週末喫茶部、国分寺「胡桃堂喫茶店」へ。季節の扉をひらく秋のお茶会【EDITOR'S BLOG】

9月の週末、日曜日、11時ごろ。今回は、東京・国分寺駅から徒歩5分の「胡桃堂喫茶店」へ。店の佇まいは二階建ての一軒家。アットホームだけど情緒があって、同店が営む「胡桃堂書店」も併設している。まさに今、秋を迎える日々にぴったりなレトロモダンな喫茶店です。

ドアの硝子窓に書かれた店名からも趣を感じる。
書店併設とは言っても「胡桃堂喫茶店」は、「胡桃堂書店」の“喫茶スペース”ではない。元々が喫茶店で、その喫茶店が本屋も始めた、という経緯だそう。

カフェや喫茶店は、おしゃべりをしに来るところだと考えているという胡桃堂喫茶店。“おしゃべり”というと、誰かとわいわい楽しく、というイメージが浮かびがちだけど、“誰か”とだけするものではなくて、“自分”との対話もそれに含まれる。読書は、自分と作品、自分と作家の対話。胡桃堂書店の本は、その“おしゃべり”の輪に加えるように手にとってみて。

店内に入ったらまずは席を選ぶ。やわらかな陽が差すこの日は、窓際の席に惹かれて。一人でぼんやり物思いに耽りたい人や、向き合うのがちょっぴり照れ臭い二人組にはカウンタータイプの窓際席もおすすめ。各テーブルを照らすランプも素敵だったので、夕暮れ時にはまた違ったムードが楽しめるはず。