くらし情報『“夫婦の距離”が引き金に…主婦を襲う「特殊詐欺」の恐怖』

2019年5月23日 16:00

“夫婦の距離”が引き金に…主婦を襲う「特殊詐欺」の恐怖

“夫婦の距離”が引き金に…主婦を襲う「特殊詐欺」の恐怖


「あのさ、オレだけど……」と、息子を装う電話で金銭をだまし取る詐欺が、警察庁に「オレオレ詐欺」と命名され早15年。現在、その手口はますます巧妙になり、還付金がもらえると偽り金銭をだまし取る還付金詐欺や、スマホのデータ通信料の架空請求など、「特殊詐欺」と呼ばれる犯罪は増加の一途をたどっている。

また、事前に家族構成や資産状況を聞き出して詐欺をはたらく「アポ電詐欺」では、凶悪なケースが目立ち、2月には、東京都江東区で80歳の女性がアポ電を受けた後に強盗に押し入られ、殺害されるという事件も発生した。

警察庁の最新の統計によると、特殊詐欺による昨年の被害総額は約356億円。1日あたり、1億円近い被害が出ていることになる。

詐欺や消費者問題に詳しい藤本大和弁護士は、被害者像をこう説明する。

「とくに狙われやすいのは家庭にいる中高年女性。日中、詐欺師による電話や訪問を受け、詐欺に遭ってしまう」

昼下がりの中高年女性が狙われる理由を藤本さんが解説してくれた。


「詐欺グループは、孫の教育資金や子どもの結婚資金、老後の生活費として、まとまった額のお金を貯めている中高年以上の女性を狙っています。

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