2018年6月26日 10:30
ヴァージル・アブロー劇場の幕開け、新生ルイ・ヴィトン メンズ【2019春夏メンズ】
オープニングルックは白のモヘアダブルのスーツに白のポプリンシャツに白のエナメルのカフリンクス。スーツに合わせたボディバッグと同じ白の「キーポル」の型押しのバッグには白のプラスティックを思わせるチェーンが垂らされる。次々にオールホワイトのスタイリングが続き、このまま全てが白のアイテムなのでは? と思わせる演出は、これはオフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)ではないというヴァージル特有の謎解きゲームのスタートだった。
前任デザイナーのキム・ジョーンズ(Kim Jones)がディオール メンズに移籍したことに伴い、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)メンズ アーティスティック・ディレクターのバトンを受けたそのファーストコレクションは、驚きの連続だった。
6月21日、パリのパレ・ロワイヤルで行われた会場はエリアごとにレインボーカラーに染まり、庭園の長い一辺を全て使用したランウェイをゲストは快晴の天気の中歩いて席に着く。全ての席がフロントローで、各席にはそのエリアの色のTシャツが用意され、席の後ろには同じTシャツを着た中学生がスタンディングでショーを鑑賞する。