タレントの小島瑠璃子(28)が8日、自身のツイッターを更新し、中国での活動を見据えて来年から中国の大学に留学することを発表した。小島は直筆のメッセージ画像をアップし「皆様にお伝えしたいことがあります。中国での活動を見据え、来年から中国の大学に留学します。15歳で芸能界に入り、大変なこともあったけれど、笑ってもらうのがうれしくて、楽しくて、仕事に熱中した13年間でした。28歳、一度ゼロからチャレンジしてみようと思います!!」と新たな挑戦を報告。留学に向けて「事務所、家族、仕事関係者の方々ともお話を重ね理解して頂き、今は移住に向けて日本での活動を少しずつセーブさせてもらっています」と現状を明かし、「この決断を応援してくれた事を心から感謝しています。具体的な移住のタイミングは世の中の状況をみて判断しようと思います」と伝えた。最後は「今までタレント小島瑠璃子にお仕事を任せて下さった関係者の皆様、本当にありがとうございました」と感謝を伝え、「サポートして下さった方々、ファンの皆さん、来年には日本を離れ場所は変わりますが、元気に自分を信じて頑張りますので、これからも見守って下さい」と呼びかけた。かねてから中国進出を公言していた小島は、2020年5月放送のテレビ東京系『あちこちオードリー』で、中国を選んだ理由を「中国語が合っていた」「あとは日本から近い。日本の仕事をやりながら、交互にできるかなと思って」「アメリカだと中学生くらいに見られるんですよ」など説明していた。小島は1993年12月23日生まれ、千葉県出身。 2009年に『第34回ホリプロタレントスカウトキャラバン』でグランプリを受賞し、以降はグラビアやスポーツ番組のMC、バラエティー番組などで活動し、現在はMBS・TBS系列『サタデープラス』(毎週土曜前7:58)、フジテレビ『プレミアの巣窟』(毎週日曜深1:50)、TOKYO FM『いいこと、聴いた』(毎週日曜後1:00)などに出演している。
2022年08月08日斉藤慶子撮影/伊藤和幸本年のカレンダーにて実に約30年ぶりのビキニ姿を披露した斉藤慶子。そのスレンダーボディは’80年代にグラビアを席巻した、あのころのまま。世間は“美しすぎるビキニ姿”と絶賛した。「正直、ビキニを着るかは迷っていたんですよね……」と語る斉藤。そもそもビキニ撮影の提案はあったものの、コロナ禍の影響で延期になっていた。“立ち消えになったかな?”と思い始めたころ、急きょ、撮影の日程が決定した。撮影のわずか20日前のことだった。そこから短期間での身体作りがスタート!「もともと“間食しない派”。なぜって3度の食事をおいしく食べたいから。だから食事はしっかりとりつつ、バランスだけ調整してみました」(斉藤、以下同)撮影前の10日間は昼食を抜いて……着地点を定め、そこに向け食生活を整えた。そもそも好きな食べ物が「キャベツと魚肉ソーセージ」というヘルシーな斉藤。「野菜が大好き。ウサギみたいに野菜を食べます。特にキャベツなじみの飲食店に丸ごと持ち込んでせん切りにしてもらっちゃうくらい好きなんです」料理は苦手なので外食や惣菜が中心の日々だが、「外食でもダイエットはできますよ!例えばスパゲティよりペンネを選べば歯ごたえが出るから少量で満足できる。“油少なめに作って”ってオーダーもできるし」揚げ物の油を“キッチンペーパーで包んで油を搾る”ワザは斉藤の十八番だ。今回は撮影が決まった日から、昼食を軽くした。「春雨ヌードルにカニカマやウインナーを入れるといいだしが出るし、食べた感があっていい。最後の10日間ぐらいは、お昼を抜きました」朝食はできるだけ遅めにとり、昼食を抜かして、夕食を早めにとれば1日2食で済む。例えば朝食を10時、夕食を17時にするのだ。「1日2食だとやせますよ。朝ご飯はキャベツとキュウリたっぷりのサンドイッチ。全然インスタ映えしない見た目だけど、お気に入りです。結果、撮影前に3・5キロ落としました」食事制限はしたものの、運動は一切しなかった。「運動は昔から大嫌い。小学生のころから嫌いで全然しない。ジムも行きません」ジムに行ったのは人生で1度だけ。20年以上前にジムが大流行したときだ。「体験で行ったら筋肉痛になって“二度と行きたくない”って。それで終わり(笑)。運動は嫌いだけど、せっかちだから、座っていたり寝転がってテレビを見ていたりする時間は短いかも。常に何かをしている感じ。私が寝転がっているのは、再放送の『相棒』を見ている1時間ぐらいだねって家族に言われます(笑)」お腹が空いたときは「歯を磨く」20年習っているフルートの腹式呼吸の効果もあったのか、今回の写真を見た人たちからは“変わらない体形だね”と言われたそう。「スリーサイズはデビューしたときから変わらない。高校時代の制服を持っていますが、全然普通に着られます。体重も高校時代からほぼ変わらないので」本格的なダイエットも今回が2度目だという。「“最近食べすぎだから少し控えようかな”ぐらいはありますが、本気のダイエットは22~23歳のとき以来。当時のマネージャーがぽっちゃり体形を気にして、いつも食事を半分残していたんです」その残した半分を食べていたら太ってしまった。「洋服が入らなくなったけど、お直しに出すのも嫌だなと思って、その時人生初ダイエットしました」当時から運動嫌いの斉藤は“食べなければやせる”と考え、常にカフェオレで空腹をごまかした。それでもまだ空腹が続くと歯を磨いた。「そうすると食欲がなくなる(笑)。だから家だと食後すぐ歯磨き。歯磨きすると、誰がどんなおいしいお菓子を持ってきても“もう1回歯を磨くの面倒だな”ってなるから」結果は大成功。今回も歯磨き作戦は実行したが、好きな食べ物を我慢したりはしない。コンビニ惣菜も食べるし、酒も外食も楽しむ。「お酒はいつもビールから始めてワインの白、赤。最後はジントニック。昨日はなじみのイタリアンで油少なめに作ってもらいました」朝と夜2回体重計に乗り、全身鏡で体形をチェック。髪の毛も自分でこまめにカットし、お気に入りのくるくるドライヤーでセットする。自己管理で最高の状態の自分をキープする努力は怠らない。その原動力は“自分の好きな自分でいたい”気持ちだ。「手鏡を持って歩いて、いつも自分の顔を見るようにしています」たまには、家族や身近な人に、“私、可愛い?”って聞くこともオススメだ。「笑いながらも、ちゃんと“可愛い、可愛い”って返してくれるから、気持ちが上がります(笑)。もっときれいで可愛くいなきゃ、って思えますよ」常に自分をしっかり見つめて、自分を好きでいること。これが斉藤の変わらぬ美の秘訣なのだろう。取材・文/ガンガーラ田津美
2022年04月19日YouTubeで配信中の子供向け算数動画が「大人も勉強にもなる!」と話題の小島よしおさん。実は多くの資格を取得していたり、日々学びを続けている小島さんに、毎日を少し楽しくする学び直しのコツを聞きました!知識が増えると世界が広がり、人と話すのも楽しくなる。それが勉強の楽しさです。水泳パンツ一枚で、「はい、おっぱっぴー!」という謎のセリフとともに大ブレイクした、お笑い芸人の小島よしおさん。もちろん今も芸人として活躍していますが、一方で小学生に勉強を教える“先生”としても大人気。’20年4月、新型コロナの影響で休校になってしまった小学生のために、YouTubeで〈おっぱっぴー小学校〉を開校。算数などをわかりやすく解説する“授業”が、子供に加え、親世代にも大好評です。「自分が学生だった頃は全然勉強していませんでした。小中学校は比較的能動的ではありましたが、高校では野球に夢中で勉強は二の次、大学では授業中はお笑いのネタを考える時間になってしまい…。でも芸人になりブレイクして3年くらい経つと、仕事が急に減りまして。大きな不安に襲われ、形に残る、積み重ねられるものを持たないと…という気持ちで、資格を取り始めたんです。最初に取ったのは、〈ナマハゲ伝導士〉(笑)」その後、ダイエット検定1級に漢字検定準1級、さかな検定3級、ジュニア野菜ソムリエ(現・野菜ソムリエ)、キッズコーディネーショントレーナーなどの資格を取得。その過程で、目標に向かい勉強する面白さに目覚めたそう。「資格のためとは言いつつも、勉強をすれば新しい知識が増え、すごく世界が広がるんです。例えば僕は今、ヨガインストラクターの資格を取る勉強をしているんですが、街で〈アーユルヴェーダ〉の看板を見ると、以前だったらなんとも思いませんでしたが、“ヨガの授業で習ったあれだな”と理解ができ、さらに興味が出る。話の引き出しも増えるので、いろんな人と話が合うようになる。これも幸せの一つだと思います」大人の学び直しは、“自分が興味があること”を、好きな方法で学ぶことができる。これが学生時代の学習との大きな違いだ。「小さい頃の勉強は、学校という食堂で出てくる決められた献立で、“みんなで食べなさい”という、最大公約数的な場での食事だと思うんです。好きなお店やメニューを自分で選ぶことはできない。でもあの頃は美味しくないなと思った人参も、別のお店や高級店だったら、美味しく食べられるかもしれない。大人になれば、どのお店で何を食べるか、自由に選べるんです。その食事は勉強と同じこと。味わってみたいな、と思うことがあったら、気になる専門店=教えてくれる場所に出かけ、試食してみるといい。今は、本や対面の学校、オンライン講座もある。勉強を始めやすい環境だと思います」ただ知識を覚えるだけではなく、理解し、身につけることで初めて“勉強した”といえる。「僕は、自分のことや意見を自分の言葉で説明できる人になりたくて、その土台として“知識”が必要だと思うんです。でも、その知識を頭では理解していても、言語化できなかったり、的確に説明できなかったり、とっさに浮かばないうちは、まだ身になってないんですよね。身につけて初めて、自分の言葉として使えるようになる。勉強をすることで土台の材料を手に入れて、そのステージにたどり着けたらいいな、と思っています。憧れは、池上彰さんや林修先生なんですけどね。お二人みたいな方って、本当にカッコいい」一方で、自身のことを飽きっぽいという小島さん。それでも勉強を続けるコツはいったいなに?「いいんですよ、飽きても。僕も昔取った資格とか、もう完全に飽きてますから(笑)。長く続けることって実はすごく難しい。とりあえず知りたいな、と思っていることがあれば、集中的にやってみて、学ぶって面白いと思えたら、もうそれでOKでしょう」楽しく身につく学びの3つのコツ1、本を探して読んでみる「いろんな学び方があると思いますが、僕は本が好き。知識や思考がギュッと集約されているところが、ありがたいし便利です」2、手を動かして書いてみる「書いて覚えるスタイルは、昔から。今もヨガを習っていますが、授業のときはしっかりノートをとってます。手を動かすって大事」3、誰かに話して教えてみる「覚えた知識を説明すると、その知識をおさらいすることになるのか、なぜかスルスル頭に入る。僕はすぐ誰かに説明しますね」こじま・よしおお笑い芸人。沖縄県出身。2007年「そんなの関係ねぇ!」で大ブレイクし、以降テレビやお笑いの舞台などで活躍。『NHK短歌』(NHK Eテレ)、『サタデーウォッチン!』(東北放送)などに出演中。YouTube チャンネル「小島よしおのピーヤの休日」も人気。※『anan』2022年4月20日号より。写真・小笠原真紀(by anan編集部)
2022年04月16日3月25日(金)よりDisney+(ディズニープラス)で独占配信がスタートした『アイス・エイジ バックの大冒険』。2002年の1作目の公開から今日まで、長年にわたって世界中で人気を集めてきた『アイス・エイジ』シリーズ。2万年前の氷河期の地球を舞台に、マンモスのマニーやナマケモノのシド、サーベルタイガーのディエゴらの冒険を描いたアドベンチャーシリーズです。最新作では、自立しようと仲間の元から旅立ったフクロネズミの兄弟、クラッシュとエディが大冒険を繰り広げます。本作で応援隊長を務める小島よしおさんにmamagirlWEBが直撃しました! ■『アイス・エイジ バックの大冒険』応援隊長の小島よしおさんを直撃!ーー応援隊長に就任されましたが、改めておめでとうございます。小島よしおさん(以下、小島)ありがとうございます!ーー応援隊長として、作品を観た感想をお聞かせください。小島それぞれのキャラクターに、思いを入れられるというか。自分に重ねられる部分がある作品だなと思いました。今の自分に、「あー、この、バックが、なにか境遇が似てるな」とか、クラッシュとエディみたいに親元を離れて一人暮らしを始めるような、そういう巣立ちみたいな環境にいる人とか、似たような境遇の人もいるでしょうし。逆に、お母さんの目線で、巣立っていく子どもたち、みたいな感じの目線もあるだろうし。昔、仲間と喧嘩しちゃった人と、仲直りしたいけどなかなかできないんだよっていう人だったり。あとは敵にオーソンがいるんですけど、相手役にもちょっとこう……自分が急に力を手にしたときに、どう振る舞えばいいんだ、どうなっちゃうんだ!?みたいな。そういうのも考えちゃったり。いろんな見方ができる作品だなって思いました。ーーてっきりお子さん向けの柔らかい表現かなと思っていたのですが、大人が見ても学びがありますよね。小島そうなんですよ!ーー小島さんがいちばん印象に残ってるのはどのシーンでしょうか?小島いくつかありますけど、可愛いシーンでいうと、クラッシュとエディがラップをするところ。ラップというか、ボイスパーカッション。ボイパしながら踊るところが、めっちゃ面白いんすよ。しかもその前に、マニーとかに「おまえたち、こういうことはできるか?片付けることはできるか?」って言われたときに、秒で「できないできない」って、カタカタカタってこう、首をふるところがあるんです。そこで「俺たちにできるのは~」みたいな、これをやりゃ十分でしょー、みたいな感じで踊り出すところがあって。ここがすごく好きですね。可愛い!あと修行のシーンも好きです。ジーと船の上で修行して、失敗しながら最終的に銃みたいなのを取って……得意げな顔するんですけど、その顔芸は注目です。よく見るとこんな面白い顔してた(笑)。だから次は顔を中心に見ようとか思えて、何回見ても面白いです。ーーいろんな見方ができますね。顔芸といえば小島さんとも通ずるところもあるのではないでしょうか?小島あ、そうですねー(笑)。今後の自分の顔芸にも生かしていきたいな。ーーさすが、応援隊長ですね!小島いやいや(笑)でも本当に人間離れした顔するんで、まあ当たり前ですけど(笑)すごい表情するんで真似したいなって思っています。ーークラッシュとエディが滑り落ちてしまうところから物語が展開していきます。先ほど小島さんも触れていましたが、自立したい!と踏み出す場面が印象的でした。小さな二人の奮闘をご覧になってどんなことを感じましたか?小島そう、成長!もともと実家で何もせず遊びほうけてた子が、社会に出ていく。落ちていった下界ってもしかしたら社会なのかな?と思って。社会に出て、働いてくじゃないですけど(笑)そういう成長物語だなとも思います。「考えるようになってきたー」「なんで考えるん?」みたいなセリフもあって。二人で正直に話すじゃないですか。そんな二人がもう最後はね、知恵を……二人の知恵や機転で物語が展開する。これ以上はネタバレになってしまうのでどこまで言っていいのか分かんないですけど、すごいなーと思ったシーンでした。ーー社会に揉まれる。人間の社会に置き換えると、バイト先で揉まれるとか(笑)小島あははは。そうですね。ーー家族って自分の味方だったりしますが、社会に出ると味方じゃない人も現れる。小島うんうん。■小島よしおさんが憧れたヒーローは?小島さんはインタビューの前に、『アイス・エイジ バックの大冒険』でシド役を務める太田光さん(爆笑問題)と共に配信記念イベントに登壇。芸人の先輩と楽しく、“ハチャメチャ”PRを終えたばかりでした。ーーさきほどのイベントでお話しされていましたが、小島さんがYouTubeをされているなかで、感情をむき出しにするっていうのと、楽しく学ぶっていうことをおっしゃっていましたが、作品とリンクしてるなと感じました。小島そうですね。けっこう、『アイスエイジ』のキャラクターってみんな、感情むき出しですよね。だからこそ見てる人の感情も揺さぶられるっていうか、なんかそういうパワーがあるのかもしれないです。みんな自分に正直に、これやっちゃいけないかもって思いつつも、やっぱりやったりとか。まあ動物だけあって、本能にすごい忠実なキャラクターたちなんで。そのストレートさがまた、見てる人たちにも響くかもしれないですね。ーー物語ではクラッシュとエディが地底の世界で、冒険好きな恐竜ハンターであるイタチのバックと再会します。2人にとっては憧れのお兄さん的存在ですが、小島さんが幼少期に憧れていたヒーローはどんな方でしたか?小島ヒーローといえばイチロー選手です!ぼくが小中学校のときにものすごい活躍ぶりをリアルタイムで見てて。中学校のときは振り子打法を真似したりしてやってました。僕のヒーローです!ーー誰もが憧れるヒーローですね!それではごく身近なところではいかがでしょうか。小島身近な方だとダンディ坂野さんです。事務所の先輩なんですけど、サンミュージックにお笑い部門ができたのって、ダンディさんが入った頃。で、5年間やって芽が出なかったらお笑い部門が撤退って話だったんですけど。その5年目にダンディさんが“ゲッツ”でブレイクして、サンミュージックのお笑い部門が持ち直した(笑)。ダンディさんがいなかったら、お笑い部門がなかったんですよ、サンミュージックって。そんなダンディさんが、いまでもCMだったり多方面で活躍されているのを目の当たりにしてるので。やっぱり、私も一発屋と言われて、ダンディさんも一発屋と言われているなかで、レジェンドですよね。僕のヒーローです。ーーそれは素敵ですね。9回の裏に特大ホームランを打ったというか。小島ええ(笑)そうなんですよ!もう誰もが諦めていたそのときに“ゲッツ”で息をふきかえしたっていう。ーーいま、小学生のお子さんたちから見れば、小島さんがヒーロー的存在に思いますが、子どもたちからどんな声をかけられますか?小島いやいやいや(笑)。声をかけられたといえば「なんで、服着てないの?」とか(笑)。それがいちばん多いです。「なんで裸なの?」とか(笑)。それがいちばん声かけられますねー。ーー今日はすてきな衣装を着てらっしゃって、ギャップがありますね!小島念のためと言いますか(笑)。いちおう水着は履いているんですが。今日は素敵な衣装を用意していただきました。■子どもの悩みに答えてきた小島さんならではの向き合い方とは?小島さんはYouTubeでチャンネルを開設。子どもたちに向けて楽しく学べる様々なコンテンツを配信中。子どもたちと触れ合う機会の多い小島さんに、現在の子どもたちに感じこと、そして小島さんの元気の秘密を聞いてみました。ーーYouTubeを拝見しまして、様々な取り組み、特に算数を教えたり、「AERA dot.」で小学生のお悩みに答えたりされています。小島さんの幼少期と比べて、現代ならではの悩みだなと感じたのはどんなところですか?小島現代ならではの悩みは、塾とか、そういう習い事とか行っていて、「僕はライバル視してないけど、勝手にライバル視してくる」みたいな。現代ならではっていうか、昔に比べて習い事とか、その……競争するものは増えてるのかなと感じました。あとは、ナイジェリア出身の女の子が「シャラーップ」って言ってくるっていう悩みがあって。それも国際的だなって。ーーどんな風にアドバイスをされましたか?小島そのときは、ナイジェリアの子はもしかしたら言葉が、日本語が分からなくて、気持ちに余裕がないのかもしれないから、例えば、そのナイジェリアの言葉で話しかけてみるとか、英語でちょっと話しかけてみるとか。その子がみんなの前じゃなくて、その子とは一人のときに話しかけてみるとか、そういういろんな手段で、私が仲良くしたいんだよっていう意思表示してみたら?と話しました。ーー小島さんの明るさだったり、他者を思いやる、他者を理解する力は大人でも勉強になりますし、小学生のみなさんにとって救いになってるんじゃないかなと感じました。小島おおー、ありがとうございます。ーー小島さんはデビューからずっとパワフルでいらっしゃいますが、その元気はどこから来ているのでしょうか。小島元気の源は、そうですね。筋トレ、運動、食事、妻との旅行。まあ、妻と楽しくいること、あとは冬の薄着(笑)ーー冬の薄着ですか!小島薄着になることによって、体が寒いと感じると、体のなかが燃えてくるんで。あの、滝行ってされたことあります?ーーないです(笑)小島ないですよね(笑)。滝行したあとって、めっちゃ元気出るんすよ。そのときは、もう、ほんとに死にそうになるんですけど、滝行したあとは体がぽっかぽかになるし、なんか、目もなんか、はーってなって、元気出るんすよ。ーーへえー!知りませんでした。小島野菜とかも過酷な環境にいると甘くなるじゃないですか。ちょっと自分を過酷な身に置いてやるっていう。それが元気の秘訣かもしれないです。ーーなるほど!参考になります。最後にこれからご覧になるお子さんやmamagirl読者に、応援隊長としてひとことメッセージをお願いします。小島最初にも言いましたけど、それぞれの立場で観られる作品ですし、アクションとかもとても面白くて、そこだけ切り取っても見応えがあるんで、家族みんなで楽しめる作品。で、1回だけじゃなくて、ぜひ2回3回と、ディズニープラスだと繰り返し観られるので。繰り返し観て、そのときの自分の置かれた環境だったり気持ちで、見方が変わってくるかもしれない。アイスエイジを観ながら今の自分の、自分が今どこにいるのかを確かめてもらうのもいいかもしれないです。【作品情報】『アイス・エイジ バックの大冒険』世界中で大人気のアドベンチャーシリーズ『アイス・エイジ』。2万年前の地球、氷河期を舞台にマンモスのマニーやナマケモノのシドたちが様々な危機を前に繰り広げる波乱でクレイジーな大冒険を描く本シリーズ。子どもから大人まで幅広い世代に親しまれ、仲間との熱い絆やツッコミどころ満載のコミカルなシーンの数々、家族をテーマにしたメッセージなど、笑いあり涙ありの物語は5作の映画や短編で長年愛されてきました。(C)DisneyPlusそんな『アイス・エイジ』シリーズのディズニープラスオリジナル映画『アイス・エイジ バックの大冒険』が3月25日(金)よりディズニープラスにて独占配信!シリーズスタートから20周年を迎える最新作では、日本語版声優としてシリーズ1作目から全作品で吹替を担当している、マニー役・山寺宏一、シド役・太田光[爆笑問題]の続投も決定。シリーズを牽引してきた2人が、イタチのバック・ワイルド、フクロネズミの双子クラッシュとエディの新たな物語を大いに盛り上げます。(C)DisneyPlus【Twitter連動プレゼントキャンペーン】Disney+(ディズニープラス)で独占配信がスタートした『アイス・エイジ バックの大冒険』。公開を記念してぬいぐるみ3体1セットを1組様にプレゼントします。mamagirlWEBだけの特別なキャンペーンにぜひご応募ください。【応募方法】・mamagirl公式Twitterアカウント⇒をフォロー・公式アカウントでのプレゼント告知ツイートをRT以上の2点をクリアした方の中から、抽選で1名様にぬいぐるみをプレゼントします。【募集期間】・2022年4月8日(金)~4月14日(木)18時〆 【注意点】※当選の発表はmamagirl公式TwitterアカウントよりDMにて、当選者にのみお知らせします。※応募に関する一切の費用はご自身の負担となります。※本企画はmamagirlWEBの主催です。所属事務所や映画配給会社等、関係各所へのお問合せはおやめください。たくさんのご応募お待ちしております。あわせて読みたい🌈上野樹里さん&和田唱さん夫妻の会話に「やり取りか~わいい」「すごく良い」と反響
2022年04月08日三浦大知が、2月4日に放送される一夜限りのラジオ特別番組『小島秀夫 遊び仕掛けのラヂオ』にゲスト出演することが決定した。『小島秀夫 遊び仕掛けのラヂオ』は、「メタルギア」シリーズや『デス・ストランディング』を生み出したゲームクリエイター・小島秀夫が今注目するエンターテインメント、ヒト・モノ・コト、音楽について語る番組。日頃あまり聞くことのできないゲーム制作の裏側や、日々どんなことを見て、聴いて、何を考えているのかなどをトークする。ゲーム好きの三浦にとって小島は“憧れの人”だという。小島も先日新作ゲーム2タイトルを準備中であることを発表したばかりということで、どんな対談になるのか期待の高まるものとなっている。<番組情報>ニッポン放送『小島秀夫 遊び仕掛けのラヂオ』放送日時:2月4日(金) 20時~21時パーソナリティ:小島秀夫アシスタント:奥浜レイラゲスト:三浦大知番組メールアドレス:kojima@1242.com<ライブ情報>『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2022 COLORLESS』『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2022 COLORLESS』告知画像3月31日(木) 埼玉・戸田市文化会館4月9日(土) 新潟・新潟県民会館4月10日(日) 新潟・新潟県民会館4月20日(水) 愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール4月21日(木) 愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール4月29日(金・祝) 熊本・熊本城ホール メインホール4月30日(土) 鹿児島・川商ホール 第1ホール5月6日(金) 石川・本多の森ホール5月7日(土) 石川・本多の森ホール5月13日(金) 岡山・倉敷市民会館5月14日(土) 鳥取・米子コンベンションセンター BiGSHiP5月18日(水) 東京・J:COMホール八王子5月19日(木) 東京・J:COMホール八王子5月24日(火) 福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール5月25日(水) 福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール6月1日(水) 広島・上野学園ホール6月2日(木) 広島・上野学園ホール6月7日(火) 宮城・仙台サンプラザホール6月8日(水) 岩手・岩手県民会館 大ホール6月13日(月) 大阪・フェスティバルホール(大阪)6月14日(火) 大阪・フェスティバルホール(大阪)6月20日(月) 京都・ロームシアター京都 メインホール6月21日(火) 京都・ロームシアター京都 メインホール6月29日(水) 東京・東京国際フォーラム ホールA6月30日(木) 東京・東京国際フォーラム ホールA7月6日(水) 青森・リンクステーションホール青森7月7日(木) 秋田・能代市文化会館7月14日(木) 香川・レグザムホール 大ホール7月15日(金) 愛媛・松山市民会館7月20日(水) 静岡・アクトシティ浜松 大ホール7月21日(木) 静岡・アクトシティ浜松 大ホール7月25日(月) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru7月26日(火) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru※全22会場・33公演【チケット料金】全席指定:7,700円(税込)ファミリー席:7,700円 ※ファンクラブ先行受付のみ※3歳未満入場不可 / 3歳以上のお子様はチケットが必要となります。オフィシャルHP:<リリース情報>三浦大知 DVD / Blu-ray『Choreo Chronicle 2016-2021 Plus』2022年1月26日(水) リリース●DVD:5,500円(税込)●Blu-ray:5,500円(税込)※初回スリーブ仕様【収録内容】01. Cry & Fight -Music Video-02. Cry & Fight -Dance Edit Video-03. Yes & No, Forever & Always -Choreo Video-04. (RE)PLAY -Music Video-05. (RE)PLAY -Dance Edit Video-06. Look what you did -Choreo Video-07. EXCITE -Music Video-08. Darkest Before Dawn -Music Video-09. U -Music Video-10. Complex -Choreo Video-11. DIVE -Music Video-12. Be Myself -Music Video-13. Blizzard -Music Video-14. I’m Here -Music Video-15. COLORLESS -Choreo Video-16. Antelope -Music Video-17. Yours -Choreo Video-18. Backwards -Music Video-19. Backwards -Dance Edit Video-20. About You -Choreo Video-21. Spacewalk -Music Video-22. Didn’t Know -Performance Video Front Row Ver.--Bonus-23. Not Today -Choreo Video-24. Le Penseur -Choreo Video-【店舗別特典】・ポストカード(A5サイズ)【DAICHISHIKI CD・DVD OFFICIAL SHOPオリジナル特典】・2022年 卓上カレンダー予約リンク:<配信情報>「Le Penseur」配信中配信リンク:三浦大知「Le Penseur」Choreo Video「新呼吸」配信中配信リンク:関連リンク三浦大知 オフィシャルサイト:三浦大知 オフィシャルファンクラブ「大知識」:三浦大知 YouTube:三浦大知 Twitter:三浦大知 Instagram:
2022年01月24日12月11日、小島瑠璃子さん(27)のTwitter内で発言した内容がプチ炎上騒ぎとなっています。発端は、恋愛リアリティ番組「バチェラー・ジャパン」(Amazon Prime Video)に出演している女性たちをみて「太っている人いないえらいなぁ」と発言したこと。この見た目に言及する投稿が「身体的な評価を下した」として、多くのネットユーザーから批判を呼んでいるのです。たしかに多様性が叫ばれる今の時代において「太っている人がいない」ということを称賛するのは、いささか軽率な発言だったかもしれません。しかしこの炎上の根本は、彼女の“立ち位置”にも起因するものがあると思うのです。■「太っていないことはえらい」はなぜダメなのかそもそも「太っている・太っていない」「えらい」という無邪気なコメントは、今の日本においてなぜダメなのでしょう。今や、「ボディラインも含め個性として認めていこう」という多様性を重んじようとする時代です。そのなかで「太っていないことはえらい」と発言力のある人が公の場で発したことは、一個人の主観だとしても問題ととらえる人がいたということでしょう。彼女の発言をうけてエハラマサヒロさん(39)は、「ターゲット決めたらトコトン普通の発言でも炎上させたがるなぁ…」「誰の事も批判していない。太らない努力している人を讃えるという事は間違っていいるのか?」(原文ママ)と発言しました。しかし「太らない努力をしている人を讃えることが間違っている」のではなく、「太ってないことを讃えていることが間違っている」と思った人たちが批判の声をあげているようです。いやはや。些細な言い回しの違いかもしれませんが、複雑な時代になったもんです。■明らかな“勝ち組”なのに負け感を出す違和感よとはいえ今回のプチ炎上は、はたから見ていると“小島さんだから”という部分も大いにあるように思います。彼女のイメージについては、まだまだ“あざとい系“だと思っている人が多いものです。そして近年は、その“あざとさ“の多くが裏目に出ているような……。そうした状況の中で今回のような引っ掛かりのある発言をすると、どうしても反射的にネガティブにとらえてしまう人もいるようです。エハラさんが言うように「太らない努力をしている人を讃えている」と素直に捉えるのではなく「太ってないことを讃えている人=ルッキズムだ」と判断する人がいるのも、彼女のイメージによる部分もあるのかもしれません。今回の発言について筆者は個人的にルッキズムどうこうではなく、自分より痩せている女性が「痩せてていいね」とコメントしてくるような居心地の悪さを覚えました。言われた側からしたらこの場合、「ありがとう、でも、◯◯の方が痩せてるよね」と切り返さねばと迷う状況です。“勝ち組が負け感を出すこと”の裏に見え隠れする、無意識のマウンティングとでも言いましょうか……。考えすぎかもしれませんが、やっぱり言葉って、難しいですね。とはいえ、たった15文字で世間をザワつかせる小島さん。注目を集める力はまだまだ健在なんだな、と思わされるニュースでした。(文:おおしまりえ)
2021年12月22日ピューリッツァー賞戯曲部門を受賞したデヴィッド・リンゼイ=アベアーによる『ラビット・ホール』を、小山ゆうなが演出。夫婦役として初共演を果たす小島聖と田代万里生に話を訊いた。小島と田代が演じるベッカとハウイーの夫婦は、4歳のひとり息子を交通事故で亡くしたばかり。悲しみは同じながら、夫婦には微妙なズレがあるようで、「目指すところは一緒なんですけどね。捉え方の違いによって摩擦が起きている状態。でもそういうことって決して遠い話ではないですし、恥ずかしいけれど自分の日常を思い出したりしながら、ベッカという役になっていけたらと思います」と小島。田代も「お互い逃げているわけでもないし、ハウイーはハウイーなりに、ふたりの明日をどう紡いでいったらいいか一生懸命考えていると思うんです。でもあのズレ方っていうのは男と女だからなのか…。永遠のテーマですね」と苦笑いを浮かべる。さらにはベッカの妹で妊娠中のイジーや、姉妹の母のナットらが登場。家族だからこその強い想いと、それゆえの綻びが、丁寧な会話の積み重ねから描かれていく。「これを観て自分に照らし合わせない人はいないと思うんです。迷いながら生きている人たちが、答えが見つからなくても、その中で進んでいる今が間違っているわけではないんだと。ちょっと背中を押せるような作品になればいいなと思います」と田代。小島も「この作品は押しつけがましくないのがいいなと思っていて。『こっちが正解!』となると疲れますが、そういった無理矢理なところがない。そこが救いだと私は思います」と続ける。KAAT神奈川芸術劇場の今シーズンのテーマは“冒(ぼう)”。そこで本作におけるふたりの冒険を聞くと、「劇中で歌わないストレートプレイへの出演や、演出家の小山さんも共演者も劇場も僕にとっては初めて尽くし。知らない国にやって来た、“ラビット・ホール”に迷い込んだ気持ちもありますが(笑)、とても素敵な作品に出会えて僕は本当に運がいいなと思います」と田代。「あまり子どもがいる役をやったことがなかったので…」と語る小島は、ベッカと同じく子どもを持つ母親でもある。それだけになかなか重い役どころではあるのだが…。「最初に戯曲を読んだ時、なんとも言えない気持ちになったのが正直なところです。でも私があまりガーンとしていても、何も伝わらないですから。そこを落とし込んだ上で、舞台上では軽やかに放出出来たらと思います」と微笑んだ。取材・文:野上瑠美子
2021年11月15日ゲーム好きなら知らない者はいない、世界中に多くのファンを持つクリエイターである小島秀夫さん。新作のお話や、ゲーム界の変化、今後、目指していることなどを直撃しました!間接的なつながりを今作を通じて感じてほしい。Camera Press / Charlie Clift / BAFTA1987年に発売された初監督作品『メタルギア』でデビューして以来、第一線を走り続ける世界的ゲームクリエイター・小島秀夫さん。2015年末にはコジマプロダクションを設立、‘19年に独立後初となるPlayStation4用ソフト『デス・ストランディング』を世に放ち、大きな話題を呼んだ。舞台となるのは、タイトルにもなっているデス・ストランディングと呼ばれる怪現象によって、人々が分断された世界。“伝説の配達人”と呼ばれるサム・ポーター・ブリッジズは、孤立して動けなくなった人々のために、未来を運ぶ任務に就くことになる。今作の大きな特徴の一つとなっているのが、人との緩やかなつながりを感じられること。オンラインでの協力プレイなどとは違う、新しい距離感を体験できる。「今作を作り始めた時、(ドナルド・)トランプ前大統領が壁を作ったり、イギリスがEUを抜けたりと、世界的に分断が進んでいる兆候がありました。それと同時に、リアルタイムで世界とつながるという素晴らしいテクノロジーを持ちながらも、匿名で人を中傷したりと、共闘もしくは、互いに戦うようなことが起こっている現実もあって。ゲームの世界においても、いまだ、棒で殴り合うような内容のものばかりで、昔から変わっていない。そうした現実がある中で、“一歩引いたコミュニケーションとは何か”ということをゲームで感じてもらう、最先端のテクノロジーを使って距離を置いた間接的なコミュニケーションを体験してもらうことが、このゲームが目指したところの一つです。スマホなどですぐにリアルタイムでつながる今とは違い、昔は一回の電話を逃すと連絡がつかなかったりしたでしょう。電話がない頃は、いつ読まれるのかわからない、読まれない可能性すらある手紙でコミュニケーションをとっていた。その時に必要なのは、お互いの思いやりなんですよね」その手紙のような装置として、今作では、他のプレイヤーの痕跡が登場する。オンラインでプレイすると、別のプレイヤーが作った橋や梯子、バイクやブーツといったアイテムなどを共有できる。また、助けてもらった感謝の気持ちを込めて、「いいね」をすることも。圧倒的な孤独の中で世界を救おうとする主人公、つまりプレイヤーに、温もりを感じさせる。「今作は、強い寂寥感が生まれるように作っています。プレイヤーが、“こんなに苦労をして世界をつないでも誰ともハグできないし、なんでやねん!”と思っていると、ゲームの中に足跡や梯子をかけた跡など、痕跡を見つけるわけです。すると、自分と同じような人がいること、間接的につながっていることに気づくことができる。ゲームって、孤独な人がやるという側面もあると思うんですよ。こっち(現実)ではうまくいかない人が、架空の世界では主人公になれ、人とつながることだってできる。『デス・ストランディング』は、そういうメッセージも含めたゲームなんです。ただ、最初はその構造がわからないから、そこに至る前にやめようとする人もいると思うんですよね。とはいえ、ゲームは、プレイヤーが自分で物語を紡いでいくのが基本です。自分が何もせずとも話が進む状態になるのもきつい。そのバランスはすごく難しかったです」痕跡は、ゲーム内だけでなく、現実の世界におけるつながりを意識する装置にもなっている。「山登りに行くと、“これ、誰が作ったんだ”と思うような、丸太でできた橋とかがあるでしょ。それが本当に助かるわけです。同じ山でも、低い場所にあるのより高い場所にある自販機のほうがドリンクの値段が高かったりするけど、それも誰かがそこに持ってきてくれたから飲める。その視点で見ると、道路もコンビニも誰かが作ってくれたから利用できるし、そういう社会で自分は生きてきたとわかるはず。ゲームにおける足跡や建造物は、それに気づくギミックでもあるんです。間接的につながり、群れることで、人類は生きていけるんですよね」プレイした人の力になれる作品を作りたいんです。©2019 Sony Interactive Entertainment Inc. Created and developed by KOJIMA PRODUCTIONSまるで映画のように美しく、リアリティあふれる映像も、小島監督作品の魅力の一つ。今作では、ノーマン・リーダスやマッツ・ミケルセン、レア・セドゥなど世界的な俳優が登場。本人の動きをモーションキャプチャーによりスキャニングしている。なぜそこまでこだわりを見せるのか。「たとえば、プレイヤーがAからB地点に行きたいけど、その間に敵がいて倒すというのが40年前の『スペースインベーダー』をはじめとするゲームです。でも、なぜ、そうしなければいけないのか理由がわからないですよね。僕は映画や小説好きでもあるので、それがちょっと嫌なんです。プレイヤーに目的意識を持たせ、プレイしたいという興奮状態にさせ、動機を与えるためにドラマが必要なんです。正直、デモとして長く見せるのは、あまり頭がいいアプローチではないですが(笑)、僕のような映画や音楽、小説が好きな人に向けてやっていることでもあります(笑)。あと、今作では、ゲームの中で歩いていると突然、音楽が流れ、カメラのアングルが下にガーッと下りる場面がありますが、これは、テレビドラマシリーズなどで、いいタイミングで音楽がかかったり、コラージュが出てくるという演出をゲームでやってみたかったんです。カメラも替わり、自分が操作しているけれど映画を観ているような気持ちになり、音楽とともに風景を楽しめます」強い没入感を得られることで、キャラクターとの一体感にとどまらず、ゲームの世界を体験できるところも小島作品の特徴の一つ。「ゲームが暇つぶしになることは重要ですが、バーチャルで体験したことを現実の世界に持って帰ったり、その人の力になれる作品を作りたいんです。僕自身、映画や小説などの作品に背中を押してもらった、学校では教えてくれないことを学んだ、という恩がありますから。いろんなゲームがあっていいけれど、たとえば戦争のゲームであれば、その背景や戦争の悲愴さを、遊びながら理解させるべきだと思うんです。ゲームは昔の漫画のように、自然と学びが頭に入りやすいメディアだと思うので」9月24日には、PlayStation5用ソフト『デス・ストランディング ディレクターズカット』が発売される。ディレクターズカットと謳っているが、新しい要素が多く追加されたものに。「マップを大改造して行けなかったところに行けるようになったり、“こういうのがあったらよかった”という武器や装備、イベントを追加しました。基本的には発売後にユーザーからもらった反響や反応を取り入れています。敵と戦う練習ができる場所やレース場も追加。歩いている時に流れる音楽の種類も増やし、ディレクターズカットではなく、エクステンディッド(拡張)バージョン、『デス・ストランディング1.5』という感じです。PS5では、上下は切らずに左右を広げ、その分を新たに作り直しました。情報量が増え、既に見た風景も違って見えます」『メタルギア』では、隠れることに基軸を置いたステルスゲームを確立。その後も常に新しい試みを続けている小島さん。今後、ゲームをどんなふうに進化させていきたいかと尋ねてみると。「僕がやりたいのは、リアルタイムで変わっていくゲームです。せっかく全世界のいろいろな年齢、職業の人が同じゲームをやっているのに、みんながみんな、同じようにプレイしている。そうではなく、住んでいる場所や、その人の感覚で変化していくものですね。以前、『ボクらの太陽』というゲームを作りました。持ち運びができるゲームボーイアドバンスに、さらに太陽センサーと時計をつけたものです。太陽の光量をゲームに反映させてバンパイアを倒すので、遊ぶ場所や時間によってゲームに変化があるわけです。そんな仕掛けが、人が作ったシステムをリアルにつなげてくれるんです」また、「遊ぶ側がクリエイティブになっている」と、受け取る側の大きな変化も感じている。「これまでは作る側とプレイヤーと批評家がいる世界でしたが、今はプロゲーマーとゲーム実況者がいて、さらに最近では、ゲーム内カメラマンまでいますから。著作権の問題をクリアしないといけませんが、僕にはさらにその先のアイデアがあるんです。まだ、作れていないですけど(笑)。でも、作り手としては、ゲームを作って遊んで終わりじゃないのは、嬉しいですよ。お金は入ってこないですけどね(笑)。僕が運動場を作り、そこでみんなが遊んでいる。野球の九回裏が終わっても運動場を潰さずに、いろいろな人が引き継いで楽しんでくれている感覚です」ゲームにおけるテクノロジーの進化は、小島さん自身にも嬉しいつながりを生んだという。「最初、ゲームは二次元だったんです。音楽も奏でられなくて、ピープー音で。色も16色くらいからスタートしました。メディアがCD‐ROMになった時はすごく嬉しかったし、声優さんを使えるようになった。プレイステーションやセガサターンなどで、ポリゴンが表現できるようになった時は、“これだ!僕が作りたかったものができる!”と興奮しました。モーションキャプチャーは1999年くらいから使われるようになり、今や、俳優さんと仕事をしているわけです。テクノロジーの進化のおかげで、これまでつながることがなかった俳優やアーティスト、そのほかの職業の人たちとつながり、一緒に一つの目標に向かっていける。それが一番、感動します。今回、ananからインタビューがきたこともそうですよ。普段はゲーム雑誌ばかりですから(笑)。デスストには、“ベリーイージー”という簡単なモードがあり、頑張れば進めるようになっているので、普段、ゲームをしないというアンアン読者の皆さんも、ぜひプレイしてみてください。ネットフリックスを見る感覚で、映像を楽しんでもらってもいいですし。きっと、“小島秀夫すごいわ~!”と、思ってくれるんじゃないでしょうか(笑)」©2019 Sony Interactive Entertainment Inc. Created and developed by KOJIMA PRODUCTIONS『DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT』9月24日発売予定。パッケージ版、ダウンロード版 各¥6,490PlayStation5/ソニー・インタラクティブエンタテインメント ©2021 Sony Interactive Entertainment Inc. DEATH STRANDING is a trademark of SonyInteractive Entertainment. Created and developed by KOJIMA PRODUCTIONS.こじま・ひでお1963 年生まれ、東京都出身。コジマプロダクション代表。‘87年に『メタルギア』で監督デビュー。『スナッチャー』『ボクらの太陽』など、数々の名作を手がけている。※『anan』2021年9月15日号より。取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年09月11日お笑い芸人の小島よしおが、2日より放送される自立の・知育玩具サブスクリプションサービス「ChaChaCha(ちゃちゃちゃ)」の新CM「うちの子、戻ってきて」編に出演する。新CMでは、部屋で遊ぶ赤ちゃんにおもちゃを手渡そうとするも嫌がられてしまい、嘆くお母さんのシーンからスタート。買ったおもちゃに興味を持ってもらえず、おもちゃに対して「きみ、一発屋だったね」と悲しんでいると、突然、赤ちゃんが小島に変身する。そして、驚くお母さんに目もくれず「子どもの年齢に合ったおもちゃを届けてくれるサービスがあるよ!」と、流暢にChaChaChaのサービスを紹介。子どもの興味の移り変わりの速さを、かつての自身の経験に重ねたのか、すぐに飽きられてしまうおもちゃが一発屋で終わらないために、同サービスの特長を力説する……という内容になっている。新CMについて、小島は「その日に撮ったものがずっと流れ続けるので、コンディションはしっかり整えました。CM出演の話が決まってから撮影に向けて体を仕上げましたが、顔だけの出演でした」と笑いを誘いながら、撮影を回顧。見どころは「最後の上目遣い」だという。また、気になる知育玩具については「育脳タワーという積み重ねる玩具があって、名前からして気になるし、欲しいなと思った」と回答。さらに「プログラミングカーも今っぽくて気になりました。脳のいろんな場所を使っている気がするので良い」と興味を示した。
2021年08月02日情報が頭の中で書き変わる、集中している対象以外の情報が脳に届かないUpload By 発達ナビ編集部牟田暁子LITALICO発達ナビ編集長(以下――)小島さんはご自身にADHDの特性があると公にされていますが、ご自身の特性を感じるエピソードについて教えていただけますか。小島慶子さん(以下、小島):今日も、リアルの取材だってわかっていたのに、家で原稿を書いているうちに、オンライン取材だと頭の中で予定が書き変わっていたんです。昼過ぎにマネージャーから「15時から中目黒での取材、頑張ってくださいね」と連絡が入って、「あ!リアル取材だった!」と思い出してあわてて支度するという。スケジュール管理が難しくて、何重にもリマインダーを用意しておかないと、こんな風に情報が書き変わったり、抜け落ちたりするんです。――それは子どものころからですか。小島:そうです。なんで間に合わないんだろう、どうして勘違いしたんだろう、これは魔法?と思うくらい。情報がすぐ書き変わってしまうのはもしかしたら、ワーキングメモリーが弱いからかもしれません。そして、過集中になっているときには、集中している対象以外のことについて横から何か言われても、脳に届かない状態なんです。ただ、過集中のときも、私はどうやらリアクションは普通らしくて、何か言われると「わかりましたー!」と返事をしている。それで相手はこれで伝わったと思っているけれど、私の頭には入っていないという具合です。見たもの聞いたものが目と耳で止まっていて、脳まで届いていない感覚です。――今はスマホなどでさまざまなリマインダーがありますが、子ども時代や学生時代はどうされていましたか。小島:大事なことは紙に書いて壁に貼ったり手に書いたりしていましたけど、それでもうまくいかないこともありました。私が子どもだった1970年代から80年代当時、まだ発達障害はほとんど知られていなかったので、とにかく困った子どもだと思われていました。面白そうなことを見つけると、後先考えずにそっちに行ってしまったり、不用意な発言で友達を傷つけたり、場がシーンとなっちゃったり。いわゆる空気が読めない子どもだったから、いじめのターゲットになったこともありました。もちろん、いじめは発達障害の特性があったからというだけでなく、転校生だったことや背が高いことなど、複合的な要因によるものだと思いますが。そうした経験があって、「どうやら、思いついたことをそのまま言ってはいけないらしい」などと、うまくやっていくための工夫を、傷だらけになりながら学習してきました。「助けて」と言えない環境だった子ども時代――そんな小島さんは、家庭の中でどんなふうに育てられたのでしょうか。小島:私の親は1930年代生まれで、子育てしていたのは1960~90年代。発達障害のことなんて知られていないし、私みたいな子どもを育てるのはほんとに大変だったろうと思います。だけど、あとから思うと、子どもが発達障害であろうとなかろうと、「なんで普通にできないの?」と聞かれるのはかなり重たいことでした。私は、“わがままでひねくれていて、すぐご機嫌ななめになってしまう子ども”。母は、「どうして慶子はこんなに育てにくいのかしら」と悩んだのでしょう。よく「なんで普通にできないの」と言っていました。母も苦しかったでしょうし、両親を責めることはできませんが、適切な言葉がけではなかったと思います。子どもの私にしてみたら話を聞いてほしいのに、「ひねくれている」といわれて話を聞いてすらもらえなくて、ますます機嫌が悪くなるという悪循環でした。――「普通」って重い言葉ですよね。小島:今考えると、両親が「普通」と呼んだものは青い鳥みたいなものでした。多分、みんながニコニコ笑っていつも仲良く、何のトラブルもない家庭を「普通」とイメージしていたんだと思います。両親は東京の貧しい家庭に育ち、家族との関係でも苦労していました。戦争で空襲や疎開を経験し、戦後は日本の経済成長とともに、一歩一歩豊かになってきた人たちです。あんなに貧しかった自分たちが、マイカーやマイホームを手に入れることができたという喜びがあったのだと思います。だからこそ、ホームドラマに出てくるような絵になる素敵な家庭への憧れが強くあって、あの時代の集団幻想みたいなものを「普通」と呼んだのかもしれません。暗黒の中学時代、生まれ変わろうとした高校時代Upload By 発達ナビ編集部――中学校、高校時代は、どのように過ごしてこられましたか。小島:人間関係がうまくいかなかった中学3年間は、暗黒時代でした。自分も世界も全部消えればいいのにと思っていました。私が通っていたのは私立の中高一貫校で、当時はいわゆるバブル全盛期。とにかく周りのみんなが眩しく見えたんです。お金持ちのうえに、可愛くておしゃれで成績もよくて、あげくに性格もいい、そんな子たちが羨ましくて。授業中に前に座る友人のセーラー服の四角い襟をジーっと見つめて、じっとり鬱々としていました。「妬ましい…」って。でも、中学3年生になるころには妬むのに疲れちゃって。一貫校だったんですが、高校になったら校舎も移るし、「よし、生まれ変わろう」と決意しました。で、人に好かれる友人の会話をじっくり観察したんです。ほほう、このタイミングで笑うんだ、ここでそういうリアクションするんだ…と学習しました。高等科になって、学習したことを実践。まずは挑戦しやすそうな、“無口な人”になる。生来のおしゃべりである私にとっては新鮮な体験でした。とにかく黙る。誰かに話を振られるまでは口を開かない、ニコニコしてただ「おもしろーい」と言うだけ。たった1ヶ月、無口チャレンジをやったところで、「慶子ちゃん、おとなしいよね」なんて言われるようになったんです。中等科3年間の私のトンガリぶりを見ていたはずの同級生たちが、たった1ヶ月で私を「おとなしい子」だと信じてしまう。人はこんなに簡単に、評価を変えるものなのかと思いました。そこで次に、笑い方や発声、リアクションも変えてみました。古典芸能と同じ。「型」から入って、次第に自分のものになっていくのですね。あとから思うと、これは衝動性をコントロールするためのひとつの効果的な方法だったんじゃないかと思います。無口な人とかふわふわした人とか、どの型もうまくいくようになって、そうか、相手や状況によって使い分ければいいんだ!と学びました。1年が終わるころには、いちいち考えずに今と同じように普段の自分を出しても、トラブルが起きなくなって、友人たちに受け入れてもらえるようになりました。自分の特性をコントロールするコツをつかんだということかもしれません。働き始めて、自分と向き合う――働くようになってからはどうでしたか。困っていたことだけでなく、認めてもらった経験についても聞きたいです。小島:私が選んだアナウンサーという仕事は毎日が変化に富んでいて、単調な仕事が苦手な性分に合っていました。油断すると喋りすぎるという特性については、アナウンサーの研修や現場での失敗を経験して、過剰な部分を刈り込んでととのえて調整することができるようになりました。テレビやラジオの仕事は、自分がしゃべる姿や声を後で客観的に観察できるので、特性を把握するのにとても役立ちました。当時はスマホなんかないですから、自分の姿を画面で見る機会があるのは、せいぜいホームビデオくらい。テレビ画面で客観視することで改善すべき点がわかり、だんだん人への伝え方が洗練されていきました。勤めていたTBSには、テレビだけでなくラジオがあります。声だけのメディアでは、台本ナシでもとめどなくおしゃべりができるという、いわば過剰な部分がかえってプラスになりました。ラジオで「この人おもしろい」と認められて自信をつけるという経験をもとに、映像がある場合のしゃべり方、つまりテレビでは何を言葉で伝え、何を仕草や表情で伝えるといいのかを研究しました。最初は荒削りだし、面白いけど弾け過ぎとも言われましたが、それを大目に見てくれたりアドバイスしてくれたりする人がいました。放送局には極端な人がたくさんいましたし、それを面白がるおおらかな空気もありました。アナウンサーという仕事は、自分の特性をプラスに転化しやすい環境だったのですね。とても幸運だったと思います。――アナウンサーになろうと思ったのはいつごろですか。小島:大学1年生まではいわゆる“玉の輿”に乗るつもりでいたんです。でも、当時付き合っていた年上の彼氏にふられて大失恋しました。銀行に内定していた人だったんですが、気づいたら「どうしよう、次は商社の人かな、広告代理店かな」と相手の肩書きばかりを気にしている自分がいて、浅ましさにうんざりして。じゃあ、年収と社会的信用は、男の人に頼らず自分で手にしよう!と思ったんです。それなら思い切り純粋に恋ができると(笑)そこで、当時はまだ少なかった女性が男性と対等に働けるマスコミ業界、その中でも学科試験より実技試験重視のアナウンサー、という選択になりました。テレビに出るのは楽しそうでしたしね。いちばんの理由は経済的自立でしたが、子どものころから国語の音読が好きで、学芸会のナレーターをやったら楽しかったという理由もあります。目立ちたいけど主役は恥ずかしいという、屈折した自己顕示欲ですね(笑)自己嫌悪感の強さから病気を経験し、それが発達障害の診断を受けるきっかけに――そんなふうに活躍されていた小島さんが、発達障害の診断を受けようと思うまでのことを教えてください。小島:私は長い間、摂食障害という病気でした。親の過干渉がしんどくて15歳ごろから始まり、18歳の失恋で悪化。もともと自己肯定感が低かったのが、さらに自己嫌悪が強くなってしまった。一人でいるときは、つい自分のことを考えてしまうでしょう?それは嫌いな人とずっといるのと同じこと。それで、自分を忘れるために食べてしまう。食べていると無心になれたんです。過食で太り、これではアナウンサーの試験も受けられないと思って、今度は吐くようになった。過食嘔吐を繰り返しながら、アナウンサー試験を受け、就職後も食べ吐きしながらテレビに出ていました。給料は食費に消え、そんな自分に嫌気がさしてますます悪化。今思うとあれは、自分と折り合いがつかない生きづらさをやり過ごすための自傷行為でした。アナウンサーの仕事を選んだのには、実はもうひとつ理由があります。アナウンサーになって有名になって、たくさんの人に褒められるようになったら、自分のことを好きになれるかもしれないと思ったんです。見た目も性格も、自分で自分を好きになることは無理だけど、他人が好きになってくれたら認めてやることができるんじゃないかと。でも、人前に出れば出るほど自分がすり減っていくのです。仕事では、メンタルの渇きを癒すことはできませんでした。30歳で出産してからは、過食嘔吐している暇がなくなって摂食障害はおさまりました。でも、育児の過労や仕事復帰の不安、実家との関係、夫婦関係などが積み重なり、33歳で不安障害という病気を発症しました。そのときからお世話になっている精神科の主治医からは、摂食障害も不安障害も根っこにあるものは同じだと言われました。平たく言えば、生まれ持ったさまざまな特性に加えて、安心できる居場所がない中で育ったことが影響しているということでしょうか。人間は複雑な生き物ですよね。不安障害の症状がほぼ寛解してからも、折に触れて主治医のカウンセリングを受けていました。主治医は発達障害が専門でもあったことから、生育歴などを話すううちに「もしかしたら」と気付いてくださったんです。それで、最終的に41歳のときに診断を受けました。――周りの人にもオープンにしようと思ったのはどうしてですか。小島:家族やマネージャーには、初めから話していました。自身の障害についてエッセイで書いたのは、発達障害という言葉がなんだか雑に使われているなと感じたからです。発達障害という言葉が世の中に広まるにつれ、「うちの子のクラスに発達障害の子がいるんだけどね」と眉をひそめる人や、「うちの子がそうだったらどうしよう」と不吉なことのように恐れる人に出会うことが多くなり、かと思うと自己診断で、発達障害は天才の証拠!みたいにアピールする人もいて……。なんだか“雑”だなあと思ったのがきっかけです。発達障害の一つであるADHDにもいろいろな人がいる。私の場合はこうだけど、みんながみんな私みたいではない。10人いたら10人違う発達障害を、不吉なものとか天才とか極端な話で括らないでほしい、と。そうしたら、思いのほか反響が大きかったです。Upload By 発達ナビ編集部大人になって上手になった、助けを求めること――小島さんが、今のように強く生きられるようになったのは、どうしてでしょうか。小島:けっして強くはなっていないですよ。私は大嫌いな自分が許せなかったけれど、もうしょうがないと思うようになって、それで折り合いをつけたのです。嫌いな自分、すぐ死にたがる自分と友達になったというか……、ずっと二人三脚です。今も、ずいぶんいろんな人に頼って、話を聞いてもらっています。いちばん話を聞いてくれるのは夫。カウンセラーや友人、子どもたちもよく話を聞いてくれます。「今日さあ、どんよりしちゃって、元気ないんだ」とか「また時間を間違えちゃったんだよ」なんてこぼすと、励ましてくれます。大人になって、助けを求めることが上手になりました。不安障害になったときに、臨床心理士さんや精神科医の先生に恵まれて、たくさん助けてもらった経験から、つらいときには「頼れば誰かが助けてくれる」と学習したのです。頼っていいんだな、って。子どものころの方がつらかったですね。家族の中では、相談して弱みをさらして受け入れてもらうという関係は難しくて、根っこのところでは誰にも頼れなかったから。ネガティブ思考の沼に落ちたときときは、「こんな状況で思いっきり不幸な未来ばかりを思い描いているんですけど」と誰かに言ってみる、すると「それは認知がゆがんでいますよ」と返してくれる。そうかなあ、この人がそう思うだけかもしれないぞと思って、違う人にも相談してみると、「ちょっと妄想に振り回されてない?」と言われる。何人かから同じようなことを言われるうちに自分を俯瞰する視点を得て、沼から這い上がれる。こういうことの繰り返しです。――SOSを出せるのは大事なことですよね。小島:本当にそうですね、助けてと言えばちゃんと助けてくれる人っているんだ、という経験から学んだことです。もし今つながっている人が助けてくれなくても、ほかの人は信用できるかもしれない。一つずつは何気ない言葉でも、いろいろな人の言葉がだんだん集まって、自分を支えてくれることもある。一人のスーパー救世主に頼るのはその人に完全に依存することになってしまうので共倒れのリスクがあるけれど、気軽にちょっとずつ頼れる人をたくさんつくると、生きやすくなるのだそうです。「自立とは依存先を増やすこと」という言葉を、今悩んでいる人には伝えたいです。頼っていいんです。生身の人間でなくても、本や映画や音楽の中にも、ちょっとずつ自分を支えてくれる言葉は見つかるはずです。――子どもも「助けて」のサインを出せるようになることが大事かなと思います。小島:そうですね。息子たちには、「助けて」と言える技術を伝えてきました。親はいつも全力で子どもたちの力になりたいけれども、思春期の子どもなどは、親には言いたくないこともあるでしょう。だから、「つらいときはつらいと言っていいんだよ。私たちはいつでも力になるけど、もし親以外の人がいいときは、学校の先生でも友達の親でもいい、スクールカウンセラーや、この人だったらと思える信頼できる大人に、相談していいんだよ。お医者さんもいる。必要ならいつでもつなぐよ」と伝えてきました。――うちの息子はすぐに私を頼ってくるんですが、それは息子のいいところだったのかもしれないですね(笑)。私は恥ずかしくて親に頼ることはできなかったから、余計にそう思います。小島:素晴らしい!信頼されているんですね。安心して弱みを見せられる場所って、子どもにも大人にも必要ですよね。読者には、日本ではまだ発達障害に偏見があって心ないことを言う人もいるけれども、助けてくれる人もたくさんいるし、必ず助けてくれる人につながる方法がある、と伝えたいです。お子さんに「困っていることはない?助けてほしいときはいつでも言ってね。一緒に考えて、頼れる仲間を探してあげるからね」と常日頃から声をかけるだけでもいいと思います。もし、今タイムマシンがあったら、子どものころの自分のそばに行って「私でよければ話を聞くよ」って言ってあげたいですね。Upload By 発達ナビ編集部取材・文/関川香織撮影/鈴木江実子(注釈)摂食障害や不安障害は、発達障害のある人は併存のリスクは高いですが、発達障害がすべての原因ではありません。(監修:井上雅彦先生鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授)
2021年07月30日小島よしおさんのYouTube動画、「おっぱっぴー小学校」の総再生回数は443万になります(※2021年7月時点)。そんな小島さんは、キッズコーディネーショントレーナー(※1)という資格を持っていて、「小島よしおのピーヤの休日」というYouTube動画も同時に更新中! 今回は、子どもが楽しく運動神経を育める「ひとりジャンケン」を紹介してくれます。 このゲームは、よしおさんの指示に従って右手と左手を使い、ひとりでジャンケンをするというゲームです。よしおさんの言っていることをしっかり聞き取り、頭を使って楽しくジャンケンして遊びましょう! ※1 キッズコーディネーショントレーナーとは、子どもの発育発達面や心理面を理解し、運動神経能力の向上を図るためのプログラムを提供できる指導者のことを言います。 頭の体操に「ひとりジャンケン」はピッタリ♪ 小島さんがかけ声を言うので、それに合わせて両手を使ってジャンケンをする遊びです。頭を使うほか、反応能力を鍛えることを目的としています。◆ひとりでいつでも遊べる「ひとりジャンケン」! 「ひとりジャンケンとは」名前の通り、ひとりでジャンケンをして遊ぶというものです。今回は、右手が勝つようにしたいので、右手をパー、左手をグーにしています。 動画では小島さんがかけ声をかけてくれるので、それに合わせて自分の両手でジャンケンをしましょう! 慣れてきたら、ママやパパにかけ声を言ってもらったり、自分でかけ声を考えてジャンケンをしてみてもいいですね☆ 繰り返し挑戦して、楽しく遊んでみてください♪ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!
2021年07月24日小島瑠璃子「今、本当にスッキリしてるかもしれないです。前の彼とお別れしたばっかりで」タレントの小島瑠璃子が、漫画『キングダム』の作者・原泰久氏と破局したことを明かした。いま、そんな彼女の発言が波紋を呼んでいる。■肉体関係は「付き合う前に、致しますね」小島と原氏は昨年7月下旬に、福岡でデートしている姿が『週刊ポスト』にキャッチされ、交際が発覚した。しかし、交際発覚当初から、世間の風当たりは強いものだった。「原さんは昨年3月には離婚していたことをのちに発表しましたが、交際が発覚した当初は、離婚の時期を公表していなかった。さらに原さんが、小島さんとの交際前に、別の元アイドルと交際していたことが報じられると、小島さんが奥さんからも、その女性からも原さんを略奪したのでは、という疑惑の声が多く上がったんです。“略奪愛”という話が一人歩きしていき、結果、彼女のイメージダウンも避けられませんでした」(芸能プロマネージャー)あれだけ高かった小島の好感度も、この一件で急降下。しかし、3月末に出演した『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)では交際をイジられた際に、顔を赤らめて「幸せ」とノロける姿を見せるなど、交際は順調と思われていた。そんな2人の破局が発覚したのは、先月末。「交際期間は1年。原さんが拠点とする福岡と東京での遠距離恋愛でした。加えてコロナ禍でなかなか会えないこともあり、すれ違いが続いて破局に至ったそうです。19歳という年の差も影響したのかもしれません」(前出・芸能プロマネージャー)多くの人に祝福された交際ではなかっただけに、このまま沈黙を続けてフェードアウト……と思われた。しかし、6日放送の『グータンヌーボ2』(関西テレビ系)で、小島は自ら破局を切り出したのだ。冒頭の発言はそのときのもの。さらに彼女の口からは驚きの発言が次々と飛び出していくーー。「久しぶりにフリーなんで、“よし!また新しい出会い探そう”って」「彼と結婚するのかなって思ってた」「(結婚を)考えていたといっても“結婚いつかできたらいいね”ってふんわり話してたくらいで、具体的に婚約してたとかじゃないんで」「おふたり(共演した長谷川京子、バービー)に言われて、私、今楽しいんだって、楽しむ時期なのかって思いました」さらに同番組で長谷川に「付き合う前に致すか致さないか」(身体の関係を持つか持たないか)を問われた際には、こんな赤裸々発言も。「付き合う前に、致しますね。致さないと付き合えないですね」「致し終わった後のテンポ感とか、合うとか合わないとかありません?」まるで吹っ切れたかのように、“彼”とのことをペラペラと話す小島に対し、ネットでは、「元カレとの破局を色んなところで喋るこじるりイタすぎる」「スッキリしたとかよく言えるな」「前の奥さんと子どもがかわいそう」といった声が相次いだ。■なぜ、そんなにも過去のことを話すのか「ネットでは番組の一部の発言が切り取られて炎上していますが、本編では破局の原因については一切触れられていません。一方で『付き合う前に致して(身体の相性を)確認しておきたい』と話すなど、原さんを匂わせなくもない赤裸々な発言で、視聴者サービスも欠かしませんでした。ギリギリ相手にも迷惑のかからない範囲で情報を出しつつ、そこははぐらかして別の内容で攻めた発言をする。その対応力には、芸能人としての“うまさ”を感じましたね。“事前に致す”発言は、相手が想像できてしまうだけに、個人的にはやや気持ち悪さを覚えましたが(笑)」こう話すのは、恋愛ジャーナリストのおおしまりえさん。確かに、原氏とは公に交際を認めていた仲だったため、この発言で“彼”の影がチラついた人も少なくないはず。しかし、こんなにも過去のことを話すというのは、どんな心理が働いているのだろうか。「自ら話したいと思う心理には、まだ本質的には未消化な感情が残っている証拠だと思います。相手に関する怒りや未練、はたまた当時の寂しさみたいな感情が残っていると、人は『聞いてほしい』『どうしたらよかったのか?』といった感覚になります。一方で、本当に気持ちが整理できていると、『話してもいいし、話さなくてもいい』といった感覚に。小島さんの場合、これも仕事ですからどこまで本音を言いたかったかは定かではありませんが、本当は原さんへの不満や不安を、山ほど抱えていたと思います。言いたいけど言うデメリットを計算した結果、“別れてスッキリ”程度に抑えたのかもしれません。ただ “別れてスッキリ”というのは、当事者への配慮が欠けており、元妻や当人(原氏)からしても、きっと聞いていていい気持ちのいいものではないと思います」熱愛の一件ですっかり好感度を落とした彼女。恋愛絡みで落ちた好感度はどうしたら?「小島さんは器用すぎる姿が透けすぎており、好感度を復帰させていくにはもう少し不器用さが必要なのではと思います。グータンで画面共演した田中みな実さんは独立直後、女性からの好感度を得るため、“残念女キャラ”を出していました。明るいキャラクターの小島さんですが、例えば大泣きするとか酔いつぶれるとか。思わぬ表情が画面から伝わってくると、視聴者のリアクションもまた変わってくるかもしれません」番組では、「自分のことだけ考えてる時間はもう飽きちゃった」と、30歳までは婚活に励むことを誓った小島。自分のことだけ考えず、周りのことももっと見えていたらいいのだけれどーー。
2021年07月08日タレントの小島瑠璃子(27)と人気漫画『キングダム』の作者・原泰久氏(46)が破局したと、6月28日に報じられた。原氏の拠点が福岡であるため、遠距離恋愛だった2人。『スポニチアネックス』によるとコロナ禍でのすれ違い、そして年齢差から来る価値観の相違が破局の理由だという。「2人は19年1月に放送された『世界ふしぎ発見!』(TBS系)で出会いました。もともと小島さんが『キングダム』のファンだったそうです。当時の原さんには奥さんと3人の子供がいましたが、原さんは翌年の3月に離婚を発表。そして、その4ヵ月後に小島さんと原さんの交際報道があり、小島さんはラジオで交際を認めました」(芸能関係者)当時、そのタイミングから不倫を訝しむ声が上がったものの、原氏の実母や兄が『週刊女性』で否定している。「ですが、ネットではいまだに『略奪愛では?』といぶかしむ声が後を絶ちません。また『週刊文春』によると、原氏は離婚前に別の女性と交際。彼女は結婚を考えていたものの、結果的に原さんは小島さんを選んだといいます」(前出・芸能関係者)交際にまつわる一連の報道で、大きく株を落としてしまった小島。今回の破局報道にも、ネットでは冷ややかな声が上がっている。《なんかイメージ変わった。前みたくバラエティ見てもいい感じがしない》《良いこと一つもなかった気がします》《イメージダウンは避けられませんね》グラビアでの活躍やバラエティ力で一躍トップスターとなった小島。17年10月、テレビ東京系で放映された選挙特番でのレポートも評判を呼び、いっときは“こじるり無双”とも言われていた。しかし、コロナ禍になってから少しずつ風向きが変わっていくーー。「さらに小島さんは、失言がしばしば取り上げられることも。昨年4月、インスタライブで『筋トレは世界で一番、意味分かんない』と発言し、『失礼では』との批判が集中。のちに『ムキムキが個人的にタイプじゃないだけ』と釈明しました」(スポーツ紙記者)また昨年5月には『おしゃれイズム』(日本テレビ系)で『“男は顔”と主張している』と明かされ、こちらも炎上気味に。「傍から見ると個人の自由としかいいようのない発言でも、こうして非難にさらされる……。これは、彼女に対して“何か思うことのある人が多数”ということの証左といえるでしょう」(前出・スポーツ紙記者)果たして今回の破局が、小島にとって名誉挽回のチャンスとなるのかーー。
2021年06月28日小島瑠璃子6月28日にタレントの小島瑠璃子と、漫画『キングダム』の作者・原泰久氏との破局が報じられた。「スッパ抜いたのは『スポニチ』で、なんでも福岡県を拠点とする原氏との遠距離恋愛によるすれ違いが原因とのこと。昨年7月のコロナ禍での熱愛発覚後、度重なる緊急事態宣言によって福岡と東京を行き来するのも難しくなったことも影響したようです。また19歳という年齢差もあってか、互いの価値観や気持ち、そして結婚観にもズレが生じていたのかもしれません」(ワイドショー・ディレクター)もともと『キングダム』の大ファンだったという小島が、原氏と初対面したのが2018年末のこと。とある番組の企画で同氏の仕事場を訪れると、小島は「お会いできてうれしいです」と本人を前に感激して号泣。この時、妻と3人の子どもがいた原氏だったが、熱愛をスクープされると2020年3月に離婚していたことを報告したのだ。しかし、人気漫画家と好感度タレントの恋路は祝福された、とは言い難い。芸能リポーターが解説する。「ふたりの交際開始時期などが明かされなかったこともあり、ネット上では小島の“不倫・略奪”が疑われ、バラエティ番組に引っ張りだこだった人気タレントのイメージは一転。“不倫”に敏感なスポンサーの手前、彼女の起用に二の足を踏む局もあったと言います。とはいえ、お相手は累計発行部数8000万部(電子版含む)の作品を生み出した超人気漫画家。その資産は数十億円ともいわれているだけに、いくら批判されようとも結婚すれば“玉の輿”に乗れるわけですから、こじるりにしてみれば気にすることでもなかったのでは?」■“二股”疑惑に不信感を抱いたでは、なぜ交際はうまくはいかなかったのか。コロナ禍で会うこともままならなかったというが、リモートでも愛を育める時代だ。「漫画家という特殊な仕事柄だけにマイペースで仕事をする原先生は、自分の都合で彼女に電話をかけていたみたいですね。こじるりにも仕事や生活があるわけですが、その配慮もなく毎日、時には2時間以上の長電話をすることもあったとか。そして彼女と並行して、別の元アイドルとも交際していた“二股”疑惑を『週刊文春』に報じられたことも、原先生に対する不信感を募らせる一因になったのかもしれません。当初は才能を含めて原先生に惹かれるも、やはり憧れと現実はかけ離れていたのかもしれません。特に10代で芸能界入りし、わき目もふらずに芸能界でのし上がってきただけに、自分の人生を投げ打ってまで交際を続けるような相手ではない、と気づいたのではないでしょうか」(芸能プロマネージャー)実は破局報道が出る5日前、小島は自ら匂わせていた節がある。6月23日放送のバラエティ番組『あちこちオードリー』(テレビ東京系)に出演した彼女は、「オードリー」や「ニューヨーク」とトークに花を咲かせたのだが、「かつては出演番組で交際順調アピールをしていた彼女ですが、この番組ではいっさいそれに触れずに、“自分で立っているのが好き”“自分で稼ぎたい”などとやたらと“自立”を主張していました。さらにはプライベートで幸せになると、その反動で“仕事が揺らぐのが怖い”と、原氏との交際が仕事に影響したかのような物言いもしていたのです」(前出・芸能プロマネージャー)■私、誰と結婚したらいい?そして、ついにはこんな“愚痴”も吐露していた小島。《私、誰と結婚したらいいんですかね?今までコツコツ、プライベートの楽しい時間も自由もぜんぶ犠牲にして、でも(仕事が)好きだから、バラエティ愛してるからやってきてる。これを邪魔しない結婚って何?ムズッって思っちゃって。なるべくいい人を好きになれたらいいな》「この時すでに、“交際イジりはNG”というお達しがあったのでしょう。ニューヨークの屋敷(裕政)が、こんなおいしいネタをイジらないはずはありませんから(笑)。おそらくはスポニチさんのスクープも、この番組がきっかけではないでしょうか。原先生との交際で“玉の輿”に乗り損ねたどころか、“好感度タレント”としての価値も下げてしまったようにも思えるこじるり。それでも、持ち前のグイグイ食い込めるガッツでまた芸能界での居場所を確保していくと思いますよ」(前出・芸能プロマネージャー)また“こじるり無双”なるか。
2021年06月28日恋のこと、仕事のこと、家族のこと、友達のこと……オンナの人生って結局、 割り切れないことばかり。3.14159265……と永遠に割り切れない円周率(π)みたいな人生を生き抜く術を、エッセイストの小島慶子さんに教えていただきます。第42回のテーマは「結婚」です。結局、するのかしないのか、考えるほど割り切れなくなるこのテーマ。小島さんが結婚生活を続ける中で見えてきたものについて綴っていただきました。私の結婚の話この連載は今回を含めて残り3回となりました。考えてみたら、結婚と、子どもを持つことについてはまだここでは書いていないことが判明。そこで今回は結婚について書きます。といってもまだ道半ばだし、私が結婚してみた感想でしかないので、結婚するべきとかしないほうがいいとか、結婚はいいものだとかろくなもんじゃないという話ではありません。色々な選択がありますから、まあこんな感想もあるんだなと思ってお読み頂ければ幸いです。2021年6月現在、私は、結婚してよかったと思っています。離婚を視野に入れた関係*であっても、だからこそ今の夫婦の関係は良好です。夫婦で戸籍を作るいわゆる法律婚をしてから、今年で21年。色々なことがあったけど、それでもやっぱり、結婚してよかった。死のうとしたほど辛かったことも含めて、結婚生活は、私がこの世を知る上で何よりも深い学びの場でありました。(編集部註: 2018年から4年後に「離婚」というゴールに向けて何ができるか考えて生きてみようと“エア離婚”を夫婦で実践中)結婚と幸せって、全く別の問題なんですよね。けどずーっと、セットだと思ってました。結婚は幸せになるためにするものだと、幼い頃から繰り返し繰り返し、聞かされてきたから。思い出してみてください。昔話からドラマまで、これまで見た物語では、女性が「結婚によって幸せになる」あるいは「結婚した/しなかったせいで不幸せになる」はたまた「結婚しようかどうか悩みに悩む」ものが圧倒的に多くなかったですか?結婚に悩む男が婚活舞踏会を開いたら見慣れない女子が来て、真夜中前に帰っちゃったから落ちてた靴を拾って苦労の末に探し出して結婚して幸せになりましたとさ!とか、寂しさに耐えかねていたある日、森を通りかかったらドワーフたちが泣いていて、見ればめちゃくちゃ素敵な女性が横たわっているので思わず口付けたら彼女が蘇って好いてくれて結婚してくれましたとさ!じゃないですもんね。結婚の幸せは、女の側から語られることが圧倒的に多い。女性にとって結婚は「今よりも素敵などこかへ連れて行ってくれるもの」だと、私も思い切り刷り込まれていました。28歳で結婚を決めた3つの理由高校生までは、母や姉と同じように、高学歴で有名企業に勤める高収入サラリーマンと結婚して専業主婦になるのが幸せだと信じていました。自らの願望というよりは、そうならないといけないという強迫観念に取り憑かれていました。何よりも、自分が慣れ親しんだサラリーマン家庭の生活からこぼれ落ちたくないという一心でした。自分もそういう男性を捕まえないと、母や姉のような生活は送れないのだと思うと、とても不安だったのです。しかし大学1年の時に銀行に内定していた彼氏に振られたのをきっかけに、年収目当てで男を探すのはしんどいから、男並みの年収を自分で稼ぐことにしよう!とキャリア志向に転向。働き始めてからは、母や姉のような結婚をせねばという強迫観念から解放され、いわゆる結婚願望もさしてありませんでした。ではなぜ28歳で結婚したかというと、直接的には3つの理由からです。一つ目は、3年間同棲していた恋人との生活に変化が欲しくなったこと。二つ目は、友達が次々結婚して、何度も結婚式の司会をするうちに、自分も結婚式をやってみたくなったこと。三つ目は、会社から「写真週刊誌に恋人との写真を撮られないように」とか言われるのがめんどくさくなったから。3年間一緒に暮らしていた恋人は、私のあらゆる最悪な面を見ていたので、結婚するには良さそうな相手でした。しかし結婚しようではないかと提案すると「過去に一度離婚しているので結婚には慎重なのだ」とかなんとか理由をつけて、なかなか踏み切ろうとしません。しかしとにかく結婚式をやってみたかった私は詰めに詰めて同意を取り付けるに至りました。二人で具体的な計画を立てて段取りを進めるのはとにかく楽しかった。親族向けの神式の挙式と、仕事関係者向けのホテルでの披露宴の2回に分け、披露宴は花の種類からメニューまで全てオーダーメイドで二人で決めて、パーティー前夜は徹夜で台本を書きました。夫に期待したこと、予想外だったこと彼は3年一緒に暮らしても私を嫌いにならなかった、つまり慶子耐性があり、家事や経済力など生活運営面でも大きな問題はなく、私よりも多くの種類の感情や人生の苦労を知っていそうでした。当時私は、自分はどうも世間知らずだという気がしていたので、若い時から苦労している人と結婚したら、視野が広がるのではと考えたのです。結婚したことによる一番大きな変化は、新しい親戚ができたことでした。結論からいうと、親戚付き合いという点では、私は昔ながらの結婚という制度にはかなり不向きでした。夫の両親はすでに他界していたのでいわゆる姑とのトラブルがなかったのは幸いでしたが(それも結婚を躊躇わなかった理由の一つです)、夫の親戚の中には、家父長制バリバリの奇想天外な無茶振りをしてくる人たちがいたのです。当初は私もそれを珍しい風習としてちょっと面白がっていました。しかし親戚付き合いは遊びじゃないので、放置するとリアルに生活が脅かされます。夫が親戚ブロックをかけたおかげでおさまったものの、法的な結婚にはこういう厄介ごともついてくるんだなと思い知ったのでした。結婚式の余韻と既婚者生活の物珍しさが落ち着くと、子どもを産むってどんな感じだろう?とまた好奇心がむくむくと湧いてきて長男を産みました。しばらくして、ある事件から私が初めての育児でてんてこまいだった最中に夫が超絶クソ野郎な振る舞いをしていたことが判明。このショックに加えて、かねて懸案だった実家との関係やら仕事復帰の重圧やらもあって、精神を病みました。しかしサバイブするために夫がやったことは封印して、彼のいい面だけを見て生きると決め、次男を出産。身を切るほど辛い気持ちと、心の底から尊いと感じる出来事とが混在する日々でした。やがて何年もかけて、純度100%の幸福じゃなくても人は幸せを感じるということを知りました。純度70%、15%、45%、2%、などと幸せとしんどさがモザイク模様になって散りばめられ、死にたくなったり世界が煌めいて見えたりして月日が過ぎました。矛盾と混沌に包まれながら進化する今も息子たちと私たち夫婦はいい関係です。だからこそ、海外移住の大冒険もみんなで力を合わせて乗り切れました。互いに強い信頼で結ばれたナイスなファミリーなのですが、同時に夫と私の間には修復できない傷があり、それを息子たちも知っています。かけがえのない関係が最低の出来事を内包して、光を放ったり闇に沈んだり、怒りに冷え切ったり温かい笑いに包まれたりして進化し続ける有様を4人で見ている。この矛盾と混沌こそが、若い自分が知らなかったものなのだなあと今は思います。夫が過去にしたことを思って「あいつのせいで私の完璧に幸せな結婚生活は3年しか続かなかった、あとはずっと血を流しながら生きている、人生を返せ」と思う時もあれば、「あんなひどいことがあり、同時にさまざまな尊いことがあるのが人生なのだな。誰かと生きる、ってそういうことなんだな。人間の得体の知れなさを間近で見るのはしんどいが、面白い」と思う時もあります。思えば一人の人間の醜さと温かさにこんなに長期間、これほどの深度で触れたことは、夫との関係以外ではありません。それでもなお、彼という人間を私はほとんど知らないのです。なんと不思議なものでしょうか。私が息子たちを思うのと同じように深く彼らを愛し、家族の記憶を共有している世界でただ一人の人が、夫です。私を誰よりも苦しめた人間と、誰よりも受け入れた人間とが同一人物であるややこしさ。別々だったら良かったのに。まあ、このまま法的な夫婦を続けようと、元夫婦の友人同士になろうと、事実婚夫婦になろうと、どちらかが死のうと、彼と私は他にはない関係であることは確かだし、そういう関わり方をした相手が一人でもいるのは、人間を知るという意味ではなかなか得難いことではないかと思います。“シンデレラの亡霊”の声を聞きながら思うこと生きることは長い長い、100巻組の連作の本を読むようなもの。何巻目まで読んで終わるかわからないけど、誰も完結するまで読み切ることはできません。何歳で生涯を終えても、「ああ、まだ途中だったのに」「最後はどうなるか知りたかったのになあ」で終わるのだろうし、回収されない伏線や、矛盾した記述もたくさんあります。私の約49年の人生の中の21年、同棲期間も入れたら24年を占める夫との結婚生活が、物語に占める割合はすでにかなり大きい。元は互いの存在すら知らない他人だったのに。今でも心の中には「結婚して誰かと一緒に生きるなら、いつもハッピーで平和でいたい!やり直せるなら、そういう“幸せな結婚”がしたかった!」と叫ぶシンデレラの亡霊がいます。もし、時間を巻き戻して、もう一度人生をやり直せるなら……。過去に付き合った誰を思い浮かべても、きっと48歳の私は同じようなことを言っているのではないかと思います。では、もし誰とも結婚していなかったら? 私は一人で生きていくのは、つまり厄介な自分自身と二人きりで生きていくのは、どのみち耐えられなかったでしょう。きっとどんな形式であれ、誰かと恋愛を経たパートナーシップを結んでいたと思います。もしかしたら、夫と結婚しなければ、彼がしたようなひどいことはしない、全然違う人と出会っていたかも知れません。うん、結婚式をやってみたいなんていう目先の理由で結婚を決めずに、もっと待てば良かったのかも。そうしたら、流さなくていい涙もあったのかなとは思います。しかしまあ、人生は一度きりです。生きてしまったものは仕方がない。どんな選択をしても、きっと予想外のことが起き、暗く深い淵を覗くことがあるのでしょう。誰かと生きるって、他人の人生に巻き込まれるということ。それは見方を変えれば、予想を超えた学びや発見の機会を得るということでもあります。このちっぽけで世間知らずの脳みその外に出るには、それはなかなか悪くない方法だったのではないかと思うのです。
2021年06月21日キッズコーディネーショントレーナー(※1)という資格を持つお笑い芸人の小島よしおさんが、今回は「タオルチャレンジ」を紹介してくれます。運動神経の1つである、定位能力(※2)を鍛える方法を教えてくれます! ※1 キッズコーディネーショントレーナーとは、子どもの発育発達面や心理面を理解し、運動神経能力の向上を図るためのプログラムを提供できる指導者のことを言います。 ※2 ボールをキャッチするときに使う、自分と自分以外の位置関係を把握する能力のこと。 タオル1枚で簡単♪ 投げてキャッチするトレーニング 「タオルチャレンジ」は、レベル1~3まであります。レベル1では、タオルを縦にしてキャッチします。次にレベル2では、タオルを横にしてキャッチ! そして、レベル3ではタオルを回転させてキャッチするというもの! だんだん難しくなっていきますが、ぜひ挑戦してみてくださいね♪ ◆レベル1:タオルを縦にしてキャッチ! 「タオルチャレンジ」のレベル1は、タオルを縦の状態にし、いったんタオルから手を放して、キャッチします。このとき、タオルのはじっことはじっこの部分を持つようにしましょう。 ◆レベル2:タオルを横にしてキャッチ! 「タオルチャレンジ」のレベル2は、上の写真のようにタオルを横にして持ちます。タオルを上に向かって投げたら、すぐにキャッチします。このとき、ひざを曲げながらおこなうとやりやすいですよ! ◆レベル3:タオルを回してキャッチ! 「タオルチャレンジ」のレベル3は、超上級チャレンジです! タオルを縦から横へ回転させてキャッチします。レベル1や2と比べると難易度が上がるので、最初はタオルを落としてしまうかもしれません。しかし、2度、3度とたくさんチャレンジすることで、段々とできるようになっていきますよ。 レベル3ができるようになったら、縦から横へタオルを回し、そのあとすぐに横から縦へと回していく「タオル1周の旅」に挑戦してみましょう! 1回でできなくても、何度も繰り返していくうちにできるようになりますよ。タオルをしっかりと見てタイミングをつかみ、感覚で覚えていきましょう!ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!
2021年06月01日俳優の桐谷健太とタレントの小島瑠璃子が25日、都内で行われた新「のどごし〈生〉」磨き抜かれたうまさ完成披露会に出席。桐谷は、小島のフォローに感激した様子を見せた。ビール界のソムリエ資格「ジャパンビアソムリエ」を取得したという桐谷。複数のビールの注ぎ方を解説し、缶からジョッキへビールを注ぐも、ジョッキから泡があふれそうに。「ちょっと多かったですか……?」と苦笑いする桐谷を尻目に、小島は桐谷より綺麗に注いで見せた。また、『のどごし〈生〉』のキャッチコピー「ゴクゴクうまい」にちなんで、59.59秒にわたってうまさを演説でアピール。結果、目標より5秒長くなってしまうも、小島が「ほぼ……59秒59でした! 熱い思いが伝わってきて、すごい飲みたくなりました」とフォロー。桐谷は「むちゃくちゃいい子やね……」と感激した。イベント中、合計3回ビールを注いだ桐谷について小島は「3回注がれて……どんどん上手になりました」とニッコリ。それを聞いて桐谷は「泡が元気だったぁ! 爽快なのど越しなので、僕が思っている以上に、泡も皆さんの前でテンション上がっていた」と弁解した。小島のほうが上手に注いでいたのでは、と報道陣から指摘されて桐谷は大笑い。小島が「隣のお兄さんが、確実に泡多すぎたので、『私は失敗できない』と思ってそこは緊張しました」とほほ笑むと、桐谷は「すばらしい!」と場の空気を読んだ小島を褒め称えた。
2021年05月25日タレントの小島瑠璃子が25日、都内で行われた新「のどごし〈生〉」磨き抜かれたうまさ完成披露会に桐谷健太とともに出席。「音フェチなんですよ」とASMRへの関心を明かした。本商品のCMなどですっかりお馴染みのコンビとなった小島と桐谷。小島は「桐谷さんはドッシリと胸を貸してくださる感じ。私が何を言っても何しても大丈夫だな、という安心感があります」と信頼感を口に。小島はまた、ビールを飲むタイミングについて「一日中いつでも飲みたいですけど、今一番、『このときおいしかったな!』と思うのは、一日お休みの日に、昼ご飯を自分で作ったとき。焼きそばを作って、のどごし生を飲みたい。お家で何か作ったときはのどごし生。定期的に親戚に贈っている」と明かした。缶を開ける際、小島が缶をマイクに近づけ、プルタブの音をしっかり拾う所作を見せると、桐谷は目を丸くして「ちゃんとマイクの前で…! 知ってるね~!」と感激。桐谷も小島のマネをして開けた。イベント終盤にも、桐谷が「缶をここ(マイクの近く)で開けるのは感動した」と振り返ると、小島は「YouTubeの、ASMRって言うんですか?ちょっと音フェチなんですよね。マイクのそばでやりたいなと思いました」とほほ笑んだ。なお、ASMR(エーエスエムアール)とは、「Autonomous Sensory Meridian Response (自律感覚絶頂反応)」の略語で、聴覚や視覚への刺激によって脳がゾワゾワしたりリラックスするような反応・感覚のこと。近年、YouTubeなどの音声メディアにおいて様々なASMR動画が投稿されており、一般人だけでなくタレントや声優、有名VtuberによるASMR動画が話題を呼ぶなど、若い世代を中心に盛り上がりを見せている。
2021年05月25日「できるけど疲れる」ことがたくさんある筆者が吉川先生を知ったのは、2018年11月にNHK総合で放送された『発達障害って何だろうスペシャル』だった。千原ジュニアさんや南沢奈央さんらをMCに据え、スタジオには小島慶子さんのほか、筆者がテレビ取材もさせていただいた“トリプル発達障害”の漫画家・沖田×華さんも出演。そこでの吉川先生の発言に、思わず膝を打った。「発達障害のある方に関して『何かができるかできないか』っていうことだけで見ると、見誤るんですね。『できる』と『できない』の間に『できるけど疲れる』ことがたくさんある」(吉川先生番組内で)誤解を恐れずに言えば、吉川先生はちょっと異質的な存在だ。元々教員になりたかったが、学校教員の文化が自分に合わないことに高校時代に気づき、子どもの精神科医という道を選んだ。大学教員などを経て「自分は研究者向きではない」と感じたといい、現在では多くの発達障害当事者や養育者に支持されている。Upload By 桑山 知之「“正確さを犠牲にした分かりやすさ”っていうのを意識しているんです。専門の研究者って、正確さを大事にしなきゃいけない立場ですよね。正確さを犠牲にできないじゃないですか。でも僕は研究者ではないから、『誤解を招きかねないけど分かりやすい』ということがいくらか許される立場なんです。研究者になってしまうとできない表現や書き方ができるというのが、研究者ではない医者の特権かなと」(吉川先生)確かに、前述の「できるけど疲れる」ことがたくさんあるというのは、それに当てはまらないケースがあるのも事実だ。しかしながら、発達障害の苦しみを理解するうえでは非常に分かりやすい表現だといえる。福祉や法律といったあらゆる領域をまたいでいるからこその見識の深さを、自身は「ひとつの領域を突き詰めるというのがあんまりできなくて……」と謙遜する。Upload By 桑山 知之この子、発達障害かも?まずは「人手集め」から我が子にADHDや自閉症スペクトラム障害のような特性がみられた場合、多くの養育者はまず子どものことを理解しようと、発達障害の知識を蓄えることからスタートしてしまいがちだ。しかし、吉川先生によれば、まず「人手をできる限りたくさん集める」ことが入口として一番“無難”だという。「人手が足りないときに知識だけ集めたり、トレーニングだけ受けたりすると、わりとややこしいことになるんですよね。例えばこの子に何か新しいことを好きになってもらおうとすると、ちょっと演出しないと難しいよって。お母さんが歯磨きをしたあとに、すぐに僕もやる!ってなる子は歯磨きを覚えさせるのも難しくないんだけど、真似っこしたい気持ちが弱い子に対しては歯磨きって楽しいんだよっていうか、何かひと手間ふた手間かけないと歯磨きが好きにならないし、できるようにならないかもしれない。だから今、この子の子育てで何かを好きにさせるためにもできるようになるためにも、もっと言うと虫歯にさせたり怪我をさせたりしないためにも、余分に人手が要りますよねっていうところを共通認識にしていくことが入口なんですよね」(吉川先生)Upload By 桑山 知之あくまで順序としては人手、すなわちマンパワーを集めることが最優先事項。それがひと段落したあと、知識や技術を身につけていく。そのためにも、家族以外からサポートを受けることが精神的な支えになるそうだ。一般的には母親が先に気づいて父親はあとからついてくることが多いが、夫婦間だけでなく祖父母世代との間でも「足並みが揃うまでに時間がかかる」ことは多い。「早い時期に関わる支援者はつい子どもの特性とか子どもに対する関わり方をどんどん伝えたくなるんですけど、それよりも先にどうやってお父さんと足並みを揃えるのか、おじいちゃんおばあちゃんへの説明をどうしようか、っていう相談に応じていただいたほうがいいと思います」(吉川先生)Upload By 桑山 知之「できたら褒める」は要注意「挑戦したら褒める」にシフトをドキュメンタリーCM『見えない障害と生きる。』を放送したのは2019年5月。発達障害は、ここ5年ほどの間に急速な認知が広がったように筆者は感じている。こうした中、人手を含めたリソースの供給などが追いついていないと吉川先生は話す。「社会の認め方もそうですけど、当事者やその身近な方の認め方も確実に変わってきているというのは、確実にそうですね。ただ、変わってきているのも、いいところも悪いところも両方あるかなって思っています。必要な方が援助にたどり着きやすくなったってことはあると思うんですが、急速に知識だけが広がってきたので、支援のためのリソースがまだ充分足りていない。文化の変化というか、そういう人たちがたくさんいるんだっていうのを含んだ“文化の成熟”っていうのも遅れているんじゃないかなと」(吉川先生)Upload By 桑山 知之吉川先生は、発達障害の有無にかかわらず子育てをする中でつい陥りがちなことがあると指摘する。それは、「できたら褒める」ということだ。「できたら褒められるっていうのを子どもが学びすぎると、大人が好きなのは完成と達成と勝利だけと思ってしまうんですよね。そうすると、どうせ達成できないから僕はやらない!ということになってしまう。発達障害のあるお子さんの中には、難しそうな課題は手を出さなくなる子が一定の割合でいるんです。どちらかというと、『挑戦したら褒める』作戦でいく方が、子どもを育てやすくなると思います」(吉川先生)Upload By 桑山 知之完成と達成にフォーカスするよりも、何かに取り掛かり始めたところで応援することに軸足を置いた方が育てやすいという。特に、きょうだいの中に発達障害と定型発達の子がいたり、知的障害のある子がいる場合、完成と達成を評価してしまうと他方への褒め方が見つからなくなる。それよりも、挑戦に対して「ナイストライ」「いいチャレンジだったね」と声を掛ける方が“辻褄が合いやすい”と吉川先生は話している。Upload By 桑山 知之平成元年愛知県名古屋市生まれ。慶應義塾大学経済学部在学中からフリーライターとして活動。2013年に東海テレビ入社後、東京支社営業部を経て、報道部で記者/ディレクター。2018年から公共キャンペーンのプロデューサーとして「いま、テレビの現場から。」や「見えない障害と生きる。」、「この距離を忘れない。」といったドキュメンタリーCMを制作。主な受賞歴は、日本民間放送連盟賞CM部門最優秀賞、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSゴールド、JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール経済産業大臣賞、ギャラクシー賞CM部門優秀賞、広告電通賞SDGs特別賞など。取材・文:桑山知之取材協力:若者支援ネットワーク研究会in東海
2021年05月17日キッズコーディネーショントレーナー(※1)という資格を持つお笑い芸人の小島よしおさんが、今回は「DOG(ドッグ) CAT(キャット)ゲーム」を紹介してくれます。このゲームは、子どもの反射神経を鍛えることを目的としています。 ※1 キッズコーディネーショントレーナーとは、子どもの発育発達面や心理面を理解し、運動神経能力の向上を図るためのプログラムを提供できる指導者のことを言います。 画面を見ながら、楽しく反射神経を鍛えよう! 「DOG(ドッグ) CAT(キャット)ゲーム」は、画面に出てくる犬、猫、よしおさんを瞬時に判断します。そして、犬だったら「DOG(ドッグ)」、猫だったら「CAT(キャット)」、よしおさんだったら「PEER(ピーヤ)」と言う簡単なゲームです。 ◆いろんな犬や猫に出会える! 画面には次から次へといろいろな種類の犬や猫、よしおさんが出てきます。犬なのか猫のなのか、はたまたよしおさんなのか……! 目で見て脳で瞬時に判断し、声に出すことで反射神経が鍛えられます! 「DOG(ドッグ) CAT(キャット)ゲーム」は、英語の勉強にもなるので、ぜひ繰り返して行ってみてくださいね♪ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!
2021年05月15日恋のこと、仕事のこと、家族のこと、友達のこと……オンナの人生って結局、 割り切れないことばかり。3.14159265……と永遠に割り切れない円周率(π)みたいな人生を生き抜く術を、エッセイストの小島慶子さんに教えていただきます。第41回では、とあるシングルマザーの再生の物語を描いた映画『サンドラの小さな家』を観た感想を綴っていただきました。劇中より自力で家を建てることを決めたサンドラDV被害に遭い、シングルマザーになった女性が、幼い娘二人を抱えてホームレスの危機に。市が提供する住宅は3桁の順番待ち。もしもあなたなら、どうする?先日見たアイルランド映画『サンドラの小さな家』では、そんな主人公・サンドラが、なんと自力で家を建てることを思いつくことから物語が始まります。自力でって、つまり、手作りで。そうするほか、子どもたちと暮らせる場所を確保できないから。人には住む家「ハウス」と、安心できる居場所「ホーム」が必要です。そのどちらも失ったサンドラは、行政に見捨てられ、元夫の暴力に怯えながら、知恵と勇気を振り絞ってなんとか生きようとします。見知らぬ人々に「助けてほしい」と声をかけて。昨年からのパンデミックで、世界的に女性の貧困や孤立が問題化しています。国を問わず、女性たちが弱い立場に置かれていることが顕在化したのです。この作品では、パンデミック以前からあった、そうした女性を取り巻く社会課題に焦点を当てると同時に、格差社会の現実や多様性のある社会を生きる希望も示されています。サンドラは、家事代行と飲食店勤務のダブルワークでなんとか家計を維持しています。家事代行に通っている家の主である女性医師は、子供たちを抱えて行き場をなくしたサンドラのために、自宅の空いている敷地を提供すると申し出ます。けれど建材や人手は自力で調達しなくてはなりません。ネットで「自分で家を建てる方法」を説く動画を見てなんとかしようとするサンドラ。ある日、たまたまホームセンターで親切にしてくれた男性が、建設業者であることが判明します。そこで、サンドラは臆せず一歩を踏み出します。なぜ人々はサンドラを助けたのか「自力で家を建てるから助けてほしい」と頼むサンドラに初めは難色を示した男性。でも、彼のダウン症の息子はサンドラを手伝うと言います。そんなことから心強い助っ人を得て家を建て始めるのですが、サンドラの素晴らしいところは、さほど親しいわけでもない人にも思い切って助けを求めるところ。率直な申し出に心を動かされ、相手はサンドラの信頼に応えようとしてくれます。こうして、俄(にわか)仕立ての寄せ集め建設部隊が出来上がりました。サンドラのために無償で家づくりに協力してくれる人たちの多くは、社会の主流から外れた人たちです。定職についていなかったり、障害があったり、移民だったり。仲間が仲間を呼び、建築に関する知識を持つ人も参加してくれるようになります。女性医師もサンドラを積極的にサポートします。もしかしたら普段の生活では接点がなかったかもしれない、異なる階層やグループの人たちが、サンドラの家づくりを手伝うために協力して汗を流すのです。なぜ人々は見知らぬサンドラのために動いてくれたのでしょうか。ある人は「信用してくれて嬉しい」とサンドラに言います。彼はそれまで弱者とみなされ、誰かに頼られたことがなかったのですね。人と人の間でやり取りされるものは、労働とお金だけではありません。人は誰かの役に立つことで、喜びを得ることができます。他人に信用され頼りにされることで、自信や生きがいを感じるのです。「助けて」っていうのって、本当に本当に難しい。困っている時ほど、相手に迷惑をかけてしまうかもしれないとか、恥ずかしいという気持ちから、SOSを出せないものですよね。けれどサンドラを見ていると、人を信用して「助けてください」と言うことは、相手への贈与でもあるのだと気づきます。労働生産性のみで人の価値が計られ、なんでも自己責任とされるギスギスした世の中で、とても大切なメッセージです。劇中よりもし、サンドラが白人でなく英語が話せなかったらアイルランドは世界経済フォーラムのグローバルジェンダーギャップ指数では世界第9位。120位の日本に比べてはるかにジェンダー格差が少ない社会なのですが、それでも女性がシングルマザーになると、社会的な孤立や貧困などとの厳しい現実に直面することがサンドラの様子を通じてわかります。サンドラは白人女性で、言葉にも不自由しません。もし彼女が白人でなく、英語も流暢でなかったら、さらに困難は増したでしょう。世界中にシングルマザーたちがおり、その中にもさまざまな違いがあることを思わずにはいられません。日本にも、サンドラたちがいます。コロナ禍で実質的な失業者となっている女性は103万人とも言われており、その中には、一人で子育てをしている女性が大勢含まれているのです。繰り返し出てくるのは、元夫によるDVのシーン。サンドラが受けた肉体的、精神的なダメージは計り知れず、実際に経験がある人にとっては見るのがしんどいかもしれません。しかもそのDVを幼い次女が目撃してしまいます。面前DVです。それが元で、次女は父親に会うのを極度に怖がるようになります。にも関わらず、離婚時の取り決め通りにサンドラは娘たちを元夫に会わせないとならないのです。元夫はサンドラたちをコントロールしようと執拗に関わってきます。面前DVの影響で父親に会いたがらない娘を庇ったサンドラを訴え、親権を取り上げようとします。夫側の弁護士は、貧しいサンドラに母親失格の烙印を押し、法律は弱い立場の人を守ってはくれない。法廷でのやりとりでは、社会の根深い女性差別や弱者切り捨てが露わになります。理不尽な現実への怒りを込めたサンドラの切実な訴えは、胸を打ちます。困難の中に見た一筋の光これは現実に起きていることです。福祉制度が行き届かず、一番助けが必要な人たちが置き去りにされてしまう。打ちのめされた人がやっとの思いで支援を求めても、窓口で邪険にされたり、追い返されたりするのです。世間の目は冷たく、いつ仕事を失うかもわからない。何度も何度も惨めな気持ちにさせられ、社会から孤立していく。ただでさえ経済的な苦境に陥っているのに、人としての尊厳を粉々にされるのです。映画の中だけでなく、今この日本のあなたのすぐそばにも、そういう思いをして生きている人はたくさんいます。何もかも失った時に「あなたは、ひとりじゃない」と手を差し伸べてくれる人が誰もいなかったら。どうか想像してみてほしいです。自助・共助・公助という言葉を、政治家が「まずは一人でなんとかしろ、そのあと家族でなんとかして、なるべく国に迷惑をかけるな」という意味で使うのは間違っています。なぜなら、自助と共助と公助の全てがなければ、人は生きていけないからです。3つが互いに補い合って、人を生かしているのです。『サンドラの小さな家』は、公助が機能していない社会に放り出されたサンドラの闘いのストーリーなのです。仲間たちと0から家を建てようとする過程で、サンドラは暴力によって失われた自尊心と、安心できる人間関係を次第に取り戻していきます。形ある家が出来上がるにつれて、目には見えないホームが、サンドラの心の中に、そして彼女に協力した人の胸の中にも育っていきます。何もかも失った時になお彼女に一歩を踏み出す力を与えてくれたのは、一人のヒーローでもハッピーエンドの奇跡でもなく、人々の小さな善意であり、互いを労わる気持ちでした。私たちは「助けてください」と言っていい。私たちには、誰かを助ける力がある。自己責任論の嵐の中で、一筋の光を見せてくれる作品です。でもこれを決して「いい話」にしてはいけないという思いを強くしました。すぐ隣にいるサンドラに、気づいてほしい。「助けてほしい」と言われたら、あなたはなんと答えますか?■作品情報『サンドラの小さな家』全国順次公開中コピーライト:©Element Pictures, Herself Film Productions, Fís Eireann/Screen Ireland, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute 2020
2021年05月07日小泉今日子略奪愛疑惑のあった小島瑠璃子、「クローゼット不倫」の末に結婚・出産した矢口真里、豊原功補と不倫宣言していた小泉今日子ーー。3人への世間からの風当たりは依然と強いまま。しかし、先日言葉を濁しつつも「幸せ」発言をした小島と、何がなんでも今の「幸せ」を突き通す矢口・小泉には、恋愛の観点から見ると“違い”があるそう。結局、図太く生きたもん勝ちということか……?コラムニスト・おおしまりえさんが解説します。一時は出演番組で無双っぷりを発揮していたタレントの小島瑠璃子さん(27)。しかし現在、彼女の恋愛模様が影響し、好感度がダダ下がりしているといいます。その理由は、彼女がもともと大ファンだと公言していた『キングダム』の作者で漫画家の原泰久さん(45)と交際していた事がスクープされたことにあります。2人に年の差はあるものの、独身同士の交際は何ら問題ないかと思いきや、原さんは2020年に長年連れ添った妻と別れ、また別れる前は不倫関係にあった別の女性がいた疑惑も明らかとなりました。その結果、こじるりの略奪疑惑も生じ、ただの恋愛なのに批判されることとなったのです。結局、時系列の言及はされていませんが、2人の交際は今も順調のよう。3月31日に放送された『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)では、現在の交際を突っ込まれ、「あのー、えっと、幸せに……」と言葉を濁しつつも、関係は良好であることをアピールしていました。しかし、それがネットニュースに取り上げられると、略奪疑惑も相まって、また批判の声が相次ぐ事態に。個人的にはちょっとかわいそうにも感じる恋愛模様ですが、最近の芸能人の“訳ありノロケ”を比べてみると、批判と支持の声には、ノロケ方のスタンスの違いがあると思うのです。■訳ありノロケ、最初は批判されていても……それを感じたのは、タレントの矢口真里さん(38)のノロケを見たときのことです。彼女は2013年に現在の夫との不倫が発覚。「クローゼット不倫」なんて名前もつき、当時はかなり批判を浴びることとなりました。そこから8年。現在は結婚して1児をもうけてタレントとして活動する彼女。最近では、その元不倫相手だった旦那様がブログを開設し、矢口さんと旦那様、双方が仲睦まじい日常を投稿しているのです。そんな矢口さんには、いまだに根強い批判の声はあるのですが、一部の人の中には「そこまで貫き通すならもういい」「逆にスゴい」と、“支持”しないまでも、容認するような空気も広まってきていたりもします。この2つのノロケから出るリアクションの違いは、一体どこにあるのでしょう。そこにはノロケを“誰のために発しているのか”が関係しているように思います。誰のためかというと、それは、自分や自分たちの満足感のためです。訳ありノロケは、そもそも全員から祝福されることはありません。だからこそ「私はこれでいいし幸せ」という自分の満足感を積極的に出すことが、批判の声を根絶させないにしても、一定数に強さという印象を残し、納得感を与えます。矢口さんの積極的なノロケ発信には、こうしたいい意味での自分を貫き通す強さがあるのではないでしょうか。実際「不倫を貫き通せるのはスゴい」といったコメントも集まっています。もともとのキャラクターもあるかもしれませんが、批判の声がある以上、その批判を凌駕するほどの幸せを自分が感じ、そして自分が納得するまで発信することで、自然と支持する声も集まっていくように思うのです。■さらに上をいくのが、キョンキョンこうした自分の納得感を貫き通した例がもう1つあります。それが、女優の小泉今日子さん(55)の不倫宣言です。2018年に俳優の豊原功補さん(55)との不倫関係を公言し、今年に入って豊原さん側の離婚が成立したと報じられた彼女。ノロケを発信していたわけではありませんが、当初から「(不倫の)罪は自分で背負う」とまで公言する姿は、まさに自分の納得感を追求した形での交際宣言だったのかもしれません。これらと比較すると、小島さんのノロケというのは、どうしても主張が弱く感じます。そもそも言うならしっかり言わないと、ただの「匂わせ」くらいに捉えられてしまいます。もともと彼女は器用に立ち回る能力を高く評価されていた一面もあります。だからこそ、突き抜けて自分の幸せだけを発信するのは、苦手なのかもしれません。でも恋愛は時に図太く突き進めた方が幸せになれたりするものです。ましてや、やましいことがないならなおさらです。隠しても批判。ちょっとノロケても批判。だったら自分が納得できるスタイルで恋愛を楽しんだほうが、自分らしく輝けて、周りも自然と納得するのではないでしょうか。おおしま・りえ(コラムニスト・イラストレーター)10代より水商売やプロ雀士などを経験後、20代で結婚と離婚をへてコラムニストとして活動を開始。自身の体験や取材、心理学の知識をもちいて、恋愛や親子問題をはじめ、広く人間関係についての情報を発信。読む人の新たな気づきにつながるコンテンツ制作をモットーとしている。Twitter(
2021年04月24日SNSで子どもたちが直面する危険をありのまま映し出したドキュメンタリー映画『SNS-少女たちの10日間-』から、監督の1人であるヴィート・クルサークより公開直前に日本の観客に向けたメッセージ動画が到着。さらに、被害の実態を映した閲覧注意の本編映像が初解禁され、本作を目にした著名人からもコメントが届いた。今回解禁される映像で、「悪者を倒すには笑いが必要だ」と本作に込めたメッセージを伝えるクルサーク監督。そして本編映像は、お小遣い稼ぎに興味がないか聞いてきた、見ず知らずの男性との初めてのビデオチャットのシーン。画面には突然、下半身を露出した男性が何事もないかのように「何しているの?」と尋ね、“お小遣い稼ぎ”の内容について語り始める。僕の望みどおりにすれば2000コルナ(日本円で約1万円)あげる、と…。この他人事ではない衝撃作を鑑賞した春名風花、小島慶子、そして、虐待や性暴力にあった10代の少女たちを支える活動を行う「Colabo」代表理事・仁藤夢乃からのコメントにも注目してほしい。春名風花(俳優)加害者の多くは小児性愛者ではない。強く感じたのは、「性欲」よりも「支配欲」。子ども相手なら暴力や恐怖で簡単に支配できるからだ。だが、加害者を野放しにしたまま、闇雲に子どもからSNSを取り上げても何の解決にもならない。どうか家族で観て学び、恐れずに毅然と立ち向かって欲しい。小島慶子(エッセイスト)子どもの支援を行う複数のNPOから、コロナ禍で子どもたちが長時間ネットに繋がるようになって、性搾取被害の相談が増えていると聞いた。日本でもこの映画と同じようなことが毎日起きている。加害者たちの卑劣さは正視に堪えない。被害を誰にも言えず、危険にさらされている子どもが大勢いる。ぜひ多くの人に見てほしい。仁藤夢乃(一般社団法人 Colabo 代表理事)日本の少女たちも、この映画とまったく同じ現実を生きている。しかし日本社会では、それが子どもの非行や問題として語られ、被害者が責められ続けてきた。少女を性的に狙い、搾取する男性が無数にいる。加害者の存在や、性暴力の起きる社会的構造から目を背けてきたのは、私たち大人だ。現実を知った一人ひとりが、変えるために行動しなければ、それは加害を容認することになる。『SNS-少女たちの10日間-』は4月23日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SNS少女たちの10日間 2021年4月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開@2020 Hypermarket Film, Czech Television, Peter Kerekes, Radio and Television of Slovakia, Helium Film All Rights Reserved.
2021年04月21日キッズコーディネーショントレーナー(※1)という資格を持つお笑い芸人の小島よしおさんが、今回は「おはよう! おやすみ! ゲーム」を紹介してくれます♪ このゲームでは、子どもの反射神経を鍛えることを目的としています。 ※1 キッズコーディネーショントレーナーとは、子どもの発育発達面や心理面を理解し、運動神経能力の向上を図るためのプログラムを提供できる指導者のことを言います。 「おはよう! おやすみ! ゲーム」で楽しくトレーニング♪ 「おはよう! おやすみ! ゲーム」は、画面に出てくる「太陽」「月」「よしおさん」を瞬時に判断して、それぞれに合ったポーズを取り、セリフを言うというトレーニングです。画面がコロコロ変わっていくので、小さい子でもきっと楽しめる、簡単でおもしろいトレーニング内容になっています。 ◆画面をよく見て素早く反応しよう! 画面には太陽や月のほか、よしおさんが出てきます。画面に太陽が出てきたら片手を挙げて「おはようございます」と言い、月が出てきたら両手で布団をかけるようにして「おやすみなさい」と言いましょう!◆よしおさんが出てきたら「おっぱっぴー! 」 たまに、太陽や月にまぎれて、よしおさんが出てくることがあります! そのときは「おっぱっぴー! 」と元気な声で言ってくださいね。 画面が瞬時に切り替わっていくので、お子さんも楽しめると思います♪ いろいろなバージョンのよしおさんが出てくるので、そこにも注目してみてくださいね☆ ぜひママやパパも一緒にお子さんと楽しんでください! ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!
2021年04月20日キッズコーディネーショントレーナー(※1)という資格を持つお笑い芸人の小島よしおさんが、今回は「足し算じゃんけん」をご紹介♪ 今回は体を使ったトレーニングではなく、頭を使うトレーニングになります! ※1 キッズコーディネーショントレーナーとは、子どもの発育発達面や心理面を理解し、運動神経能力の向上を図るためのプログラムを提供できる指導者のことを言います。 頭の体操! 「足し算じゃんけん」をやってみよう 「足し算じゃんけん」は、頭を使うことを目的としたトレーニングです。小島さんが数字を言いながら、じゃんけん(※1)を出します。皆さんは小島さんが出したじゃんけんの数と、自分が出すじゃんけんの数の合計が、小島さんが言った数字になるよう、後出しでじゃんけんを出してください。 ちなみに、足し算じゃんけんをするときのかけ声は、「足し算じゃんけん、じゃんけん、○」になります。○のところには数字が入ります。 (※1)グーは「0」、チョキは「2」、パー「5」になります。 ◆例えば、小島さんがグーを出しながら「5」と言ったら? 小島さんがグーを出しながら「足し算じゃんけん、じゃんけん、5」と言った場合です。このとき、小島さんはグー(0)を出しているので、「5」にするためには「パー」が必要です。そのため、答えは「パー」を出すのが正解になります!小島さんの言った数字になるように、小島さんが出したじゃんけんは何のなのか、自分が出すべきじゃんけんはどれなのかをしっかりと考え、じゃんけんを出すようにしましょう! ◆小島さんがチョキを出しながら「4」と言ったら? 次は、小島さんがチョキを出しながら「足し算じゃんけん、じゃんけん、4」と言った場合です。この場合は、小島さんの手の数「2」とあなたの手の数を足して「4」になるようにしたいので、出すべきじゃんけんは「2」のチョキになります。 「足し算」と聞くと難しい印象を持つかもしれないですが、最初からできなくても何回も繰り返しおこなうことで、意味が分かるようになりますよ♪ 子どもはじゃんけんが大好き! 特に今回の内容は小さい年齢のお子さんには難しいと思うのですが、まずは楽しむことを第一に親子でチャレンジしてみてください☆ ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!
2021年04月10日一番奥に生えてくる永久歯、『親知らず』。状況によっては、炎症や虫歯の原因となり抜歯が必要な場合もあります。2021年4月8日、タレントの小島瑠璃子さんがTwitterを更新。公開した写真が話題になっています。2本の親知らずを抜歯した小島瑠璃子、術後の姿を公開歯茎に埋まっている親知らずを、2本抜歯したという小島さん。『#同一人物とは思えない画像を貼れ』というタグを添えて投稿すると、「大丈夫かな」「誰!?」などの声が上がりました。ネットをざわつかせた写真がこちらです!親知らず下二本同時に抜いたwwwww変顔にするアプリじゃないよ #同一人物とは思えない画像を貼れ pic.twitter.com/7vsaVEOPCq — 小島瑠璃子 (@ruriko_kojima) April 8, 2021 普段は小顔な小島さんですが、抜歯の腫れによって顔が四角になってしまっています…!通常の時の顔と並べると、その違いに驚いてしまいますね。自分の抜歯後の顔に対して、小島さんは「変顔にするアプリで撮ったわけじゃないよ」や「食パンマンになった」などとジョークを混ぜてコメント。抜歯後の小島さんの顔を見た人からは、さまざまな声が上がりました。・こんなに腫れていてもかわいいなんて…!お大事にしてくださいね。・『アンパンマン』に出てくる、食パンマンみたい。かわいくて少し笑ってしまいました!・大丈夫ですか!?そんなに腫れるんですね…。本人はいたって元気そうですが、ファンからは心配の声も上がったため、小島さんは、その後このように説明しました。親知らずが埋まってて、切開して砕いて抜いたのでこんなに腫れました これから抜く方、心配になってしまってたらごめんなさい普通に抜いたらこんなに腫れないらしいです!✨— 小島瑠璃子 (@ruriko_kojima) April 8, 2021 小島さんが受けたのは、歯茎を切開して親知らずを砕くというものだったため、ここまで腫れたのだとか。腫れた顔さえも美しい、小島さん。きっと抜歯後の痛みもあるはずですが、それでも明るく振舞う姿に、多くの人が心をつかまれたことでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年04月09日恋のこと、仕事のこと、家族のこと、友達のこと……オンナの人生って結局、 割り切れないことばかり。3.14159265……と永遠に割り切れない円周率(π)みたいな人生を生き抜く術を、エッセイストの小島慶子さんに教えていただきます。実は先月入院していたという小島さん。第40回のテーマは入院をして気づいたことについて綴っていただきました。お腹に走った激痛それは突然訪れました。東京の真ん中で、ひとりぼっち。未明にデスクの前で寝落ちしていた時、お腹に走った激痛で飛び起きました。そこからは記憶も途切れ気味なのですが、文字通り叫びながら悶絶し、ついには自分で救急車を呼んで、病院に運び込まれたのでした。要は過労で、腸が悲鳴を上げたみたい。あのいわゆるお腹が痛い時の差し込むような痛みのマックスさらに倍!の激痛に見舞われ、人生で陣痛の次に痛かった……ここまでで6回も「痛」って字を書いたぐらいもう、本当に辛かった。運び込まれた救急処置室のベッドで激しい吐き気に襲われ、腹の底から轟音を響かせて嘔吐する私の背中を、看護師さんが優しくさすってくれました。ああそのなんと嬉しかったこと!だって、人の手が体に触れたのは1年ぶりだったから。去年の1月からずっと家族と離れ離れで、寂しさのあまり猫そっくりの手触りのクッションを買って、抱いて寝ていました。だから温かな人の手が、労りに満ちた慰撫を与えてくれたことがもう本当に嬉しくて、吐きながら泣きました。ナースは天使って本当です。泣きながら脳腸会議検査の結果、幸い重篤な病気ではなかったものの、ぬおおおと唸りながらのたうち回っている有様で、即入院と相成りました。痛み止めの点滴を打ちながら朦朧とすること数日。腸を休めるためにしばらく絶食です。点滴で栄養と水分は足りている。じっとしているからエネルギーも消費しない。痛みが和らぐにつれ、何も飲み食いできないのが地味に堪えました。食の喜びのない生活は実に味気なく、「もう絶対に球根の水栽培はしない。ちゃんと土に植えなきゃかわいそうだ」と思ったほど。そう言えば倒れるちょっと前に見たテレビで、「生物の進化で、腸は脳より先に出来た」「脳は腸の後輩」みたいなことを言っていたなあ。実はものを考えるとか感じるとかってことと腸は深い繋がりがあるらしいけど、こりゃつまり、ついつい無理をする私の脳に、腸先輩が身を呈してストップをかけてくれたんじゃないだろうか。すみません腸先輩、俺ひとりで頑張ってるつもりになってました……と泣きながら脳腸会議をしていたら、なんだか無性に心細くなりました。何しろ夫は8000キロ彼方のオーストラリアです。気を揉んでもどうやったって駆けつけることはできません。姉は東京からかなり離れたところに在住。身一つで入院したのでパジャマすらなく、ヘロヘロで歩くこともできないので売店にも行けません。頼れるのは23区内に住んでいるマネージャーだけ。知らせを聞いてすぐに必要な品を揃えて病院の受付に届けてくれた心遣いがしみじみ有り難かったです。光の速さでお見舞いを届けてくれた仲間たち入院してすぐに行ったのは、各所への連絡です。横になったまま、予定をキャンセルするお詫びのメッセージをなんとか作成。文字を打つのにも体力を使うんですね。3行書くだけで息切れしました。腸壁が剥がれて救急搬送……という字面が想起させる映像の破壊力を申し訳なく思いながら、次々に送信。仕事に穴を開けてしまった精神的ダメージがさらに腸先輩を追い詰めます。情けなくて、ぐったりとベッドに平たくなってメソメソしていました。するとそれを読んだ仲間たちが、光の速さで次々とお見舞いの品を届けてくれたではありませんか。みんなとても忙しいのに、ちょっと近くに寄ったからとか、必要なもの言って!とか、ハートが熱くて仕事が早い。激務で倒れて入院した先達も何人かいます。下着やライナーからアロマディフューザー、ハンドクリームに厳選漫画セットまで、痒い所に手が届く品揃えであっという間に病室が快適空間に。看護師さんや医師も「この部屋、なんかいい香りで癒されますね」と喜んでくれました。しかも仲間達が選んでくれたのは、偶然私が愛用しているハンドクリームだったり、あったらなあと思っていた夜用マスクだったり、お気に入りの漫画だったり、一番好きな香りのアロマオイルだったりしたのです。もう、奇跡ですよね。これはきっと腸先輩が「仲間たちとのご縁に感謝したまえ。そしてなんでも自分で抱え込まずに、もっと上手に頼るんだよ」と言ってくれたのではないか。そこへさらに電子版の寄せ書きまで届いて、テクノロジーと人情のありがたみで涙が止まりませんでした。ほんの一言の励ましでも、弱っている時には、命を潤す恵みの言葉。感謝って、心身を癒す何よりの薬かもしれないなと思います。「iPadの画面に足から入りたいと思った」姉からも心配するメールが届き、老いた母は毎日見舞いの電話をくれます。ああそうだった、私はひとりじゃなかったんだと改めて家族の存在を感じました。さてそんな中、夫と息子たちはどうしていたか。日本との時差は1時間。早朝にいきなり「ううう今、救急車の中…病院に行く(ピーポーピーポー)プツッ」という電話で叩き起こされた夫は、さぞ心配したでしょう。結局、連絡できたのはその日の夕方ごろ。息子たちとビデオ通話で会話を試みるも痛くて話せません。家族に会えない私よりも、遠く離れてなす術もない夫と息子たちの方が辛かったでしょう。夫は後日「あの時は、iPadの画面に足からぎゅうっと入りたいと思った」と言っていました。それにしても本当に、ビデオ通話の有難いことよ。入院中もオーストラリアの家族と繋いで一緒にご飯を食べたり(私は流動食だけど)おしゃべりしたり、いつも通りに過ごすことができました。今、一人暮らしの部屋でこれを書いている横でも、画面の向こうでは夫がデスクに向かっています。パンデミックで自由に行き来ができない世界で、一体どれほどの人がこの技術で孤独を和らげていることでしょう。退院して気づいたことでもね、これまでの私はちょっと無理をしていました。オーストラリアに家族の拠点を移して7年余り、私だけ東京で働く生活を続けてきましたが、昨年からはパンデミックで子どもたちの夏休みや冬休みにオーストラリアに戻ることもできず、ずーーっとひとりぼっちです。退院後10日ぶりに帰宅して、倒れた時のままの部屋を見た時、初めて自分を可哀想だと思いました。こんなところで1人で頑張って、倒れて叫んで震えながら119番して運ばれて行ったなんて、あんまり慶子が可哀想だ、と泣けてきました。その瞬間、私はあのうずくまって痛がっていた自分の傍に立って、そっと抱きしめたのです。過去の自分を労ることができた時、人は傷から回復するのだと聞いたことがあります。私は何から回復したんだろう。それはまだわかりません。腸壁と一緒に、何かが私の中で再生したはずなのです。会いたくてたまらないから、近く感じるもう無理をするのはやめよう。ビデオ通話があるから寂しくないんじゃない。寂しいからビデオ通話をするんだ。会えなくても家族を近くに感じるんじゃない。会いたくてたまらないから近く感じるんだ。そういう弱りきった自分にうんと優しくしてやってもいいじゃないか。周りに頼って、弱音を吐いて、ああ人生って思うようにならないなあと涙目になってもいいんだよね。鼓舞し続けてボロボロになった心が、腸から滲み出たセロトニンとオキシトシンに浸されて、ちょっとずつ修復されていく感じがします。退院してから1ヶ月。もう生活はいつも通りに戻ったけど、ひとつだけ戻らないものがあります。ご飯の硬さです。ずっと硬めに炊いていたのに、退院直後は水分を多くしたご飯を食べなくちゃいけなくて、そしたら初めて分かったんです。私、ほんとはうんと柔らかいご飯が好きだったんだ……弱い自分になってみると、いろんなことが見えてくる。自由は強者が手にするものだと思っていたけど、そうじゃないんですね。腸先輩には本当に、感謝しかありません。
2021年03月23日キッズコーディネーショントレーナー(※1)という資格を持つお笑い芸人の小島よしおさんが、今回は「ウェイウェイ反射神経トレーニング 上級編」をご紹介します♪ 前回紹介した「ウェイウェイ反射神経トレーニング」より難易度がアップした今回のトレーニング! ぜひチャレンジしてみてくださいね。 ※1 キッズコーディネーショントレーナーとは、子どもの発育発達面や心理面を理解し、運動神経能力の向上を図るためのプログラムを提供できる指導者のことを言います。 矢印の色で瞬時に判断! 反射神経を研ぎ澄まそう 今回ご紹介するの「ウェイウェイ反射神経トレーニング 上級編」は、反射神経を鍛えることを目的としたトレーニングです。動画上に青い矢印が赤い矢印が、左右や上下に出てきますので、その矢印の方向に体を動かしましょう。 ◆青が出たら「ウェ~イ」、赤が出たら「ピーヤ」! 今回は、青い矢印が出てきたら「ウェ~イ」、赤い矢印が出てきたら「ピーヤ」をしながら、矢印の方向へと体を動かします。矢印が出てきたら瞬時に「ウェ~イ」なのか「ピーヤ」なのかを判断し、体を動かすことがポイントです。 ◆青の矢印の場合 青い矢印が出てきたら、出てきた方向に「ウェ~イ」と言いながら体を動かします。 ◆赤い矢印の場合 赤い矢印が出てきたら「ピーヤ」と言いながら、片手でおでこに手を当てて離します。 前回のトレーニングだと、矢印の方向だけを気にしていれば良かったのですが、今回の「ウェイウェイ反射神経トレーニング上級編」では、矢印の方向に加えて、矢印の色も気にしなくてはなりません。そのため、矢印が出てきたら瞬時に色と方向を確認し、判断する能力もとても大切になってきます。ぜひママやパパ、お友達などと一緒に上級編も挑戦してみてくださいね♪ ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!
2021年03月21日キッズコーディネーショントレーナー(※1)という資格を持つお笑い芸人の小島よしおさんが、今回は反射神経を鍛えるトレーニング方法をご紹介します♪ YouTube動画を見ながら、矢印が出る方向に「ウェ~イ」と小島さんと一緒に体を動かしてみてくださいね! ※1 キッズコーディネーショントレーナーとは、子どもの発育発達面や心理面を理解し、運動神経能力の向上を図るためのプログラムを提供できる指導者のことを言います。 反射神経を鍛えるトレーニング! 今回ご紹介するのは、矢印に方向に「ウェ~イ」と体を動かすトレーニングです。このトレーニングでは、「反射神経」を鍛えることを目的としています。上の画像にある青い矢印が左右や上下に出てきますので、その矢印の方向に体を動かしましょう♪ ◆矢印を追いかけて、矢印の方向に体を動かそう! 矢印が左右や上下に出てくるので、矢印が出てきた方向に「ウェ~イ」と体を動かします。矢印が出てくる前に体を動かすのではなく、矢印が出てきてから瞬時に体を動かすことがポイントです! ◆矢印が左または右の場合矢印が左または右に出てきたら、出てきた方向に「ウェ~イ」と言いながら体を動かします。 ◆矢印が上の場合 矢印が上に出てきたら「ウェ~イ」と言いながらジャンプをします。 ◆矢印が下の場合 矢印が下に出てきたら「ウェ~イ」と言いながら膝を曲げ、体をかがめます。 どの矢印が出て来るかはランダムなので分からないのですが、矢印が出てきたら瞬時に方向を確認し、体を動かすことで反射神経が鍛えられます。 今回は小島よしおさんのギャグを使った簡単でおもしろい反射神経を鍛えるトレーニングを紹介しました! ぜひ動画を見ながら小島よしおさんの動きをマネして、反射神経を鍛えてくださいね♪ ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!
2021年03月14日恋のこと、仕事のこと、家族のこと、友達のこと……オンナの人生って結局、 割り切れないことばかり。3.14159265……と永遠に割り切れない円周率(π)みたいな人生を生き抜く術を、エッセイストの小島慶子さんに教えていただきます。第39回のテーマは「わきまえる/わきまえない」ことについて。私も「わきまえて」きたあなたは、空気を読むのが得意ですか?求められる役割をちゃんとわきまえて行動しているでしょうか。森喜朗東京五輪・パラリンピック大会組織委員会・前会長の女性差別発言をうけてTwitterでは「#わきまえない女」というタグが盛り上がりました。森氏は、日本ラグビー協会では女性理事が活発に発言するので会議が延びて困るが、五輪組織委員会の女性理事たちはそれと違って「わきまえておられる」ので余計な発言はしない、そういう女性理事なら歓迎だという趣旨の発言をしました。つまり、森氏の方針に従順な女性なら仲間に入れてやるということです。さらには、女性理事は発言時間に制限が必要だとも。当然、こうした女性差別発言は国内外から強く批判され、森氏は辞任。けれど謝罪会見でも、ことの本質を理解しているとは言い難い態度でした。こうした「森さん」的な人はあちこちにいますよね。これまでそんな男社会の空気を読んで、オンナの身の程を「わきまえた」行動をしてきた女性はたくさんいます。私にもその経験があります。そうしなければそこにいられないのですから、他に選択肢はありません。女は男に口を挟まない、女は男に異を唱えない、女は可愛げのある態度で、男をケアすることに専念するべき。場を和ませ、華やげて、男をいい気分にさせるのが務め。女にしかできない役割だと誇りを持っている女性もいるでしょう。けれど私は、それは対等な扱いではないと思いました。いくら制度上男性と同じ待遇でも、実際に求められる役割が男尊女卑を強化するようなものであるなら、対等な扱いとは言えません。「共演者の男性を立てるようにリアクションして」かつて私がメインパーソナリティを務めていたあるラジオ番組で、プロデューサーから「中年男性にもっと聴いてもらいたいから、日替わり共演者の男性たちを立てるようなリアクションをして、おじさん受けする喋りに変えてほしい」と言われました。急にそんな不自然な喋り方になったらリスナーはすぐにおかしいと気がつきます。それはできないと言いましたが、どうしても意見が折り合わず、自ら番組を降板しました。私は共演男性に対しても男性リスナーに対しても対等な立場で敬意を持って喋っていました。男に聴かせるには男をいい気分にさせればいいというそのプロデューサーの発想は、女性も男性もバカにした態度だと思いました。自ら降板するのはまさに「わきまえない」行動だったため、わがままだとか勝手だとか言う人もいましたが、性差別的な番組の方針と合わないなら、自ら身を引くほかありませんでした。こういう話をすると必ず、それくらいのことで意地を張らなくてもとか、男だって同じことを求められて耐えているという声が上がります。部下は上司に口を挟まず、異を唱えず、従順な草履取りであるべし。上司がご機嫌になるよう場を盛り上げるのが務め。俺たちはそれを当たり前のこととして耐えているのに、女だけ被害者ヅラするな。むしろ女は、俺たちよりも若い時から目をかけられ、可愛がられて得をしているじゃないか。女を売りにして、上司に取り入っているじゃないか。都合のいい時だけセクハラや差別を持ち出して、男がみんな悪者みたいな言い方をするな。女はいいよな、声をあげれば世間が味方してくれて。俺たちはたとえ声をあげても、単に負け犬扱いされて終わりなのに、と。敵は女性ではないそう、問題は同根です。男性が権威主義的な上下関係の下で個を抑圧された「兵隊」をやらされるその構造に、性差別が掛け算になったのが、女性の置かれている立場です。女性のしんどさは「俺たちのつらさ」と別物なのではなく、男のつらさに「常に性的な眼差しに晒され、性別を理由に不当に扱われ、排除される苦しみ」が掛け算になっているのです。だから、もし女性差別に対して「男の方がもっと……」と言いたくなったら、その自分を苦しめている理不尽な男社会を変えるには、女性差別をなくすことが近道なのだと気づいてほしいです。同質性の高い組織で、”正規メンバー”以外は理不尽な扱いをされて当然というその価値観と構造こそが闘う相手なのであって、敵は女性ではありません。同調圧力の高い組織では、「森さん」的なリーダーの下で空気を読んで身の程をわきまえればわきまえるほど、抑圧的で差別的な価値観に加担することになってしまいます。では、”わきまえない”人になるにはどうしたらいいのでしょう。女性差別は許せないけど、いきなり文章を書いたりデモをする勇気はないし……という人がほとんどでしょう。けれど、普段の行動をほんの少し変えるだけでも、確実に世の中の空気は変えられます。まずは、政治家や著名人などの差別発言のニュースをスルーせずに、これはおかしいよね!と思ったらSNSなどでシェアしたり、家族に話したり、一言「差別にNO」と書き込むところから始めてもいいですね。テレビの差別的な表現には、放送局にメールや電話で意見を送るのも効果的です。そうした意見は制作現場に届きます。現場は視聴者の意見をかなり気にしているのです。身近なところでできることで言えば、職場などで今までは同調していた場面で同調するのをやめるというのもアリです。たとえば上司がセクハラ発言をしたり、女性をバカにしたような発言をしたときに一緒になって笑わない、というのは地味なようですが、無理なく確実に空気を変えるいい方法です。男性だけでなく、女性も「こんなことで怒ったら頭の固い女だと思われる」と周囲に合わせて差別的な冗談に笑うことも少なくありません。でもそれは「女性だって笑っているのだから、女性を侮蔑するようなことを言っても構わない」と差別発言にお墨付きを与えることになってしまいます。その場で「今のはひどいです」と言うのはハードルが高すぎるなら、今まで笑っていた場面で笑わないようにするだけでも、それを見た周囲の人が「ここで笑うべきではないのかな」と気づくきっかけになります。堂々と「わきまえない」言動ができなくてもやれること誰かが女性をバカにしたり、性的少数者を貶めるような発言をしたときに、その場のみんながどんな態度をとるかを当事者はよく見ています。みんながドッと笑っている中で、孤独や不安を感じている人が必ずいるのです。だからもし「ここは笑うべきではない」という態度をとる人が一人でもいれば、誰かを孤独にしないですむかもしれないのです。差別されて傷ついたり落ち込んでいる人がいたら、さりげなく声をかけるのも無理なくできることですね。まずはそんな小さなことから始めてみると、次第に小さなわきまえない運動をしている仲間が見つかります。仲間ができれば、例えば組合に相談するとか、会社の窓口に連絡するなどの行動も取りやすくなるでしょう。会議の場などで堂々と「わきまえない」言動をする勇気がなくても、できることはあるのです。そしてもし、勇気を出してわきまえない発言、つまり理不尽な圧力に屈せずに大事なことを発言した人がいたら、どうかその人を一人にしないでください。その場で「私もそう思う」と言うのがどうしても難しければ、その人に目で同意を伝えたり、頷いたり、後で賛同を伝えることもできます。そして同じ気持ちの人を見つけて、次は何人かで発言することもできるかもしれません。そんなことで何が変わる?と思うかもしれませんね。でも、変わるのです。ここ5年の日本の社会の変化を見ても、目覚ましいものがあります。森氏の発言が2016年だったら、よくあること扱いで、辞任には至らなかったでしょう。この5年で一人のヒーローが日本を変えたのではありません。大勢の人が暮らしの中で地道に「おかしいよね?』「これ、怒っていいよね」と考え、言葉に出してきたから世論が変わったのです。一人の呟きは決して無駄ではありません。息苦しい日本を変えたいと思ったら、まずは「小さなわきまえない運動」から、始めてみましょう。
2021年02月25日