見えない絆の残酷さ。「パパやらなくていい」の本当の意味【海のはじまり#3】
血のつながりを求めた朱音と、血のつながりがなくとも母として生きたいと考える弥生。血のつながりはなくても、絆の固い月岡家。
疎外感といったワードも出ていましたが、今後どのような形で彼らが描かれていくのでしょうか。■ランドセルの色の選び方も水季式
海のランドセルは自分で選んだと言っていました。ランドセルは子どもが選ぶもの、とはいえ、奇抜な色は避けたり、親好みの色に誘導したりする、といったこともランドセル選びの親あるある。これも水季は余計な口出しや誘導をせず、海の意思で好きな色を選ばせたのでしょう。
その色はブルー。自分の名前でもあり、水季の大好きな海の色である深い青を選んだのでしょうか。
海が始まった夏と、パパが少しだけ始まった海の関係がどう変わっていくのか。そして弥生は……。次回も楽しみに待ちましょう。
(やまとなでし子)
産む選択、産まない選択。置かれた環境で決意が真逆になった二人【海のはじまり#4】