【恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜 第5話】周囲の敵意とユキコの強さ・ネタバレあり
ユキコには出来ないことがある。それは変えようがありません。
しかし彼女には、欠点の改善方法を考えて行動に移し、乗り越える力がある…そんなユキコの強さが光ったエピソードでした。
言葉は道具
この第5話では、もうひとつ衝撃的な出来事がありました。
それは、森生の過去を聞きたがるユキコに、森生が「話したくないことだってある」と怒ったこと。
あの森生がユキコに向かって口調を荒げるなんて!
それほどまでに、出て行った母親のことは、彼の中で蓋をしておきたい記憶だったのでしょう。
イルミネーションが煌めく街で、突然姿を消した母を泣きながら探し回る森生少年は、本当に不憫でした。
ずっと過去から逃げていた森生でしたが、ユキコの友人や獅子王(鈴木伸之)の言葉で、向き合う決心をします。
森生は、ユキコが母親のようにいなくなるのが怖かったのです。
それはユキコが好きで、大切に思っているからこその恐怖。
ユキコが森生の心に踏み入ろうとしたのも、森生を好きだと思う気持ちからでした。
2人はお互いの思いを伝え合って、仲直り。森生の「好きです」に、これまでにない彼の激情を見た気がしました。
思えば、今回のユキコをめぐるトラブルは、どれも自分の思いをきちんと言葉にして伝え合うことで和解しています。