“一緒に創る”からこそ、楽しみたい。味の素(株)で「業界初の取り組み」を実現させた女性の働き方
取材・文:ミクニシオリ
撮影:大嶋千尋
編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部
「個の時代」が叫ばれる今、誰かと一緒に、会社で働く意味ってなんだろう。今持っているスキルを活かせば、自分1人でも働けるかもしれない。そう思うと、企業の中で替えのきく人材として働くのに、疑問を感じる日もあるかもしれません。
「高め合えるからこそ、人と一緒に働くのが楽しいんです」そう話してくれたのは、味の素株式会社のコミュニケーションデザイン部で働く石原由麻さん。食品業界では珍しい、インフルエンサーによるアンバサダーチームを社内キャスティングで立ち上げた彼女ですが、薬学部を卒業してアパレル会社に就職し、味の素(株)に転職したという異色の経歴を持つ人物でもあります。
自分が学んできたことに縛られず、自身の興味関心ややりたい仕事に向かって、やれることは全部やってきたと語る彼女。その熱量の高さの根源には、彼女が働く上で大切にしている“ある考え”がありました。
■薬学部、アパレル会社、食品メーカー。
異色の経歴の根幹は「興味関心への熱量」
石原さんは薬学部を卒業して、1社目はアパレル企業に就職されたんですよね。