たまり続ける子ども服…モヤモヤを残さない「気持ちの良い手放し方」

秋が深まり、そろそろ今年も残すところ約2カ月。年末に向けて、おうちのお片づけに着手したいころではないでしょうか。

目次

・捨てる、売る、譲る…「ママ友にあげる」はトラブルの原因に?
・無理をしない手放し方「形を変える」

たまり続ける子ども服…モヤモヤを残さない「気持ちの良い手放し方」

ⓒblacksalmon-stock.adobe.com


おうちの中でどうしても増えがちなのが、子ども服。すっきり整理したい気持ちはあるものの、捨てるにはしのびなかったり、愛着があって手放せなかったり…。そんなとき、どうすればいい?

整理収納アドバイザーの本田さんに、子ども服の上手な整理方法を教えていただきました!

■捨てる、売る、譲る…「ママ友にあげる」はトラブルの原因に?

通園通学などで出番が多く、着たおした普段着であればそこまでためらいなく処分できそうですが、大切に着たおでかけ着や数回しか着ていないセレモニー服、お祝いでいただいた服、子どものお気に入りで思い出たっぷりの服など、手放す決心がつきにくいことがあります。

保育園児から小学生までの3人のお子さんを育てる本田さんは、どうしていますか?

サイズアウトした服=もう役目を終えたものなので、基本的には手放すようにしていますが、もちろん、中には残しておきたいものもあります。まずは、ざっくり『手放す』『まだ残しておく』に分けます。迷ったものはいったん『まだ残しておく』にしておき、『手放す』ほうから早めに着手していきます」(本田さん)

手放す方法は「捨てる」「売る」「譲る」の3つ。
それぞれのメリットデメリットを踏まえて、自分にとってしっくりくる方法を選んでくださいと本田さん。

「『捨てる』ことがもっとも手っ取り早い方法ですが、ボロボロならいざ知らず、まだ着られる服を捨てることに罪悪感をおぼえる方もいらっしゃると思います。

フリマやリサイクルショップなどに『売る』方法は、お片づけできてお金にもなるメリットがあります。一方で、売るまでの過程にどうしても手間がかかりますので、いずれ売ろうととっておいた服が累々と積み上がっていく…なんてこともよくあります。

そう考えると、お下がりとして知り合いに『譲る』なら、捨てる罪悪感も、売る手間もなくてベストな気がするかもしれません。もちろん、お互い気持ちのよいやりとりができる間柄であれば、『譲る』は手放すのによい方法だと思います。

けれど、服の好みは合うかどうか、相手にお礼などの気を遣わせないように、といったことへの配慮が必要ですし、ママ友に譲った服がリサイクルショップで売られていた、お下がりを過剰に期待されてしまうなど、ちょっとモヤモヤするできごとも多いと聞きます。

ママ友トラブルのリスクヘッジと考えるなら、お下がりは避けたほうがベターかもしれませんね」(本田さん)

確かに、どの方法も一長一短ですね。
では、本田さんはどうやって子ども服を手放していますか?

「私は、自治体が行っている衣類のリサイクル回収に出しています。リサイクルされるなら、ただ捨てるより気持ちが楽なので。

衣類のリサイクルを行っていない自治体にお住いなら、アパレルショップなどのリサイクル回収を利用してもよさそうですね。服のコンディションもあまり気にせず、持ち込むだけでリサイクルに回すことができますよ」(本田さん)


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