『15時17分、パリ行き』イーストウッド監督が、実際のテロ事件を当事者本人で撮影! 古川ケイの「映画は、微笑む。」#40
で連絡を取り合い、ヨーロッパ中をバックパックで旅行する計画を立てる。
スペンサーとアンソニーはローマで落ち合い、ベネチアへ。
アレクはドイツに先に入り、3人はオランダで落ち合うのだった。
そして運命の日、2015年8月21日――。
フランスとスペインに列車で向かう計画した3人は、15時17分、アムステルダム初パリ行きの高速列車タリスへと乗車する。
列車がフランス国境内に入ったのち、平和な車内で突如とんでもない事態が起きる。
イスラム過激派の男が、自動小銃を発砲したのだ。
乗務員は乗務員室に逃げ込み、554名の乗客全員の命が危険にさらされる中、スペンサー、アレク、アンソニーの3人は、犯人に立ち向かい……。
◼︎見どころ1.幼馴染の若者3人が、本人役で出演!
本作では、テロリストに立ち向かった3人の若者スペンサー、アレク、アンソニーの3人を、本人たちが演じています。
当初は彼らの役を、オーディションによって募った俳優で考えていたイーストウッド監督でしたが、3人が一緒に過ごしている自然な姿を見た監督は、「自分を演じることができると思うかね?」と聞いたそうです。
演技経験のない3人を、イーストウッドがどのように演出するのか。