くらし情報『”自分へのご褒美”が落とし穴! 『カイジ』に学ぶ”1億総借金時代”の生き抜き方』

2013年9月20日 08:15

”自分へのご褒美”が落とし穴! 『カイジ』に学ぶ”1億総借金時代”の生き抜き方

それは正しい。大事なのは、お金を張った後の世の中の動きが見えているかどうかです。

――競馬、宝くじ、ロト6など、数々のギャンブルを取り上げ、筋のいいギャンブル(リスクの少ない投資)を考えるという切り口は驚きました。これほどの分析ができる木暮さんは、資産運用をしているんですか。

今のところ興味がないです。だって、ヘッジファンドの倒産は珍しくないですよね。24時間365日、資産運用を考えているプロでもリターンを得るのは難しいということです。理詰めで考えて勝てる世界ではないと思っています。


――特に若い世代は、将来が不安だとせっせと貯金に励んでいます。木暮さんは「20歳から生活を切り詰め、1カ月3万円を貯めたとして、30年後の貯金は○円」と言います。計算すればその通りですが、突きつけられると……ため息がでます。

貯蓄で不安のすべてが解決すると思っている人が多いですが、いくら貯金をしてもお金の問題は一生片付きません。たとえ1億円の貯蓄があっても、失っていく不安がつきまとうものです。これは僕の考えですから、万人が納得するわけではありませんが。ただ、コツコツお金を貯めて、30年後にいくらになるかという現実は、早くに知っておくほうがいいのではないでしょうか。

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