「やっぱり日本画は最高」「神々しい」 4万人が称賛した『昇り龍』がこちら
では、五嶋さんが思う、日本画の魅力とはなんなのでしょうか。
実物を見た時の感動です。日本画の作品には、実物を見ないと感じられない岩絵具の鉱石の輝きや、絵そのものの迫力があります。
デジタルの普及により、スマホの画面ですべて完結できるようになってしまった今、こうした感動はたくさんの人に突き刺さるはずです。みんなこの感動を忘れてしまっているだけなんです。
日本画といっても、龍などの動物画以外にも美人画から風景画まで、数多くのモチーフが存在します。そうした中、特に龍に惹かれた理由はなんだったのでしょうか。
一番の理由は、僕が龍が大好きだからです。
あんなにかっこいいモチーフはほかにないと思っています。
また、僕は対象物をそのまま描き写すような絵を描いていると、退屈してしまうんです。意味や歴史はあれど、龍というものは空想上の生き物のため、自分の好き勝手に描けるモチーフだと思います。今の自分にとって、龍はすごくしっくりくるテーマとして大事な存在です。
最後に、ご自身の日本画を通じて、見る人に届けたいメッセージを語っていただきました。
僕の絵はかっこいいです。絵を見た時の感想は、実はそれくらい単純でよいと思っています。