レトロ可愛い映画『ブリグズビー・ベア』の一風変わった魅力とは?
そんなブリグズビー・ベアが動く同番組は、傑作SF映画へのオマージュと、古き良きVHS愛を感じる世界観に溢れ、観る者に強烈なノスタルジーを呼び起こします。
◼︎製作陣が描きたかったもの
地下シェルターで外の世界と断絶された暮らし――そんな特殊な状況に25年間も置かれていた主人公のジェームス。
誘拐犯である、偽の両親から与えられていた「ブリグズビー・ベア」ですが、救出され、本当の家族と出会ったあとも、彼のなかにはブリグズビー愛が残ります。
そして、彼は映画版「ブリグズビー・ベア」を自らの手で生み出そうとすることで、友だちを作っていくのです。
「この映画を見て、自分も誰かのために何かを作れるのだ、ということに気づいて欲しい。観客には、アートを創造し分かち合うことは異文化や異なる生まれの人々をつなぐことができるという考えを映画館から持ち帰ってもらいたい。アートは社会を結束する一助となり、人と違っていてもいいということを教えてくれるんだ」
と、本作の制作メンバーは語っています。
一風変わったストーリーながら、心にしっとりと残る温かいラストに心癒される本作。
『スター・ウォーズ』シリーズの”ルーク・スカイウォーカー”ことマーク・ハミルが出演しているのもファンにはうれしいポイントです。