感謝の念を表すためにも、ふたりで出かけるときはこのバッグの出番。
■一番に考えるのは、一緒にいる相手のこと
娘とランチ、夫とディナー、友人とお茶。
ふたりきりで待ち合わせして過ごす時間をすべて「デート」と定義するならば、「デート服」で一番考えるのは「どんな格好をすれば相手が心地よく感じてくれるか?」ということだ。
カジュアルなオシャレが得意な女友達であれば最新のデニムを履いていくし、ワンピースが好きな友人であれば自分もきれいめでエレガントな服を選んで着ていく。
明るい色の服を好む母とのデートには黒やグレーを避け、パステルカラーのニットを着る。
デートって自分が着ている服よりも、相手の服を見ている時間が圧倒的に長い。そう考えると、やっぱり相手が喜んでくれるという切り口でファッションを選ぶことは重要。結果、それが自分自身が楽しい時間を過ごすことにつながると思っている。
平たく言うと、「サービス精神」かなと思う。
そんな柔軟な考え方ができるようになったのも、50代になってからだ。ひとつのテイスト、ひとつのスタイルに凝り固まらず、オシャレが広域分布になるように、守備範囲が広がるよう心がけるようになった。