感染拡大でピリピリしがちな日常 『小さな感謝』を忘れずにいたい
(譲ってくれた人に、今日いいことがありますように)
ハザードランプを点滅されて「ありがとう」を伝えながら、小さく祈ります。
先日、友人が交番で道を尋ねたときのこと。彼女はマスクを忘れたために、交番の中に入らずに外から尋ねたそうです。
すると中にいた警官から「マスクをしなさい!」と怒鳴られたそうです。
この出来事に現れているように、多くの人の中に感染への不安が広がり、ピリピリとした雰囲気があります。マスクをしていないことで暴力を受けたり、排除される。これは、明らかに行き過ぎた傾向だと思います。
マスク警察、社会不安によって人を裁く方向へ向かうのは、決して好ましいとは言えません。
いま、この閉塞感のある時期、大切なのは本当にささやかな幸せに気づくことであり、ささやかなありがたさを感じること、小さな感謝を伝えることではないでしょうか。
言葉で伝えられなくても、心の中でちゃんと伝える。人と人をつなぐのは批判ではなく、あたたかい心の通い合いです。
自由に人の行き来ができない分断されたときだからこそ、目に見えても見えなくても、言葉にしてもしなくても心で伝えていくことだと思うのです。