くらし情報『”自分へのご褒美”が落とし穴! 『カイジ』に学ぶ”1億総借金時代”の生き抜き方』

”自分へのご褒美”が落とし穴! 『カイジ』に学ぶ”1億総借金時代”の生き抜き方

というディフェンスの本より、「○億円貯めよう!」のオフェンスのほうが、楽しそうじゃないですか(笑)。お金には、「稼ぐ・貯める・使う・守る」の4種類があることを、マネーリテラシーのある人たちはよく知っています。でも、ディフェンスは地味だからあまり語られない(笑)。でも、カイジのような人はオフェンスより、ディフェンスを学ばなければいけないんです。

――今はまじめに働くだけでなく、資産運用で貯蓄を増やすことが賢いとされています。アベノミクス効果もあり、財テクをしない人は乗り遅れているとさえ言われます。でも、木暮さんは、「投資はギャンブルと似ている」と指摘していますね。

多くの人が、株価がどう決まるか、投資した会社が何をやっているかも知らずに、自分の財産をかけています。
「円安が続くらしい」と聞いただけでドルを買っている。それって、競馬で「○番が人気」と聞いて馬券を買うのと何が違いますか。

投資とギャンブルが違うのは、リターンがあることにどれだけ確信があるかです。100%ではなくとも、どのくらいの確率でもうけがあるか、見通せていたら投資。それも分からずお金を張るならギャンブルと同じです。

長い不況を生き抜くため、あるいは、これからやってくるかもしれないインフレのために、自分の資産は守らなければなりません。

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