーパーで買った惣菜を与えて、心が痛まないのか。
当然、最初は妻の浮気を疑った。もしや習い事仲間の中に、好きな男でもできたのではないか。だから年甲斐もなく習い事に夢中になり、今さら美容にも凝りだしたのかもしれない。そうだとしたら、これは大問題だ。人の稼いだお金で不貞行為とは、絶対に許されない。
疑いだして以降、妻の素行を人知れず調査した。しかし、ケータイの発着信履歴を調べても、送受信メールを調べても、レシートを調べても、怪しい材料はなにもなく、見つかったのは習い事に関する真剣な情報ばかりだった。どうやら妻は本気で習い事のレベル向上に夢中になっているようだ。それを証拠に習字はいつのまにか二段である。
そんなある日、妻の帰りが3日連続で遅くなった。理由はすべて習い事だという。かくして、Dの不満はついに限界に達した。このところ仕事が忙しくて疲れていたにもかかわらず、毎晩スーパーの惣菜で夕飯を済まされてはたまったものではない。