2023年11月21日 12:00
ハチミツが白く固まった時、どうしたらいい? メーカーの回答が冬に役立ちそう!
冷えると白く固まってしまう、ハチミツ。常温保存が基本ですが、うっかり冷蔵庫に入れてしまったり、気温が下がったりして、固まったらどうすればいいのでしょうか。
固まったハチミツを元に戻す方法を、『サクラ印のハチミツ』で有名な株式会社加藤美蜂園本舗(以下、加藤美蜂園本舗)に聞きました。
ハチミツは冬場は固まりやすくなる!
――ハチミツが冷えると白く固まってしまう理由は?
ハチミツの主成分はブドウ糖と果糖の2つで、冷えるとブドウ糖がハチミツ中に含まれている花粉や気泡などの小さな粒子を核として固まります。
はじまりは白い斑点のように増え、次第に白く大きな塊に変化します。これがハチミツの結晶化現象です。
――常温でも固まることはある?
結晶化現象は、純粋なハチミツ特有の自然現象です。外気温が15~16℃以下になると結晶化が起こりやすいことから、特に冬場は固まりやすいといわれています。
しかし、外気温が低くなるだけではなく、ハチミツの中に気泡がある、振動が加わる、保管場所の気温差が生じる、長期保管をしているなど、さまざまな要因が重なることでも結晶化は起こります。
また、ハチミツの種類によって、結晶化するスピードも異なり、上記の要因に当てはまっていても結晶しないことがあります。