映画『5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生』――ぼやけた明日が輝きだす!
人事面接に遅れてやってきたマックスは、ホテルやレストランを経営する両親の放蕩息子で女ったらしですが、面接の際、サリーに助けられたことでふたりの間に友情が芽生え、いち早くサリーの障がいを見抜き協力を申し出ます。
マックスのおかげで、ホテル内部の構造をすべて丸暗記することで、5パーセントの視力をカバーしながら行動するサリーですが、研修の難易度はどんどん上がっていきます。
厳しい指導教官クラインシュミットが担当するバー研修は、サリーにとって最大の難関でした。
リクエストされたカクテルをグラスに手際よく正確に用意しなければなりません。
青ざめるサリーを心配そうに見守るマックス。
そしてその夜、マックスの父親のレストランが閉まってから、彼と一緒に猛練習するサリーの姿がありました。
目の前の相手もぼんやりとした光の集合体にしか見えない状況で、耳で、鼻で、触覚で、と視覚以外の感覚を総動員させてスキルを磨いていくのです。
そんなある日、サリーは実家の農場で収穫した作物をホテルに納入しているシングルマザー、ラウラの話し声を聞いて好きになります。
アフガニスタンから難を逃れてドイツにやってきた元外科医の皿洗いのハミドの協力のお陰で、ついにふたりは親しくなるのですが……。