壁にぶち当たったときこそ冷静に考える。佐野玲於が考える“スランプの乗り越え方”
全然ありますよ。でも、全てが悪循環になって上手くいかず“苦しい”と捉えていた時期もあれば、それがありながらも“楽しい”と捉えられる時期もあるので、壁にぶち当たって“頑張ろうとするのに上手くいかない時期”にも何種類かあると思うんです。
――なるほど。
乗り越え方でいうと、壁にぶち当たっていても絶対どこかで楽しい思いをしている時があると思うので、それを思い出してみることって、自分も仕事をしていてすごく大事だなって思っていて。その時の自分のエネルギーとかバイブスってどんな感じだったっけなって考えてみると、どんどんいろいろな細かい情報が気にならなくなってくるんじゃないかなと思います。すっきり考えるようになれる。
――視点や考え方を変えるってことでしょうか。
「壁にぶち当たってる=上手くいっていない=自分は幸せじゃない」って全部紐付けちゃう場合もあるじゃないすか。
それって何も楽しくないし、焦るだけ。だから、壁にぶち当たった時はどこかに抜きどころを作らないといけないのかなって思うんです。
物理的な壁を想像して、その壁をどうやって乗り越えるのかを考えて見ると、工事現場にあるようなリフトで越えられたら最高だし、梯子でのぼったら、ちょっと体力が必要で大変だけど乗り越えられないことはないって分かる。