くらし情報『失業者100万人、病院倒産…コロナ禍長期化で迫る深刻な危機』

2020年4月23日 06:00

失業者100万人、病院倒産…コロナ禍長期化で迫る深刻な危機

品薄になるスーパーも(写真:時事通信)

品薄になるスーパーも(写真:時事通信)



外出自粛期間が続き、すでに人々の間では“コロナ疲れ”“コロナうつ”といった言葉も広まっている。コロナ禍長期化は今後、日本にどのような影響を及ぼすのだろうか?NPO法人「医療ガバナンス研究所」の上昌広理事長は言う。

「おそらく5月の連休明け以降も、緊急事態宣言は継続されると思います。さらにハーバード大学の研究グループが指摘するように’22年まで、外出自粛要請が断続的に続くのではないでしょうか。感染をおそれて病院での診療を敬遠する方も増えています。たとえば私がチームでやっているナビタスクリニック・グループも、3月は昨年に比べて患者数が4割減です。今後は倒産する医療機関も増えていくと思います」

病院ですら倒産すると、上理事長が指摘するように、経済の専門家たちによれば、コロナ禍長期化の日本経済への打撃はかなり深刻なものになるという。

「景気ウォッチャー調査で特に影響が顕著となる順番としては、(1)旅行・交通関連、(2)百貨店、(3)飲食関連、(4)レジャー施設、となります。
旅行業界でいえば3月に日本を訪れた外国人旅行者数は、前年同月と比べて93%減です。

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