ファッションの力で女性の悩みをポジティブに。「EMILY WEEK」が目指すのは選択肢の広がった世界
また、カップルでお店に来られて、男性が彼女の悩みを聞いてプレゼントされた方まで!今まで生理用品はドラッグストアで購入する機会が多い中で、洋服を買うときと同じようにサニタリーアイテムを選べるお店は、日本だとまだ珍しいものなんだなと実感しました。
――海外と日本のサニタリー事情の違いはありますか。
海外では「生理をポジティブにしよう」と、生理用品だけではなく概念自体をチェンジする動きがあるほか、NYのブランド「THINX(シンクス)」はトランスジェンダーの方も意識した経血吸収下着を生み出して注目されています。
日本だとサニタリーアイテムのデザインが、ファンシーで可愛らしいか、またはベージュや黒の味気ない色合いが多く、身につけてテンションが上がるものが主でした。けれど私は、スタイリッシュでミニマムなアイテムを作りたいと思ったんです。肌が敏感になりやすい時期だからこそ、コットンやシルクなどの天然繊維の素材でバックアップして、おしゃれで心地よさを感じられるデザインに重点を置いています。
■私たちの世代から選択肢を広げていくこと
――EMILY WEEKは来月に一周年を迎えられますが、今後の展開を教えてください。