【コブスくんのモテ男道!】心療内科医に聞く。憂うつとうつ病のボーダーラインとは?
かかりつけの内科でも相談に乗ってくれるでしょう。ただし、個人によって症状はいろいろですから、うつ病だと自己診断するのは早計です。医師に相談しましょう。
――例えば、仕事で上司に注意を受けたとき、憂うつとうつ病では感じ方は違いますか。
野崎先生うつ病の場合は落ち込んだ気分の継続期間が長く、業務についての善処が容易ではなく、気分転換をする気にはならないでしょう。
憂うつな気分が長く続くと辛いので、自分を責めずに病気だと認識して病院に行くことが大事です。
■憂うつ気分におぼれずに、行動に移す
――憂うつな気分から早く脱却する方法はありますか。野崎先生自分にとって何かマイナスの出来事があったとき、「落ち込む」、「憂うつになる」、「自分に言い訳をする」ことにおぼれたり埋没してしまうのではなく、その出来事に具体的に対処する方法を考えるようにしましょう。
業務上のことであれば、誰かに電話をする、メールで報告をする、謝罪に行くなどするべきことがあるはずです。それを書き出して整理し、素早く実行に移したほうが、憂うつ気分が晴れるのは早いでしょう。
何もすることが見つからないときは、とにかく寝る、掃除をする、洋服の整理をする、あるいは憂うつの原因をノートに書くなど、生活上のするべきことをするのも一つの方法でしょう。