映画『ルージュの手紙』感想。珠玉の人生讃歌!カトリーヌ・ドヌーヴとカトリーヌ・フロの豪華共演!
そしてそれは、自分を後回しにしがちで他人のために働くあらゆる人達に、もっと自分を大切にして人生の楽しみや喜びを味わうことの素晴しさを気づかせてくれるのです。
この職業を理解するために、監督は実際にたくさんの助産婦に会って話を聞き、冒頭の出産シーンなどリアルで印象的に演出されています。
また、助産婦のクレールは、カトリーヌ・フロ、継母のベアトリスは、カトリーヌ・ドヌーヴのために書いたそうですがフランスを代表する二大女優の掛け合いがとにかく素晴しく見どころです!
「そのコートは、やめて!老けて見える」「もっと自分のために時間を使わなきゃ」「男に冷たいのね」とベアトリスが言う台詞は、地味で生真面目な娘の幸せを願う母の気持ちがストレートに表れていてさすがプロヴォ監督だなと思いました。
生と死とは、本当の自由とは、人生とは何か?
やや深刻な題材を、フランス映画らしいユーモア溢れた語り口で軽やかに描き出した同作は、珠玉の人生讃歌として心に響きます。
■映画『ルージュの手紙』作品紹介
公式ホームページhttp://rouge-letter.com
2017年12月よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー!
© photo Michael Crotto This is the photo credit.
©CURIOSA FILMS – VERSUS PRODUCTION – France 3 CINEMA This is the film production’s copyright line.
原題:The Midwife
監督:マルタン・プロヴォ
脚本:マルタン・プロヴォ
助監督:ジュリエット・マイヤール
製作:オリビエ・デルボス
製作総指揮:クリスティーヌ・ドゥ・ジェケル
演出:キム・グエン
撮影:イヴ・カペ
プロデューサー:オリヴィエ・デルボス
編集:アルベルティーヌ・ラステラ
衣装デザイン:バテシバ・ドレフェス
美術:ティエリー・フランソワ
音楽:グレゴワール・エッツェル
写真:ミカエル・クロット
日本語字幕:古田由紀子
製作国:フランス
製作年:2017年
映倫区分:G
配給:キノフィルムズ
上映時間:117分
■映画『ルージュの手紙』キャスト
クレール=カトリーヌ・フロ
ベアトリス=カトリーヌ・ドヌーブ
ポール=オリヴィエ・グルメ
シモン=カンタン・ドルヌール
ロランド=ミレーヌ・ドモンジョ
セシール、患者=ポーリーヌ・エチエンヌ
病棟主任=オドレイ・ダナ
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