【恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜 6話】「壁」を越えるための共感と共有・ネタバレあり
2人は大喧嘩になってしまうのでした。
同じものを好きになれるということ
友人と彼氏が激しく衝突してしまい、このままにしておけないと考えたユキコは、2人を仲直りさせるため一計を案じます。
ユキコが考えたこの解決策こそが、第6話のテーマだったように思います。
ユキコは、自分の考えたルートを森生と空に走らせることで、見えている人も、見えていない人も、同じものを好きになれて、共感し合えるのだと証明しようとしたのでした。
次第に心を開いていく森生と空。ユキコの思惑にハマった2人は、最終的にお互いをリスペクトできる関係になれました。
さらに言えば、青野(細田佳央太)と花男(戸塚純貴)たちが、鼻の下を伸ばして共感し合っていたボイスコミック『真珠の肌』でさえも、今回のこのテーマに沿ったものでした。
『共通点』というよく聞く言葉は、視聴者にとって身近なもの。それをドラマに取り入れる、効果的なエピソードの作り方に感心させられます。
住む世界が違う者同士が分かり合う取っ掛りとして、何かに共感したり何かを共有するというのは、関係性を深める近道の1つ。
特に好きなものに共通点があれば、前向きな関係が築けます。