2020年3月27日 11:00
小島慶子が語る“うんちく夫”対処術「心の内を語らせよう」
「夫は毎晩のように、新型コロナウイルスの怖さから感染予防法まで延々と説明します。『知らなかっただろ』と語るわりには、聞いたような話ばかり。スマホで集めた情報でドヤ顔されてもねえ……」(40代主婦)
「NHKの人気番組『ブラタモリ』を見ていると、“男性(タモリ)が女性(女子アナ)に知識を説明してやっている”という構図が目についてうんざりする。これは、“マンスプ”だよね」(50代女性)
上から目線でものごとを解説してくるような“うんちく夫”にモヤモヤしているという妻は少なくない。50代女性が語った“マンスプ”とは、「マンスプレイニング」の略。これは、man(男)とexplaining(説明すること)という単語をかけ合わせた造語だ。心理カウンセラーの高見綾さんは、つぎのように解説する。
「男性が女性に対して“見下したような態度”でものごとを説明することを表した言葉です。
欧米では、ハラスメントのひとつとして認識されています。女性が黙ったまま我慢して聞いていると、男性側はますます“自分が優位に立っている”という思い込みが進んでいく。その思い込みが、夫婦間ではモラハラ、職場内ではパワハラにつながる可能性もあるのです」