2017年12月8日 07:05
ミヒャエル・ハネケ監督映画『ハッピーエンド』不倫・裏切り・秘密、壊れていく現代家族の物語
ミヒャエル・ハネケ監督映画『ハッピーエンド』が、2018年3月3日(土)に公開される。
ミヒャエル・ハネケ最新作は、壊れゆく現代家族の物語
物語の舞台は、難民が多く暮らすフランス北部の町、カレー。一見どこにでもいるような家族3世代だが、その裏には不倫や裏切りなど、それぞれに秘密をかかえながら暮らす姿を、ハネケ節たっぷりに描いた人間ドラマだ。キャストは、第85回アカデミー賞外国映画賞を受賞した『愛、アムール』で父と娘を演じたジャン=ルイ・トランティニャンとイザベル・ユペールが、本作でもある裕福な家族の父と娘を演じているほか、『アメリ』のマチュー・カソヴィッツら、フランスを代表する俳優たちが集結している。
3世代が絡む複雑なキャラクターたち
家族3世代が絡むキャラクターたちは、ジャン=ルイ・トランティニャン演じる一代で巨万の富を得た家長ジョルジュ・ロランを中心に、複雑な関係で構成される。
イザべル・ユペール演じるジョルジュの娘アンヌは、のちに彼の後継者となる人物で、フランツ・ロゴフスキ演じる、専任職を任された息子ピエールを持つ。また、アンヌの弟で、マチュー・カソヴィッツ演じる医者のトマは、ローラ・ファーリンデン演じるアナイスと夫婦関係にある。