くらし情報『【『ファイトソング』感想7話】一瞬の彗星が思い出を刻む・ネタバレあり』

2022年2月25日 14:39

【『ファイトソング』感想7話】一瞬の彗星が思い出を刻む・ネタバレあり

【『ファイトソング』感想7話】一瞬の彗星が思い出を刻む・ネタバレあり

中島みゆきの名曲のように、人生という長い縦糸に絡む無数の出会いの横糸が、ひとの豊かな生き方を織るのなら、誰もが知る一発屋のヒット曲は、太く長い尾を持つ巨大な彗星のようなものかもしれない。

それは無数の誰かの人生に一瞬交錯して通り過ぎていく。華やかな彗星が尾をきらめかせて通過するとき、普段は星空を見ない人たちも夜空を見上げる。

彗星はわずかの時間で消えるけれども、わくわくしながらそれを見た記憶は長く残り、沢山の誰かの人生を豊かにする。

春樹のラジオの収録はうまくいったが、今回のラストで、花枝はいよいよ耳の病の症状で倒れてしまう。手術の日も近い。二人のタイムリミットはもうすぐだ。

自分の人生が受けた不条理な悲しみの分だけ、花枝はそれが春樹の力になればいいと思っている。
もう一度、彗星を走らせる原動力になりたいと願っている。

それは叶うだろうか。そして二人の恋の着地はどうなるのか、終盤を見守りたいと思う。ドラマコラムの一覧はこちら

[文・構成/grape編集部]

かな
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