くらし情報『三鷹の森ジブリ美術館の「映画を塗る仕事」展、スタジオジブリ作品の“彩色”の秘密に迫る』

2018年10月6日 22:25

三鷹の森ジブリ美術館の「映画を塗る仕事」展、スタジオジブリ作品の“彩色”の秘密に迫る

高畑・宮崎両監督が、『長くつ下のピッピ』の制作準備中に出会い、感銘を受けたロシア絵本の挿絵が、その後のアニメーション制作において大きな影響を与えているのだ。

ショートムービーや絵の具の展示も
展示物はパネルやセル画のみならず、キャラクターの色を決め、セルを完成させるまでを解説したショートムービーや、実際に使用されたセル絵具580色の瓶なども用意。今でこそ、デジタルによる着彩やCGによる画面作りが主流ではあるが、その手段がなくとも、セル絵の具による限られた色数の中で、監督からの要求に最大限に答える努力を惜しまなかった、スタッフの知恵と工夫を間近に感じることができる。

多数の人気作を紹介
展示に使用されたスタジオジブリ作品は、前述のほかにも『魔女の宅急便』『耳を澄ませば』『崖の上のポニョ』など14作品以上。『風の谷のナウシカ』の頃には263色だった使用色が、デジタルによる着彩により無限の色遣いとなった『千と千尋の神隠し』や『ハウルの動く城』のきめ細やかな塗り分けにも注目したい。

開催概要
「映画を塗る仕事」展
開催期間:2018年11月17日(土)~2019年11月(予定)
場所:三鷹の森ジブリ美術館
住所:東京都三鷹市下連雀1-1-83
※入場は日時指定の完全予約制。

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