【残る服、残らない服】選ぶときも着るときも幸せを感じる服選び
という人はコートを前者の選び方にしたってもちろんOK。自分の考えでアイテムごとに選び方を変えていいのだ。合理的に考えよう。
コートの記事で登場したUNTITLEDのウールのコート。これも10年以上着ている。白という汚れる色にも関わらず、クローゼットに生き残っている。日本の老舗アパレルの服の質の良さを着るたびに感じる服。
■インスタ映え、高見え、を忘れよう
昨今では、いわゆる「高見え」という基準が、自分自身の着心地より「毎日違う服を着なければいけない、高級品に見える服を着なければいけない」と思う風潮をさらに煽っているのではないかと思う。
高級ブランドのバッグのレンタルビジネスまで登場している。
ファッション選びにおいて、軸が「他人の目線」である限りはどんなにたくさん買っても、どんなに高級ブランドを買っても決して心は満たされない、そんな危険がある。軸を「自分自身の幸福度」に置くことにより、きっとそのスパイラルから抜け出せるはずだ。
流行やトレンドを思う存分ワンシーズン楽しみたい、と思って買ったプチプライスな小物たち。
ちょっと飽きそうな派手な色や素材のバッグたち。
こういったものを適宜投入することで、服の枚数を増やすことなく、ワンシーズン、自分自身がずっと新鮮な気持ちでコーデが楽しめる。