2015年6月25日 22:15
俳優・高良健吾が30代目前で向き合った宿題ーー役から「逃げなくなった」【INTERVIEW】
地理を知るためというより、「知らない道を走るのが好きなんです。あと、体を動かすときにしか考えられないことってありますよね。ニュートラルになる時間を作ってるのかもしれない」。他者を無下に拒絶せず、それでも自分だけの時間を大切にすることも忘れない。彼らしさを失くさない生き方だ。
メディアに登場するときもプライベートでも、いつもオシャレな着こなしが注目される高良さん。「服は好きです。昔から。
趣味かもしれない」と自ら認めるが、仕事に着て行くのは「ジャージが多いです」。現場には役に合わせた衣裳が用意されている。「だから、動きやすさで選んでます。脱ぎやすい靴とか。現場に行く時だけは、あまりオシャレはしないかもしれないです(笑)」。
最後に、映画のキャッチコピーのひとつ「抱きしめられたい、子供だって、大人だって」について、どう思うか尋ねてみた。
「こういうのもあるだろうし」と実際に何かを抱きしめる仕草をしてみせ、「ここもあるだろうし」と胸を軽く叩いてみせて、「本当に抱きしめられて、肌と肌でしか感じられないこともあるじゃないですか。それがこの映画の中ではたくさん描かれてる」と言う。
「自分を思うと、実際はそんなに抱きしめられた記憶はないんです。