くらし情報『今さら聞けない……毎年もらう「住民税決定通知書」の見方を解説』

今さら聞けない……毎年もらう「住民税決定通知書」の見方を解説

◇所得控除

所得に対して認められている「所得控除」がまとめられており、基礎控除や配偶者控除、扶養控除などの人的控除と、社会保険料控除や医療費控除、寄附金控除、小規模企業共済等掛金控除、生命保険料控除や地震保険などの物的控除の金額が書かれています。

◇摘要

ふるさと納税を含む寄附金税額控除の金額が記載されている場合もあります。

■「控除」って何が引かれているの?

所得控除欄には、前年の所得から控除された各種所得控除とその控除金額が記載されています。

会社員の方であれば年末近くになると、年末調整の書類を複数枚記入したものを経理等へ提出しますよね。その書類から毎月の給与や賞与から差し引かれた、源泉徴収額と本来納めるべき所得税の差分を清算した「年末調整」が行われます。

その際、会社は年末調整の作業とあわせて、税務署に提出する「源泉徴収票」と従業員が1月1日時点で居住している市町村に提出する「給与支払報告書」を作成しています。この内容をもとに、各市町村は、住民税額の計算を行って、「特別徴収税額通知書」を発行します。所得控除にもいろんな種類があります。
年末調整で所得控除されるものは、基礎控除、生命保険料控除、地震保険料控除、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除、社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除、障害者控除、ひとり親控除、寡婦控除、勤労学生控除、です。

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