【残る服、残らない服】選ぶときも着るときも幸せを感じる服選び
fifthのリブニットは洗っても型崩れしない秀逸な品。色違いで揃えていくつもり。
■同じ服を二度着ない人生、同じ服を何度も着る人生
今の時代、「基本的に服はワンシーズン限りですべて処分する」という前提での買い物も可能だと思う。現代ではそれほどプチプラな服が大量に溢れている。
早いサイクルで入れ替わる商品。極限までコストを押さえた販売価格。去年のものを着るなんて笑われてしまうんじゃないだろうかと不安になり、「インスタ映え」を気にするあまり、次から次へと大量の服を買ってしまう女性たち。
でも30代40代と年齢を重ねれば重ねるほど、古い服、すなわち歴史のある服を持たないことの方が逆に寂しいことなんじゃないか、と私は思う。
クローゼットの中はもうすぐ捨てようと思っている服か、今シーズン買った服ばかりが溢れている。それって本当に豊かなんだろうか?
納得できる品質の自分の身の丈にあった服を、うんうん悩みながら、お財布と相談しながら一枚一枚選ぶ。丁寧に手洗いして着続けている上質なカシミアのニットやシルクのブラウス。ブラッシングを欠かさず何年も着ている上質なコート。悲喜こもごも一緒に人生を戦ってきたいろいろなアイテム。