【恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜 6話】「壁」を越えるための共感と共有・ネタバレあり
空は、何かあるたびに「すみません」と彼が周囲に謝ることで、常に迷惑をかけているように感じ、劣等感に苛まれていたのでした。
実は筆者自身、若い頃にこの「ありがとう」と「すみません」の使い分けについて指摘された経験があったため、非常に心苦しい思いでこの場面を見ておりました。
人の好意に対して「すみません」と返すのは、相手に「逆に悪いこと(余計なこと)をしたのでは」と思わせてしまうため失礼であり、良いことをしてもらった時は「ありがとう」と返すべき。
そう言われて、それ以降「ありがとう」を使う頻度が圧倒的に増えたのでした。
障害のあるなしに関係なく、人の心の奥を気遣い、言葉を選ぶことの大切さに再度気付かされた第6話でした。今回は障害者への悪意ある行為を扱ったシビアな内容だっただけに、全体的に重い雰囲気でしたが、最後にはちゃんとユキコと森生の仲良しぶりも見せつけてくれました。
序盤での森生は「あぁ~たこ焼きになりてぇ」なんて可愛いことを考えていたくせに、終盤では空にヤキモチを焼いて拗ねるユキコに不意打ちキス。
やるときはやるんだな、森生!
「今のなんだった?」というユキコの反応も可愛くて、2人の幸せな姿をいつまでも見ていたいと思える名シーンでした。