【下剋上球児 第8話・ネタバレあり】変わり始める野球部メンバー 一方で取り残されているのは…
そんな熱狂の一方で、南雲は星葉戦のスターティングメンバーに頭を悩ませていたのだった。
勝つための野球をするならば、心を鬼にして実力と戦略で選ばなければいけない。
香良洲高校との試合では星葉が翔の投球を撮影に来ており、おそらく彼の投球は研究し尽くされている。
そのため、南雲は山住香南子(黒木華)に、ここまで温存した根室知廣(兵頭功海)を先発させる作戦と、部員たちへのフォローを相談する。
ところがこの会話を、過去に対戦した草野球チーム『越山ドーマーズ』のジョンソン(新浜レオン)に聞かれてしまい、彼からのLINEで選手たちが知ることになってしまう。
翔の投球に頼っていた部分もあった部員たちは動揺する。ジョンソン、全く余計なことをしてくれたものである。
その頃、犬塚家では犬塚樹生(小日向文世)の目の手術を巡って、娘の杏奈(明日海りお)と彼女の夫の敏生(吉田ウーロン太)が必死の説得を続けていた。
次々と、成長と気づきを得ていくこのドラマの中で、唯一変わろうとしていないのが樹生だ。
常に翔のことばかりで、翔を目立たせ活躍させることしか考えていない。
樹生が準々決勝のあと、翔にリリーフを送ったことへの不満を訴え、残り二試合は完投させろと南雲に訴えたときは、さすがの南雲もついに「過保護ではないか」