2020年12月20日 13:35
自閉症の息子からの年賀状が『年賀状思い出大賞』を受賞 ハガキに書かれていたのは…
の一文字を書いたとのことだった。「海は好きなの?」と尋ねると、いつもの無表情な顔で「だってお母さんがいるから」と応え、「海」の文字の「母」という部分を指差した。その瞬間、私は真冬なのに身体中が一変に温かくなったことを思い出す。
十二年前の忘れられない年賀状は、十八歳の息子からのラブレター。
自閉症の息子から元日に届いたのは、年賀状という名のラブレター。
『海』という文字の中に、『母』の漢字を見つけた息子は、ハガキに大きく『海』と書いたのです。
きっと、元日の朝から母親の心は温かくなり、息子の想いに包まれたことでしょうね。
このエピソードは、ショートムービーでも公開されています。
審査員からは「親子の愛情が素直に伝わる作品」と称賛の声が寄せられていました。
年賀状のいいところは、直筆だからこそ想いが十分に伝わるところでしょう。
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で、人に会うこともままならない日々が続きました。しばらく会っていない人に、年賀状で想いを伝えてみてはいかがですか。
[文・構成/grape編集部]
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