夫にチャーハンを振舞う妻 おいしさの秘訣は… 「こんな泣ける話は初めて」
みなさんには、料理を通じて思い出すエピソードはありますか。
昔よく食べていたものや、誰かに作ってもらっていたものなど、思い出の形はさまざま。
漫画家の雪わいこ(@waiko084)さんには、チャーハンにまつわる物語があるそうです。
『愛のこもったチャーハン』
父親と姉との3人家族で育った雪さんは、小さい頃から自炊をしていました。
とはいっても、作っていたのは具が入っていない、簡素なチャーハン。
味を変えようと考えた雪さんは、スーパーマーケットに向かいます。すると、友人の女の子とばったり遭遇して…。
女の子は、自らの母親に雪さんを紹介しますが、「れいちゃんは、お母さんがいなくて大変なんだよね」というひと言にドキッとしてしまいました。
過去にいわれた「やっぱり母親のいない子はダメだわ」という言葉が雪さんの心に刺さっていて、同じようなことをいわれてしまうのでは…と不安だったからです。
しかし、女の子の母親の口から出たのは、「1人で買い物をしていて、えらい!」という声。
さらに、雪さんを自宅に招き、具だくさんのチャーハンを振る舞ったのでした。
「ありがとう…」思い出のチャーハンは、今
実は、女の子の母親も雪さんと似たような境遇で育っており、過去のことをいろいろと思い出していたのだとか。雪さんがいわれた「お母さんがいない子はダメ」という言葉には怒りをあらわにし、「今度嫌なことがあったらいつでも相談してね」と優しくフォロー。
救われたような気持ちになった雪さんは「ありがとう…」と感謝し、作り方を教えてもらった具だくさんのチャーハンを、その日の晩に姉に振る舞いました。
時は流れ、今ではそのチャーハンを、夫のヒトミさんが嬉しそうに食べているようです…。
【ネットの声】
・無理、泣く。
不意打ちで涙腺を破壊させてくるのは、やめてください…。
・チャーハンで泣ける話に触れたの、初めてだわ。
・明日から、少し頑張れる気がします。
料理のおいしさは、味付けや食材だけでなく、心の持ちようや思い出によっても、変わるものなのかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]