こんにちは! そんたんママです。
寒い季節。毛糸の服や小物は、目にも肌にも温かですね。
編み物を楽しんでいる真っ最中の方も多いのではないでしょうか。
そんな手仕事をさらにオンリーワンに!
今回は、コーヒーなど身近な素材を使って、毛糸を染めてみたいと思います。
■毛糸を染めてみよう!
手はかかるのですが奥が深く、不思議な魅力がある草木染め。
草や木だけでなく、天然の素材を用いた染めもの全般をさし、自然ならではのやさしい色合いが特徴です。
以前、
「草木染めを野菜で作ろう! 身近な材料で子どもと楽しむ方法【昔ながらが”今”楽しい!レトロアートレシピ Vol.17】」で綿のハンカチ染め方をご紹介しましたが、今回はウールの毛糸をコーヒーで染めてみます!
■まずは確認「草木染めの手順」
同じ草木染めでも、綿とウールでは染める手順が少し異なります。
動物性繊維のウールはタンパク質を補う必要がないほか、色素を定着させるための<媒染>は染める前に行います。
また、ウールは温度差に弱くフェルト化しやすいので、急激な温度変化にならないようにするのがポイント。
■染めやすく巻きなおして「かせ」をつくろう
売られている毛糸はきつくぐるぐる巻きにされていて染まりにくいので、「かせ」と呼ばれるゆるやかな束状に巻きなおします。
箱やイスの背もたれなどを利用して、毛糸をくるくる巻き…
巻き終わりと巻きはじめの端同士をちょうちょ結びにします。
輪を崩さないように箱からはずして…
ひもで2カ所ほど束ねます。
ぎゅっとしばるとそこだけ染まらなくなってしまうので、毛糸とひもの間は余裕をもたせて。
ビニールヒモを使ったらちょっとひっかかりやすかったので、綿の糸などの方が良いと思います。
何色かに分けて染めたかったので、ひと玉を5等分にしてみました。
なんだかお素麺みたいになりました。
■汚れを落とそう<精錬>
まず、毛糸についた汚れを落とします。
綿の時はお鍋でぐつぐつ煮ましたが、縮みやすいウールは中性洗剤を使います(綿は煮ても洗剤つけ置きしてもどちらでもOK)。
セーターなどの洗濯と同じ容量で、40℃のお湯に中性洗剤を入れてたらいで20分つけ置きしました。
終わったらやさしくぬるま湯ですすいで水気を切ります。
■ミョウバン液につけよう<媒染>
お鍋にぬるま湯をはり、焼ミョウバン2gを溶かしたら、汚れを落とした毛糸をお鍋に入れます。
お鍋を火にかけ、20分媒染します。
従来は80℃のお湯で媒染するのですが、我が家には温度計がないので、沸騰させないように弱火でじわじわ煮ました。
煮たら鍋に入れたまま冷まします。
冷めた毛糸をぬるま湯で洗い軽くしぼったら、下準備はOK!
すぐに染めない場合は、日陰でいったん乾かしておけば後日染められます。
難しいことはないのですが、ここまでもそれなりに時間が必要な作業なので、染めるのは急がずのんびり日をまたいでやるのがおすすめです。