「“空気を読む”を超えて」Kitri:音色が映す新時代vol.3【interview】
と喜んで、私にも聴かせてくれました。「リズム」という曲で、今まで聴いたことがない感じだったし、いっしょに興奮したのを覚えています。
――時代が移り変わるタイミングでメジャーデビューされましたが、今の世の中を見ていて何か感じることはありますか?
Mona:SNSの発達は大きいですよね。誰かの一言が好意的に広まることがある一方で、誰かを傷付けてしまうこともあったり。自由に発信できるから一見なんでも言いやすそうなんだけど、実際はお互いがお互いを気にして言いにくい社会なのかなとか。2nd EP『Secondo』の「目醒」にはそんな生きづらさみたいなものが反映されていると思います。
Hina:音楽の中では、「空気を読む」を超えて自分たちらしさを出したいですね。SNSの難しさとかもあるんですけど、面と向かって話せば分かち合えることが案外たくさんあるなと私は感じてもいます。
――新作EP『Secondo』はどんな仕上がりになりましたか?
Mona:まったく違う個性の曲が並んで、上手くまとまるか心配だったんですけど、自分たちが歌って演奏すればKitriの音楽になるんだなというのが再確認できました。