市井紗耶香出馬で語った4児母の苦悩「育児ノイローゼも…」
(国は)子供をもっと産んでと言っているのに保育園や先生が足らず、保育の質が落ちてしまっている。国と現場レベルの温度差に長らく苦しみました」
98年5月にモー娘。2期メンバーとなった市井は00年5月に卒業。03年に芸能界を引退し、04年に結婚。20歳で長女を出産した。
「周りに出産経験のあるお母さんが少なく、孤独を感じました。育児ノイローゼの経験もしました」
09年に芸能界復帰するも11年に離婚。翌年、現在の夫である美容師と再婚した。
今回、出馬の打診を受け、1人でも多くの悩める母の声を届けたいと思ったという。
「私も母も離婚経験者ですから、シングルマザーの身体的、金銭的な苦労も実感しているんです。今、私の子供たちは保育園、小学校、中学校に通っています。現場のお母さんの声をたくさん聞くんですね。地域の見守りをすると、ここに信号があったほうがいいな、ここに不審者が出没したよ、と安全面で気づかされることが多いです。そういう声は政治の中で響いてくるはずだと思います。三女はまだ保育園ですから、今の保育園を活用しながら議員の活動もさせていただければと。夫も理解を示してくれています」
議員となれば、タレント活動はかなり制限されるが……。