“アクスタ”や“推しぬい”を葬儀屋で供養。「推し卒」「推し変」による“推しグッズ”とのポジティブなお別れの方法
もう一緒に出かけることはないけれど、手に余っている状態に陥っている人は多いと思う。いい機会でした」と語ってくれました。
参加していた別グループにも知り合いがいるというCさんは「かつて推しだった子たちを持ち込みました。中には、一緒に歩きすぎて怪我してしまったというか、少し作りがゆるくなってしまった子も。だからといって、捨てることはできないのがオタクという生き物だと思うので、こういったイベントに参加したことは、この後SNSでもオタク友達に教えたい」とのこと。
供養祭の後も、最後まで推したちとの別れを惜しみ、参加者の皆さんが写真を撮影するような様子も。その後は参加者グループ同士で交流するような姿も見られ、互いの「現在の推し」について語り合っていました。
生活環境が変わって推し事に熱中できなくなったり、新生活の引っ越しなどをきっかけに、推しグッズと離れなければいけなくなったり、作品の終了とともに、かつての推しへの愛が薄れてしまったり……。
きっかけはそれぞれですが「きちんとお別れできたことで、推し変、推し卒をポジティブに捉えることができた」という参加者も。
私たちの心の隙間を埋めてくれた推しと、一緒に生活を送ってきた推しぬいたちへ、感謝を込めて行われたぬい供養祭。