忙しい大人だからこそノートを使うべき! 東大生から学ぶQOLを上げるコツ
と逆に心が冷めてしまう人もいるかもしれません。東大に入るような人は私たちと頭の作りが違う、と諦め切っているのかもしれません。しかし、本の冒頭にはバッサリと「東大生も聞いたことを忘れる」と書かれていました。
本を読んでみると、いい大学に入れるような人も、才能だけで頭がいいというわけではないことが分かります。けれど、時間の使い方や思考の整理が上手なのです。
例えば……メモを取るだけなら、文字を書くより、スマホを使った方が早いですよね。写真を撮ったり、ボイスメモを使ったりするだけの方が、作業としては簡単です。しかし、タイパよく勉強しているはずの東大生たちも、メモやノートを取るのだそう。
しかし、物事を書き留めておくためにメモを取るのではありません。手に入れた情報を人に話せるレベルの「知識」に変えるために、ノートを作るのだそうです。
たしかに、内容を後で見返すためという意味では、紙のノートも写真も変わりません。丸写しするノートには意味がない……そう言われると、会議の議事録を取る時も、誰が何を言ったかを一字一句確認したいなら、録音した方が早いのです。だけど、録音を聞き返すのは時間がかかりますし、議事録で確認したいのは、会議の要点です。