ルイ・ヴィトンの“歴史を旅する展覧会”が原宿で、伝統的匠の技からアーティストのコラボまで
1837年、パリに行き着いたルイ・ヴィトンは、トランク製造職人の見習いからキャリアをスタート。後に独立してアトリエを開き、自身の名を冠したメゾンへと発展していく。ダイナミックに展示された、厳培明、アレックス・カッツ、レフィック・アナドルらによるルイ・ヴィトンのポートレイトがメゾンの“はじまり”への思いを喚起させる。また、作品保護などアーティストのニーズに合わせたトランク製作を手掛けてきたルイ・ヴィトンの、20世紀初頭に製作された貴重な特注トランクも展示されている。
さらに、ガストン -ルイ・ヴィトンによるウィンドウ・ディスプレイを再現したコーナーや、ルイ・ヴィトンの「オブジェ・ノマド コレクション」から厳選されたアイテムも登場。マルセル ・ワンダース スタジオがデザインしたラウンジチェアが1898に製作された「ベッド・トランク」との競演を果たし、nendoによる「サーフェス・ランプ」なども展示されている。
多彩なシルクスカーフ「カレ・ド・ソワ」が一堂に集結
ルイ・ヴィトンのシルクスカーフ「カレ・ド ・ソワ」を並べたスペースも圧巻だ。1980年代の終わりから現在に掛けて、様々なアーティストとコラボレーションしてきた、個性的なモチーフのスカーフが勢揃いする。